手強かった白木峰(富山市)

2017.03.25(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 37
休憩時間
1 時間 34
距離
9.5 km
のぼり / くだり
1130 / 1122 m
2 54
1 21
32
1 27

活動詳細

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【アクセス】  富山市旧八尾町から国道472号線を21世紀の森キャンプ場に向かっていくと、キャンプ場すぐ手前の大長谷温泉の広い駐車場に駐車できました。この先の林道は当然除雪してないので通行はできません。国道472号線は酷道472号線と言われるくらいに狭い場所がありますが、もう路面に積雪は無く凍結防止剤が散布してあり、凍結部分はごく一部でした。 【天気】  晴れ 【コース状況】  標高が低いところは林道を歩けますが、標高が高いところの林道は積雪が多く雪崩れたりして、通行するのはちょっと厳しいと思います。尾根を登る夏道はトレースがありますが、標高が高くなると積雪でやや不明瞭、赤テープの類は設置してないので、ガスったりすると道迷いとなるかも。 【感想/記録】  土曜日〜日曜日はまたお天気の良い予報なのですが、日曜日は用事があるので山行は土曜日のみ。まず候補と考えたのは、やすのりさんが登頂された爺ヶ岳東尾根。でも累積標高差が1800m程にもなり、途中にはナイフリッジもあり厳しそう。最近県外に遠征ばかりしていて、財布も厳しい状況(笑)。そして山行の疲労が積み重なったのか体調も今ひとつ。なので県内のお山へと思ったら、鍬崎山は立山山麓のゴンドラが不具合が見つかり営業終了となって、いきなりハードルが高くここも無理。初雪山は登山口が新潟県境なので、ちょっと遠く高速道路の料金が痛い。まさかわさんが行かれた前大日岳も魅力的でしたが、林道歩きが大変そう。となると、先々週J氏さん達が行かれ富山市からも近い白木峰へ行くことに。  白木峰は夏季なら林道で登山口の8合目まで車で行けるお手軽なイメージがありますが、今の時期は林道は閉鎖されているので、麓から歩いて行く事になります。7時頃に大長谷温泉の駐車場に到着し7時10分頃に出発。最初は林道を歩きますが、朝は晴れて放射冷却のためか気温は−4℃程と冷え、雪も締まっていましたので、つぼ足で歩いて行きます。しばらく歩きゲートを越えて登山道を登っていくと、また林道に合流。さらに歩くと雪が切れていたり雪崩れた斜面を歩いて、ブナ林の尾根を歩く夏道を登ります。ここで暑くなったのでアウターを脱ぎ、スノーシューとストックを装備して登って行きます。  ここからはいきなり急斜面となり、スノーシューでは登るのが大変になりますが、トレースを追ってなんとか登り上げると、ちょっと斜度が緩やかに。昨日は降った新雪が締まった雪の上に乗った雪面は、スノーシューで歩きやすのですがまだまだ坂は続きます。林道と登山道が交わるところで休息しながら進むと、10時過ぎにようやく8合目の登山口に到着。雪が多いためトイレは埋まってどこにあるのか分からなくなっていました。ここからは右側に巻いていく登山道があるのですが、雪崩れに埋まって道が分かりません。なので直登コースを進むしかありません。  目の前に立ちふさがる斜面はかなり斜度が急なので、ゆっくりと登って行くと徐々に斜度が増してスノーシューで登るのが大変に。ステップを作っても新雪が深くなり脆くて崩れやすく、ストックで身体を支えようとしても、やっぱり崩れてしまいます。なかなか標高が上げられないので、心が折れそうになり撤退の2文字が浮かびましたが、時間はまだあったのでゆっくりと少しずつ登って行くと斜度が少し穏やかになり、ようやく林道にでました。この林道は左へ進むと巻いていけるのですがやっぱり雪崩で埋まっているので、直登するしかなくまたゆっくりと登っていくと、ようやく斜度が緩やかになり頂上手前が見渡せるように。  ダケカンバが生えている広い斜面の雪原が目の前に広がり、立ち休みしながら進むと平らな雪原にでました。少し進むとようやく山頂標が見えて、11時半過ぎに山頂に到着。春霞で眺望はちょっと良くなかったのですが、お天気は良いので北アルプスや白山、金剛堂山、加賀の山々が見えて頑張ってきた甲斐がありました。ここで昼食を食べようとしましたが、雪に埋もれた白木山荘へは降りてまた登り返すのが大変そうでしたので、適当なところで北アルプスを見ながら昼食。トレーニングのつもりで、水とジェットボイルを持ってきましたのが、重くて荷揚げするのが大変でしたが、カップスープとコーヒーで一息つくことができました。  12時半前には下山を開始。帰りはJ氏さん達のように仁王山へ周回したかったけど体力はもう無く、来た道を降りていくことに。急坂をスノーシューで下りるのはつんのめりそうでだったので、最初はスノーシューを履いたままバックステップで。次の急坂はスノーシューをいったん外してつぼ足で踵を蹴り込んでいけば簡単に降りられる、と思ったら派手に踏み抜き片足が穴にはまってしまったので、持ってきたピッケルを使って尻セードで降りました。この後も急坂は面倒なのでスノーシューを着けたままで、尻セードしましたが、午後からは雪が腐って雪面が柔らかくなったので、手で雪を押さないとなかなか滑れませんでした。ようやく歩ける林道に出ると雪は腐ってスノーシュー無しでは歩くなくなり、14時50分頃に登山口に到着。白木峰は比較的標高の低いお山でしたがまだまだ雪深く、急斜面をスノーシュで登るには大変で、下山後はもうクタクタでしたが眺望はマズマズで良いトレーニングができましたとさ。 【注意点や反省点】  つぼ足だと急斜面の途中で踏み抜き、この後気温が上がるとさらに踏み抜くことになるかも。  8合目の登山口から続く急斜面が核心部で、雪面が締まっていればアイゼンとピッケルを使いたいくらいです。でも雪面が柔らかく踏み抜くのでスノーシューかワカンが必要だと思います。 【Apple Watch等による計測結果】 ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)   − エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)   − スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)   − 登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)   194 ウォーキングの距離(km)  13.4 歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)  19,088 心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)  − 体重  63.8 -> 62.6  Apple Watchを着け忘れるという痛恨のミスを犯してしまいました。

