活動データ
タイム
11:50
距離
35.4km
のぼり
2240m
くだり
2787m
活動詳細
すべて見るやっぱり雨。でもカッパを着る程ではない。ということで5時半に那智高原を出発しました。 今日は2部構成。午前に大雲取越、午後は小雲取越です。テントと食料、コンロなどで10kg位の荷物を持って越えるには体力的、精神的にもチャレンジです。 さて、昨日那智高原まで上がったので、スタートの舟見峠越えは余裕で到着。ここから小雲取の途中まで、約70分歩いて10分休憩のペースで行きます。すると、休憩地点に屋根付きの休憩所があったりしますのでちょうど良かったです。 道はやはり熊野古道。天気のこともあり、展望が効きません。そして、登りきるとまた下ってまた登っての繰返し。 これが北アルプスとか名のある山と違い、登っても終わらない、精神的に非常にツラい道です。まさに修験の道。今出来ること、一歩ずつ前に行くことをひたすら繰り返します。結果、この日の歩数は49,000歩となりました。 さて、大雲取を越えて小口、10時半到着でこれは熊野本宮まで歩けると確信してお昼ご飯。棒ラーメンを美味しく頂きました。 11時半、出発、小雲取越は桜茶屋までの1時間半が辛かった。やはり疲れていたんでしょう。ここら辺りからやっと熊野本宮方面から来る人とすれ違いますが、通行止めの情報確認をし、迂回路を行くことを決定。 さて、迂回路はずっと舗装道路。下りです。疲れていることもあり、迂回路突入からタイマーで55分計って、時間になったら強制的に休むという歩き方をしました。 そうしないと無理して長く歩いたりで足を痛めたり、逆に休み休みで休憩時間が長くなり日没の危険が有りましたので。 さて林道完歩、請川からはもう国道の脇以外の道がありません。車通りの多い中、最後の気力で歩きます。 出発から11時間55分、荷物を担いでの山行では学生時代以来となるロングウォークで熊野本宮下到着。 お参りは人の少ない翌日早朝に決めて道の駅裏でテントを張りました。 熊野古道というロングトレイル、でもまだ日本にはロングトレイル文化は根付ききってないらしく、熊野本宮近くでは屋根が有る休憩所はほとんどなく、道の駅のトイレも17時で閉鎖。 テント持ちなのでなんとでもなりますが、何人かは道の駅の軒下でビバークしていました。 他に場所があったのかも知れませんが、外国からの人もいたのでなんかちょっと残念でした。 熊野古道という非常に日本的なロングトレイル、自然は今のまま、心地よく歩ける道であり続けて欲しいです。
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