九重連山 連泊大撃沈!の巻(一日目)

2015.05.03(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 26
休憩時間
29
距離
8.9 km
のぼり / くだり
621 / 680 m
1 37
31
43

活動詳細

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いよいよ連休! 次男坊と一緒に九重坊がツルテント泊連泊の計画をたてておりましたが、直前になって、 3,4日の天気が怪しいとの予報が…。 互いに肥満体型の親子二人、雨の中狭いテントの中で、へたすりゃ2日間引きこもることを 想像しただけで、気がめいってしまい、すぐに法華院山荘にTel。 幸い大部屋だけど二日間確保できたので、一安心。かえってテントの分荷が軽くなって、 俄然ヤル気が増して来ました! で、5月2日の夕方いつものように島を出発、博多駅近くのレンタカーを借りて、途中夕食(吉牛!) をすませ、10時前に長者原到着。 ここで仮眠して翌朝3時頃には牧の戸から登山開始する予定でした。 寝る前に息子のザックを点検。ヘッドライトの電池入れとこうかと思って取り出すと…ない! 単4の乾電池が1本足りない!電池とヘッデンを一緒に入れといたビニール袋には穴が! すぐに嫁に電話。「電池がなか!これじゃあ登れんめぇもん!折角朝日ば見せようと 早朝登山ば計画したとに。なしてちゃんと確認してやっとらんとか!」 嫁「私がそげんこつ知るもんね。そげんとのチェックはオトーサンの仕事やろうもんが!」 私「もうよか!早朝登られんとならもう帰る。明日の朝一番で島に帰る! あ〜ぁ、できの悪か母親のせいで子どもが折角楽しみにしとった山にも登られんごとなった! あ〜子どもがかわいそか〜!」 嫁「なんばいんねんふっかけよるとね!あんたもたいがいぶん(いいかげん)にしなさいよ!」 一悶着ありましたが、自分が悪くて誰にも当たることのできないような時に、嫁がいると助かります。 言いたいことを言ったら気がすっと楽になります!ストレス解消!ってヤツですかね。 ま、そんなわけで気を取り直して、天候の問題もあるし、とりあえず牧の戸に移動して仮眠。 2時半頃目を覚ますと、月夜で外はまあまあ明るい。これならヘッデンは一つでも行けそう。 なかなか起きない息子を起こして結局午前3時40分過ぎ牧の戸峠を出発。 息子にヘッデンつけてすぐ後ろについて登ります。 わかりにくいところでは足下を照らしてもらいながらの登りです。 この時点で山頂でのご来光はあきらめてます。 当初の予定では、 牧ノ戸〜星生山(ご来光)〜久住別れ〜天狗が城〜中岳〜稲星山〜久住山〜久住別れ〜北千里浜 〜法華院山荘 のつもりでした。 月夜で比較的明るい夜でしたが、結構風が強いです。雲の流れも早い感じ。 扇ガ鼻分岐では辺りが明るくなってきて、星生山方向がガスで全く見えないことがわかりました。 が、予定通り星生山の西尾根分岐の方へ上がっていきます。着くころにはガスが晴れるかな、と。 尾根に上がると当然のことながらガスで視界不良、さらに強風で吹き飛ばされそうです。 山頂に近づくにつれ、ガスは濃くなり、風はさらに強くなりました。 70Kg超の私ですら時折風に煽られます。 その上雨が降って来て、顔に当たると痛く、さすがに息子が心配になりました。 山頂に到達後、星生崎の方から久住別れに下る予定でしたが、これ以上尾根を進むのは (この先には岩場もありますし)危険と判断。少し戻って、西千里浜へ下るルートへ変更しました。 ご来光も何もあったもんじゃありませんでした。 これはもしや嫁の怨念のなせるわざか! ガスの中、西千里浜から星生崎下を過ぎて避難小屋まで着いたときは、結構雨が強くなっていました。 しばらく小屋の中で風と雨が弱まるのを待ちましたが、一向に弱くなる気配がありません。 レインウェアの下まで濡れてしまい、じっとしてると寒くて仕方ありません。 予定では、中岳方面へ行くつもりでしたが、避難小屋の周辺ですらガスで真っ白です。 どこの山頂も星生山山頂と同じように強風が吹いているものと思われ、計画を中止して法華院へ 下ることにしました。 北千里浜に下ると少しガスが晴れてきて、雨脚も弱くなってきました。しばらく歩くと おっ、あれは三俣山!山頂方向はガスが晴れて見えてるではありませんか! 予定にはありませんが、これなら三俣山行けるかも! 息子を説得して、スガモリ峠へ登りあがりますと、私たちを追いかけるように、 どんどんガスが広がっていく~! 峠到着後瞬く間に山頂はガスの中へ そして雨もまた強くなってきました。 横で息子がにっこりして、諭すように一言。「今日はヤメとけってことだね」 またしても、嫁の怨念か!! すごすごと今登ってきた道を下り、一路法華院へ向かいました。 山荘でもその後も回復することなく、1日中雨降りで、折角の連泊の初日は 大撃沈の一日となってしまいました。 明日こそどうか神様、いや「かみさん」!晴れにしてくださいませ!

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