活動データ
タイム
33:00
距離
0m
のぼり
0m
くだり
0m
活動詳細
すべて見る前々から気にはなっていた隠岐の島。 金沢からでは流石に簡単に行って来れる場所ではないが、急に連休が空いた今回 仲間と共に充実した島旅を満喫して来た。 17日金曜、仕事を早く終わらせ さ~てどこ行く?!。 どこに行っても外れはなさそうな連休の天気予報。 しかしケガしたこの両足首で雪山に登れんのか?...いや無理だ。 となれば西に向かって瀬戸内海でも見て来よっか...となる。 そんな時、「あの二人ならどこか知ってんじゃねーか」と、彼らの事をふと思い出した。 以前岐阜で拾ったあのヒッチハイカーの青年達だ。 すぐにLINEしザック一つ担いで行くあても決めず16時 高速に迷わず乗りこんだ。 昨年のチャレンジ・ダイトレ以来、約1年振りに山仲間と大阪で前夜祭。 そんな時二人目の青年からも返信が来る。 さすがどちらも足で回ってるだけあって、事細かに教えてくれた。 そこで二人とも共通して勧めてくれたのが「隠岐の島」 場所とフェリーの出航時間だけ確認したこの瞬間... やっと今回の連休の行先をここだと決めたのであった。 一人は明日用事があるようだが、 ハムさんはどこかを一人で登る予定だったらしい。 :じゃ~一緒に行きますか!なんなら泊まって来ましょうか?! :よ~し 行こうやないか!! これでメンバーも決まった(^.^) 翌日フェリー乗り場で初めて島のパンフレットを見てささっと情報収集。 ここで大きな決断を迫られる。 始発の9:00発隠岐の島町行か、それとも9:30の西ノ島町行か。 パパッと流し読みし、結局2便目に決めた。 「まずは優先的に行きたい摩天崖のある西ノ島で1泊し翌日フェリーで隣に渡ろう」 という作戦だったが、船内で再度出発時間を確認すると、なんと朝イチ西の島発の便が無い...これはマズイ(;_:) この島での観光をいかにロスなく熟すかはフェリーの時間を上手く使うかどうかで大きく左右される。 船に乗り込んでしまった今それを知ってもどーにもならんが、 そんな事あんのも旅の楽しさのひとつだと スパッと割り切る。 再度船内で二日間の工程の段取りを決め直し、バッチリ決まった所でせっかくの船旅を満喫していた。 定刻ピッタリに西ノ島に到着し、まずはチャリをレンタル。 今日は国立公園の摩天崖1本に絞った為、どうせなら島の空気も一緒に楽しもう。 そんな事を思いながら電動チャリで気持ち良く坂を登ってる自分に対し、 チャリダーのハムさんはママチャリで急な峠を気合いで駆け上がっていった。 8kmほど走ると国立公園の看板があり、そこを過ぎた分岐で迷わず摩天崖方向へ。 ここから標高差200mのヒルクライムがスタート。 と思いきや、さすがのハムさんもママチャリではキツそう... 早々に「もうあかん(>_<)」って事で、ふたり仲良く押し歩き。 しばらくして普通に道のど真ん中に立ってるポニーの検問を受け、頂上駐車場になんとか辿り着いた。 そこからのジオパーク隠岐の島はまさに絶景! 下手に言葉にする事が出来ない それはそれは素敵な風景でした。 さらに通天橋や観音岩等の奇岩も是非おススメしたい...そんな場所だった。 フェリー乗り場に帰り、ようやくビールで乾杯! するとカワハギの刺身とキモが出てきた。 「それ頼んでないっすよ」 「うちの付け出しよ♪ ピーナッツは買わなきゃいけないけどこれはタダだしね(^.^)」 にこやかな店のおばちゃんと居合わせた常連さんに教えてもらった情報を楽しみに 意気揚々と”フェリーしらしま”にて隠岐の島町へと向かった。 先のフェリー乗船時に予約出来た民宿はターミナルからわずか3分の場所。 ここでもにこやかな女将さんが待っててくれる。 小さい宿ではあるが14畳の和室に2人とはなんとも贅沢。 貸切風呂形式なのでご夫婦でくるのもいいかも♡ この日は我々含め みな素泊まりらしい。 そこで「せっかくなんで島らしいものを食べたい。ちょっと汚いくらいがちょうどいいんですが」 それならここしかないとばかりに一軒、快く教えてくれた。 