越知山登山

久しぶりの越知山、ご存知のように、今年は白山開山１３００年祭だ。泰澄大師が幼少から３６歳まで修行したところと知られている。飛鳥から奈良に時代が移ってすぐの頃、福井に大変優れた僧が存在していたと伝えられている。ところが、空海や最澄といった表舞台に登場した僧よりも、それ以前に活躍した泰澄大師は歴史の表舞台にはあまり登場することはない。理由はいくつかあるようだが、ここでは言及することは差し控えることとする。とにかく、残雪の山、「泰澄本道」を歩き、越知神社、大師堂、奥の院、別山とお参りし、独り占めの展望台でゆっくりとおにぎりを頬張り、熱いコーヒーをいただくという贅沢な時間と春の彼岸、登山道脇の石仏を拝みながらご縁に合わさせていただいた。