白木峰・小白木峰 大長谷温泉がある、白木峰山麓駐車場からスタート。
大長谷温泉がある、白木峰山麓駐車場からスタート。
白木峰・小白木峰 こここから取り付きます。
こここから取り付きます。
白木峰・小白木峰 朝の林道は雪面が硬く締まっていました。
朝の林道は雪面が硬く締まっていました。
白木峰・小白木峰 ゲートをまたいで。
ゲートをまたいで。
白木峰・小白木峰 途中には雪が溶けているところもあり。
途中には雪が溶けているところもあり。
白木峰・小白木峰 雪崩れたところをトラバースする林道。
雪崩れたところをトラバースする林道。
白木峰・小白木峰 林道から尾根に取り付きスノーシューとストックを装備して進みます。
林道から尾根に取り付きスノーシューとストックを装備して進みます。
白木峰・小白木峰 結構キツイ斜面です。
結構キツイ斜面です。
白木峰・小白木峰 ブナ林の尾根を登って行きます。
ブナ林の尾根を登って行きます。
白木峰・小白木峰 ようやく見通しがきくところに出ました。
ようやく見通しがきくところに出ました。
白木峰・小白木峰 林道との交差点で一休み。
林道との交差点で一休み。
白木峰・小白木峰 また尾根を登って行きます。
また尾根を登って行きます。
白木峰・小白木峰 また林道との交差点です。
また林道との交差点です。
白木峰・小白木峰 あのピークを乗り換えていきます。
あのピークを乗り換えていきます。
白木峰・小白木峰 ちょっと広い雪原に出ました。
ちょっと広い雪原に出ました。
白木峰・小白木峰 ようやく8合目の登山口に着いて、登って来た尾根を振り返る。
ようやく8合目の登山口に着いて、登って来た尾根を振り返る。
白木峰・小白木峰 右側には巻いていける林道がありますが、雪崩れて埋まっています。
右側には巻いていける林道がありますが、雪崩れて埋まっています。
白木峰・小白木峰 なのでこの斜面を登っていきますが、ここが核心部の急坂でした。
なのでこの斜面を登っていきますが、ここが核心部の急坂でした。
白木峰・小白木峰 なんとか林道との交差点まで登り切りましたが、振り返って見下ろしても斜度が良く分かりませんね。
なんとか林道との交差点まで登り切りましたが、振り返って見下ろしても斜度が良く分かりませんね。
白木峰・小白木峰 金剛堂山付近を撮影。
金剛堂山付近を撮影。
白木峰・小白木峰 再び激急登を登り上げます。
再び激急登を登り上げます。
白木峰・小白木峰 ようやく急坂を登って少し緩やかな斜面になりました。
ようやく急坂を登って少し緩やかな斜面になりました。
白木峰・小白木峰 美しい雪稜ですね。
美しい雪稜ですね。
白木峰・小白木峰 新雪のためスノーシューでもちょっと沈みます。
新雪のためスノーシューでもちょっと沈みます。
白木峰・小白木峰 白木山荘の屋根が見えてきた。
白木山荘の屋根が見えてきた。
白木峰・小白木峰 3月下旬でもエビの尻尾。
3月下旬でもエビの尻尾。
白木峰・小白木峰 樹氷が着いたダケカンバが美しい。
樹氷が着いたダケカンバが美しい。
白木峰・小白木峰 ようやく広い雪原になりました。
ようやく広い雪原になりました。
白木峰・小白木峰 山頂標が見えてきた。
山頂標が見えてきた。
白木峰・小白木峰 一部しか見えていませんが、標高1,596mの白木峰頂上に到着。頂上付近の雪面は新雪が吹き飛ばされてクラストしていました。
一部しか見えていませんが、標高1,596mの白木峰頂上に到着。頂上付近の雪面は新雪が吹き飛ばされてクラストしていました。
白木峰・小白木峰 春霞で眺望は今ひとつでしたが、北アルプスが一望できました。
春霞で眺望は今ひとつでしたが、北アルプスが一望できました。
白木峰・小白木峰 剱岳〜立山。
剱岳〜立山。
白木峰・小白木峰 薬師岳〜北ノ俣岳。北ノ俣岳の奥には水晶岳。
薬師岳〜北ノ俣岳。北ノ俣岳の奥には水晶岳。
白木峰・小白木峰 黒部五郎岳〜槍ヶ岳〜穂高連峰等。
