活動データ
タイム
10:53
距離
19.0km
のぼり
1869m
くだり
1872m
活動詳細
すべて見る今年のGW?どうしようか?昨年の地蔵~大崩周回から、祖母傾縦走にしようか、それとも岳友A氏から勧められた『だき山~国見山周回』にしようかと、いろいろ考えておりましたが、天気予報と睨めっこした挙句に、準備も簡単な日帰りのだき山周回の方にしようと、決めておりました。 一方、岳友バタ氏は九州脊梁の大縦走を予定しておられましたが、これもお天気不良の為中止を余儀なくされ、小生の山行きに同行してくれることになりました。バタ氏とは、前泊の為5月1日の夜、鹿川渓谷入口の『今村橋』のたもとの駐車場で待ち合わせをして、ここで車2台並べて、車中泊となりました。その後、翌朝5時過ぎに起き出し(ほとんど熟睡できず)、カップ麺等で朝食と身支度を済ませて6時20分ごろ駐車場をスタートしました。 県道を下って、簡易舗装の林道を約40分で登山口に到着。ここから、山頂稜線の西端にたどり着くまで約2H、一息つく間もない、気を抜く間もない、スゴイ急登が続いていきます。「よくもまぁ、こんな処にルートを作ったものだ」と言葉が何度となく出てしまうような登山道です。このルートを行かれる方は十分注意をされて下さい。 山頂稜線の西端は、西側の展望が素晴しい。ここから約1Hで『だき山』山頂に到着しますが、若干のアップダウンはあるにせよ、今までの息も絶え絶えの直登と比べると、ルンルン気分の尾根歩きとなります。だき山西峰はメインルートからはずれて、ピストンで戻りますが、そのままピークを越えては進めないようです。要注意です。 ちょうどお花見の季節で、アケボノツツジの乱舞を期待しておりましたが、今年は開花が早く1週間ほど遅かったようです。アケボノの花びらを踏みしめて進むしかありませんでしたが、ミツバツツジがほぼ満開に近く、先に進むに従ってミツバツツジの木(ぼく)が多く見られるようになりました。ミツバツツジは、国見山とその手前のピーク界隈が木(ぼく)の数も多くキレイでしたが、鬼の目山山頂近くの数本のミツバツツジが花粒も多く、陽に映えて咲き誇る様は感動ものでした。大好きなアケボノツツジへの期待はずれの溜飲を下げてくれました。 だき山山頂から国見山手前のピークまで、ゆったりと、さらにルンルン気分の尾根歩きとなります。ここが国見山か?と勘違いするほどのピークに着いて、グーンと下って、さらに登り返して、やっと国見山山頂に到着。ここから宮崎県側の山々が広く見渡されて、国見山という山名に納得しつつ、ここでランチの予定でしたが、食事のあと、再度下ってまた登り返すのが億劫で、元のピークまで戻ってランチ(11:40~12:10)となりました。 出発してからここまで、他の登山者は皆無に近いのは言うまでもありませんが、今村橋を小生達より早くスタートした男性がいました。小生達が彼を追い越して写真を撮りあったりしましたが、お歳を伺ったら、76歳と聞いてビックリ。「76才でこんなところまで来るか!?」と思いましたが、素晴しいです。賞賛に値します。 彼とは鬼の目山分岐で分れ、小生達は鬼の目山に向いました。このころ陽射しも強くなり、小生達両名ともに、ホトホト疲れが出ておりました。特に、バタ氏は2日目の山行きで疲れも大きかったようで、鬼の目行きを少し渋りましたが、山頂に着く頃には、小生より元気になっておりました。辿る鬼の目山の尾根から右手に見える国見山方面の岩峰の眺めは、実に圧巻。また、鬼の目山山頂は10数年ぶりの来訪ですが、以前と同様に展望はききませんでした。前回は青々としたスズタケにびっしり囲まれた山頂が記憶に残っておりますが、今回は大部分枯れたスズタケでした。しかし、下りの登山道を囲むスズタケは固くて元気がよかったですね。顔や目に刺さりそうになりました。このスズタケにも要注意です。 さて、鬼の目山の登山口まで下りました。小生の過去の記憶では、下ったここは林道のイメージでおりましたが、何と石ごろごろの河原でした。登山口は杉の木林の入口でテープの目印がありますが、この河原には行き先の目印もなく、右手に行くか、左手に行くか、ウロウロ。とりあえず、若干下り方向の右手に進みました。ほとんど目印もなくGPSを頼りに進みましたが、まもなく、土手と見間違うような崩壊した林道に出会うことができました。これが、キャンプ場手前からズッと続いている林道(今は廃道?)のはずです。 この林道を下って、今日最後のピーク鉾岳に登ります。ここも10数年前以来で、眺めのいい岩峰(雄鉾)で食事をしたぐらいの記憶で、簡単に登れると思っておりましが、雌鉾岳には辟易しました。疲れた体には、あのハシゴとロープは辛かった、ですが、巨岩上での爽快さは格別でした。 これで、今日の登るべきピークが全て終わりました。鹿川キャンプ場へ続く林道分岐まで戻り、下山の途につきました。この下山道についても状況は全く頭になく、「あとはゆっくり下ればイイ」と軽く考えておりましたが、どうしてどうして、なかなかキビシイ下り道(約1時間)でした。鹿川渓谷の左岸を急こう配で道幅狭く、ロープ伝いの箇所も多く、緊張した下りが1時間ほど続きました。その後、尾根道となりましたが、ここも長かったですね。 キャンプ場に着いて緊張も解れ、やっと一息ついて、疲れた体にひしひしと充実感を感じつつ、今村橋まで車道をテクテクでした。今回の大周回、なかなかの難コースで、もう少し情報を得るべきだったと、少し反省しております。特に鬼の目山からキャンプ場までは、事前に復習をするべきでした。陽も長くなったので、日没前には下ってくるだろうと、高を括っておりました。しかし、素晴しい周回コースには違いありませんので、また、数年の内、今度はアケボノの最盛期をねらって、リトライしたいと思っております。 ラップ: 今村橋(6:25)~県道入口(6:40)~だき山登山口(7:00)~ハシゴ(8:35)~山頂稜線西端(9:05)~だき山(9:55)~国見山(11:25)~手前ピーク(11:40/12:10)~鬼の目山(13:10)~崩壊林道(13:55)~雌鉾岳(14:25)~雄鉾岳(15:00)~キャン場分岐(15:20)~鹿川キャンプ場(16:40)~今村橋(17:15) (※)恐縮ですが、以下のHPをご覧下さい。その他、いろいろ(V誘笑むの)山行記録が載っております。 http://outdoor.geocities.jp/vumjq6/
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