まさかの雪中行軍(小楢山)

2017.03.26(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 42
休憩時間
43
距離
7.9 km
のぼり / くだり
411 / 853 m
37
1 15
52
7
38
26

活動詳細

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3/26(日) 月一回のイベントに参加してきた。。 毎月毎月、楽しい山行企画をしてくれて感謝感謝です。。 今回は山梨百名山の「小楢山」 富士山が奇麗に見えるという・・・おいらは未踏なので行ってみたかったのだが・・・ ジャンボタクシーの定員9人で締め切り 仕事柄、先の予定が読めないので躊躇しているうちに定員で締め切り だが直前でキャンセルが出て参加できることに でも予報が・・・ 晴れの予報だったのに、おいらが参加表明してから雲行き怪しく・・・ 当日は南岸低気圧が通過する日にぶち当たってしまった。。 傘をさして家を出る 塩山駅9:30集合 高尾駅で参加者と甲府行きのBOX席を陣取る トンネルをくぐり相模湖に出ると・・・あれ?雪で一面、真っ白 山の枯れ木も真っ白 ここでこれだけ雪が降っていると標高1713mの小楢山はどうなっている事やら・・・ ズボン下も履いてこなかったしスパッツも無し、アイゼンも持ってこなかった。。 笹子トンネルを抜けて甲府盆地に入ると雪が無くなった。。 南岸低気圧は甲府盆地まで入って来なかったのかな? これなら大丈夫かも・・・ 9:15塩山駅着 タクシーに乗り込み登山口の焼山峠を目指す。。 山道に入ると・・・あれ?というか・・・やっぱり?辺りは真っ白 標高が上がるにつれて道路の雪が深くなってきた。。 車内に沈黙が流れる・・・ 琴川ダムの脇を通り左折して焼山峠の林道に入ろうとするとタクシーが止まった。。 普段は開いているゲートが通行止めに、この雪のせいだろう ここから焼山峠までは2km・・・歩いて行くことに、これで時間的に40分前後のロス 近くにあった宿泊施設「金峰山荘」で身支度をさせてもらう 10:29スタート うーん寒い・・・ 通行止めのゲート脇を通り焼山峠を目指す。。 車道の積雪は15cmはある ここで、これだけあると言う事は山は大丈夫だろうか?登りは良くても下りが心配だ。。 今回は男4女4名 アイゼンを持ってきた人は2人・・・ ダムのトンネルを抜けると積雪はさらに増している うーん・・・スノーシューがあってもいいレベルの積雪 スパッツが無いので靴に雪が入らない様に歩いていたのだが、 変な場所の筋肉を使っているせいか疲れる 11:08焼山峠着 本当は、ここまでタクシーで来れたのだが、この雪じゃ仕方がない ここから、いよいよ小楢山への登り お地蔵様の大群が・・・子授け地蔵尊、お地蔵さまも雪で埋まっている いきなりの急斜面 登山道は埋まっている、もちろんこんな日に他の登山者は無く、トレースも無い 雪はパフパフのモフモフが脛まである この時期に、こんな場所で降る雪質じゃないよなぁ 登り切ったぁーと思ったら下り 広い馬の背の尾根をアップダウンを繰り返しながら標高を上げていく 新緑や紅葉の時期に来たら、きっと気持ちがいい尾根だろう だが、雪はどんどん深くなっていく・・・深い場所だと膝まで潜る 先輩が先頭でラッセルしている 代わりたいのだが、おいらはスパッツが無く靴に雪が入り込んでくる・・・申し訳ない 12:18的石着 なるほど・・・樹林の中に、的の様な丸い大きな岩がポツンとある 樹林を抜けると、また広い馬の背に出た。。雪はさらに深くパフパフのボフボフ ここで先頭になり先を進む 樹林帯に入ったところで昼食休憩 もう少しで山頂へ向かう分岐点のはず・・・ リーダーがGPSで確認すると、 道を間違え山頂を登らないで巻道を進んでしまったみたいだという あれ? 分岐は見落としてないと思うが、おいらも確信が持てない おいらのGPSを見るとルートは合っている・・・この先が分岐のはず 同じGPSでも誤差が生じるのだろうか? いや・・・ 絶対に分岐は見落としてない 少し先に進んでみる こういう時は目線を変える しゃがんで先を見てみると、遠くに道標らしきものが見えた あそこが、たぶん分岐だ! 後ろを振り向き「分岐ありましたぁー」と声を掛けると、皆の安堵の表情が・・・ 13:12一杯水 後は、ここからは山頂に詰め上げるだけ でも、道は雪の中・・・ また、目線を変える、しゃがんで木の間から先を見たり、上を見るのも大事 道の上は木が無いから・・・ GPSのルートとは違うが、たぶん登山道だろう 空が開けてきた。。 そろそろ山頂か、山頂に続く尾根に出そうだ 目の前が開けて看板が目に入る 13:28小楢山1713m着 本当だったら目の前にドーンと富士山が見えるはずなのだが・・・真っ白 写真を撮り、下りに備えて靴紐を結び直す 母恋し路で下山開始 ここからの下りは大変だった。。 雪の下に埋もれた石に乗り滑ったり、石の間に挟まったり 標高が下がり雪が少なくなると落ち葉の上に薄っすら積もった雪が地面ごと滑る 何回滑っただろうか? 14:41林道に出た。 母恋し路の登山道入口 後は林道を下るだけなのだが、この舗装された急な下りがキツかった。。 雪と岩の下りで痛めていた左膝が、さらに痛くなり 左を庇ったせいだろうか?右膝が痛くなってしまい、そろそろと下る タクシーが迎えに来る場所は、ここから1時間チョット・・・歩けるのか? 30分ぐらい歩いただろうか? 林道に1台のワゴン車が・・・タクシーが林道を登って迎えに来てくれたのだ 行きに通行止めで2km手前で降ろされた分を、これで取り返した。。 機転の利く運転手さんで大変ありがたい この後は塩山温泉へ直行 塩山で入浴できるのは一か所、宿についている共同浴場「宏池荘」 地元の人がほとんどで、登山客はあまり来ない場所 風呂から出て缶ビールを飲み 塩山の街を見ながら駅へ向かう・・・ 前に、山からの帰り、塩山の街を散策したことがある 古い木造の公民館や現役の映画館「塩山シネマ」などが残っていた・・・ 数年前の事だが、なんだか懐かしい 駅北口にある中華料理屋で打ち上げ とても美味しい店だった。。 帰りはワインと日本酒を1升づづ買い、車内で二次会・・・ 今回は色々と勉強になった。。 無事に下山できたからよいのだが 装備不十分や予定外の通行止めに、雪の予測など・・・ リーダーやメンバーに助けられた。。 そう言えば・・・ 小楢山に来る前に、昔、山をやっていた先輩に、今度「小楢山行くんですよ!」って言ったら あそこは、色々あるからなぁーと、気を付けて行ってきなさいって、話を濁された。。 何があるんだろう?って思い、今回来てみたのだが 何だったのだろうか? 確かに嫌な感じはした。。少し重苦しいというか・・・ 白と黒の雪の世界だったせいもあるのかもしれないが、 何か感じた。。寒さではない、何かヒンヤリしたものを そう言えば・・・ 小楢山だと思っていたが、山頂看板に「霊山古那羅山」って書いてあったなぁ 今度、先輩に会ったら聞いてみようかな

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