黒部五郎岳〜槍ヶ岳〜穂高連峰等。
白木峰・小白木峰 乗鞍岳〜中央アルプス〜御嶽山が見えるはずですが、中央アルプス〜御嶽山は分からないですね。
乗鞍岳〜中央アルプス〜御嶽山が見えるはずですが、中央アルプス〜御嶽山は分からないですね。
白木峰・小白木峰 石川県方面の山々。
石川県方面の山々。
白木峰・小白木峰 白山をアップで。
白山をアップで。
白木峰・小白木峰 金剛堂山と、真ん中のピークは三ヶ辻山かな。
金剛堂山と、真ん中のピークは三ヶ辻山かな。
白木峰・小白木峰 雪に埋もれた白木山荘とその奥には仁王山。
雪に埋もれた白木山荘とその奥には仁王山。
白木峰・小白木峰 富山平野方面。
富山平野方面。
白木峰・小白木峰 北ノ俣岳〜真ん中は黒部五郎岳〜槍ヶ岳等。
北ノ俣岳〜真ん中は黒部五郎岳〜槍ヶ岳等。
白木峰・小白木峰 槍ヶ岳〜奥穂高岳。
槍ヶ岳〜奥穂高岳。
白木峰・小白木峰 乗鞍岳。
乗鞍岳。
白木峰・小白木峰 最後に薬師岳〜黒部五郎岳〜穂高連峰まで。
最後に薬師岳〜黒部五郎岳〜穂高連峰まで。
白木峰・小白木峰 昼食を食べたところからまた頂上を目指します。
昼食を食べたところからまた頂上を目指します。
白木峰・小白木峰 戻っていきます。
戻っていきます。
白木峰・小白木峰 頂上付近にはシュカブラがありますね。
頂上付近にはシュカブラがありますね。
白木峰・小白木峰 頂上付近のダケカンバ。
頂上付近のダケカンバ。
白木峰・小白木峰 自分のトレースを追って標高を下げていきます。
自分のトレースを追って標高を下げていきます。
白木峰・小白木峰 登っているときには緩やかだと思っていた斜面も、下ると結構な急斜面でした。
登っているときには緩やかだと思っていた斜面も、下ると結構な急斜面でした。
白木峰・小白木峰 雪稜を下って行きます。
雪稜を下って行きます。
白木峰・小白木峰 美しいですね。
美しいですね。
白木峰・小白木峰 急斜面手前の雪稜を下って行きます。
急斜面手前の雪稜を下って行きます。
白木峰・小白木峰 また激降りの始まり。ここは尻セードで。
また激降りの始まり。ここは尻セードで。
白木峰・小白木峰 林道との交差点にでました。
林道との交差点にでました。
白木峰・小白木峰 雪崩れた部分もあり。
雪崩れた部分もあり。
白木峰・小白木峰 こんな所も通って。
こんな所も通って。
白木峰・小白木峰 ようやくゲートに。
ようやくゲートに。
白木峰・小白木峰 ?。
?。
白木峰・小白木峰 ようやく取り付いた場所まで戻ってきました。疲れました。
ようやく取り付いた場所まで戻ってきました。疲れました。

活動の装備

  • オークリー(Oakley)
    ★ オークリーOAKLEYサングラスFLAKJACKETフラック ジャケット 03-897
  • バーグハウス(berghaus)
    ゴアテックス オーバートラウザー
  • マムート(MAMMUT)
    Climb Jacket AF Men
  • オリンパス(OLYMPUS)
    OLYMPUS標準ズームレンズED12-40mmF2.8防塵防滴マイクロフォーサーズ用M.ZUIKOED12-40mmF2.8PRO
  • キーン(KEEN)
    メンズ WINTER PORT 2
  • マウンテンハードウェア(Mountain Hardware)
    ダイアティッシマ35
  • モンベル(mont-bell)
    GORE-TEX アルパインスパッツ
  • その他(Other)
    ATLAS(アトラス)アスペクト241831873ブルーフリー
  • バーグハウス(berghaus)
    チベッタ ジャケット
  • その他(Other)
    モンベル(mont-bell)ジェットボイルZIP1824325ブラック

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