活動データ
タイム
02:42
距離
9.5km
のぼり
66m
くだり
44m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る安芸の国から、江戸へ出かけた目的の一つが、 大学時代の、友人を訪ねることでした。 彼は、昨年、大病して回復治療中。そのお見舞いだ。 20年振りの再会に、逢う前は、胸昂揚、会った時は 感慨無量だった。 彼は、仕事は、非常勤で、続けている。 職場は、障害者支援施設。そのトップ補佐。 彼の生活状況と、仕事先を、拝見して、 お互いの近況、思いの交歓が、彼への励まし、 お見舞いになれば良いが・・・ 会って、酷く痩せたのにビックリしたが、 病気のことはさておき、勤務する施設の 雰囲気と、卓越した事業の素晴らしさに 驚いたので、許す範囲で、ご紹介したい。 場所は、栃木県鹿沼市。 その広大なエリアに、入居施設、多機能事業所、 生活支援センター等々、9の機能の施設がある。 著名なソニーの創始者、井深 大氏が、社長時代の 昭和48年に創立。わが子が知的障害者であった ことがきっかけ。「世の中で遠ざけられがちだった 知的障害者が、生きていることの意味を自覚して 生き生きとした日々を送ってもらいたい・・・」、 当時、婦人公論に告白され、大きな反響があった とのこと。 入所生活者、自宅から通う生活介護者などが 数百名、彼らを世話する人たちが三分の一程度。 その他で、500名前後が施設で生活し働いている という。 彼らは、その状況に応じて、軽作業から、 高度のレベルの作業、園芸ハウスでの 観賞用植物づくりと企業・行政への貸出・世話作業、 何万本ものホダ木での椎茸栽培等々に従事。 その姿の真面目さと勤勉さは、健常者に 劣らない。それにも増した、明るさに驚く。 広いグランドを持ち、スポーツも楽しんでいる らしい。 創始者の関係もあるが、施設運営の卓越さ、 エリアでの評判などから、天皇・皇后の行幸も行われ 施設内に、記念植樹されている。 彼は、最寄り駅まで、クルマで迎えに来てくれた。 初めての鹿沼市は、予想していなかった田園地帯で 雰囲気の良い所だった。 彼が、運転しながら、詳しく説明してくれた。 話しぶりは、昔の彼のままだ。 施設へ行く前に、日光への杉並木が続く、 有名な、例幣使街道を走ってくれた。 この日記は、その街道の様子から始まっている。 広い施設を、詳しく説明、案内して、とても 疲れているはずなのに、帰りも駅まで送ってくれた。 道すがら、元気なら、日光、中禅寺湖などまで、案内 したかった、と語る彼に、一刻も早く、全快して欲しいと、 心から願い、握手して別れた。
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