宿からしばし歩くと、その店の前は車も通れない狭い道で、店構えも思い描いた通りの雰囲気。中は10名ほど入れば一杯だが、ちょうどカウンターが空いていた。 再度乾杯した後、カウンターの中を覗くと旬の魚がそのままの姿でケースに並べられている。 ここのメニューはその中の魚を選ぶという 実に面白い店だった。 そこにさらに常連さんらしき二人がやって来て隣に座る。 もちろんいつも通り一瞬で和み、いろんな事を教えてもらった。 ついでに、 :明日早く出発したいんすがどこかで朝食取れる所あります? :ならうちにいらっしゃい! 7:15からやってるよ。 なんと近所の喫茶店の方だった。 8時からのレンタカーをすぐ借りたかったので願ったり叶ったり! この日はそのまま店の女将さんも交えて 大いに盛り上がった。 もちろん翌朝はその店へ。 10分遅刻して来たねーさんも朝からテンションが高い! ボリュームあるモーニングとレンタカーもすんなり借りれ、順調に二日目をスタート出来たのでした。 フェリーの出発時間に合わせ14時には戻っておきたい。その間にどれだけ回れるかが勝負。 全てはとても無理なんでとりあえず5つに絞り要領よく回る事にした。 かぶら杉・トカゲ岩・乳房杉、ここまでは計算通り順調に回る。 なにせ走ってる車がほとんどいない。この日すれ違ったのは10台ほどだろうか。 そして次の大満寺山、島最高峰は是非おさえておきたいが反対の屏風岩も捨てがたい。そこで登山口で二手に分かれる作戦とした。 どちらも30分ほどで登り切ったが、後で聞くと大満寺山は海側しか展望がきかなかった様だ。 それとは逆に鷲ケ峰は360度の展望と屏風岩が目の前にそびえ立つ。 ついさっき見たトカゲ岩もここからも見る事が出来る。 切り立った岩場を登らなきゃいけないがどちらかといえば...後者の方を勧めたい。 さー残すはあと一つ、「日本の滝百選」「全国名水百選」にも選ばれた壇鏡の滝。 高さ40m、屏風の様な岩壁から流れ落ちるこの滝は今回決して外すことは出来ない。 島の東側から一気に西側海岸を目指して突っ走る。 地図上では山間地の林道を走れば近道に見えるが、レンタカー屋のおねーちゃんもこの道はお勧めしないとの事だった。帰りに走ってはみたが、アスファルト道ではあるが道が狭いのと落石がかなりある。ほとんど車が通らないので落石情報が遅れれば、また無駄に引き返す事になる。やはり西側の海岸から回った方が良さそうだった。 駐車場から大きな夫婦杉の間を通り5分ほどでまずは左手に雌滝が見えてくる。 これは後で知ったが、最初はこれが壇鏡の滝だと思い 少々気抜けした。 しかしたまたま先の階段を登ったお蔭でメインの雄滝・壇鏡の滝を見つける事が出来た。案内板も見かけなかったので、気が短い人ならそのまま帰っちゃう事もあるかもしれない。よ~く周りを見る注意力が必要である。 社殿横から滝の後ろへ回り込む事も出来、滝の落ち口にも道は繋がっている。 間近で見るそのスケールは決して写真からでは伝わらない 素晴らしいものだった。 ターミナル付近に帰って来たのは13:30。 再度あの喫茶店に入り、 :「ただいま~!」 :「おかえり~ どうだった~楽しめた~?」 :「お~ 昨日のあんちゃんか!山登れたか!!」 :「おっ!おとーさんもいらしてましたか!バッチシですよ~」 初めての島でこれが出来る! 島の人はホントに温かい方ばかりでした(^.^) 今回同行して共に回ってくれたハムさん。 そして島で出逢った様々な方々。 さらに隠岐の島を勧めてくれた旅人の青年達。 みんなのお蔭で楽しい旅が出来ました。 大阪経由で多少距離も伸びましたが、往復1250kmは楽しいドライブでした。 ホントにありがとう(^.^) 隠岐の島はこれからがシーズンです! またいつか今度は是非家族と ゆっくりと訪れてみたいものです。 「感島」(かんどう) この島にはこの文字がピッタリでした。
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