念願の全鎖制覇。子持権現山

2015.04.24(金) 日帰り

活動詳細

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子持権現山。 高知県と愛媛県の県境にそびえる山で、 山名の由来が「子供を負ひたるような滝」と伝えられるように、 主稜線上にしがみつくように突き出した岩峰から由来。 また、山頂の北面に祀られる権現は、 修験道の総本山である金峰山寺に連なる由緒ある権現様だという。 登山路は鎖だけ。 大正14年(1925)に石土山石中寺派(せきちゅうじ)の信者600人により懸けられた鎖場だそうです。 石鎚権現が筒上山から瓶ヶ森、石鎚山へと移られたそうなので、 行者ルートは古来からの修験道ルートだと思われます。 子持権現山(1,677m)。 山頂北面の岩窟に祀られる権現は、 修験道の総本山である金峰山寺に連なる由緒ある権現様だという。 子持権現山への通常ルートは 80mの鎖(中央の縦線)をたよりに登山。 十分な体力と技術が要求されます。 昨年、ソーヤ氏と初チャレンジした折り、 様々な情報不足で途中撤退。 (詳しくはソーヤ氏の活動記録2014/09/15「子持権現山 全長80mの鎖場」参照) その後、一人でチャレンジに行くも、 瓶ヶ森線全体が覆われた視界10mのガスに見舞われ、 登山口で撤退。 そして今回、十分なコンディションと情報収集、 そして、新たなメンバー・フォトクレエ氏と共にチャレンジ。 無事、全鎖ルート踏破を成功しました。 行程はアルバムを参照ください。 ただ、写真が未熟なため、迫力が伝わりません。 今回の感想として、 前回4の鎖で撤退はしたが、意外にイケる、と踏んでましたが、 トンデモナイ!なめてました、ごめんなさい。 気軽にオススメなどできないと判断して、 活動報告しないことにしてましたが、 四国の山のバリエーションの豊富さをお伝えするために、 アップすることにしました。 ただ、自己責任を伴う危険箇所満載なので、 詳しい地図、解説等は今回掲載しておりません。 興味を持たれた方は、 ネット検索して頂ければ、様々な体験報告ブログがあります。 くれぐれも充分な情報収集、現地確認の上チャレンジください。 中途半端なレポートとお思いでしょうが、 ご理解くださいませ。 今回は自分も初ヘルメットを購入してのぞみました。

瓶ヶ森・伊予富士 瓶ヶ森登山口を通過して子持権現登山口方面へ。途中の車道沿いから望む。正面にうっすらと藪に溝が見えるが、そこが最初の取り付きの高さ80mの鎖。
瓶ヶ森登山口を通過して子持権現登山口方面へ。途中の車道沿いから望む。正面にうっすらと藪に溝が見えるが、そこが最初の取り付きの高さ80mの鎖。
瓶ヶ森・伊予富士 道路脇に車を止めて、笹を抜けて100m程入って行くと、
道路脇に車を止めて、笹を抜けて100m程入って行くと、
瓶ヶ森・伊予富士 子持権現山下の祠がある。ここで安全祈願。
子持権現山下の祠がある。ここで安全祈願。
瓶ヶ森・伊予富士 見上げながら、武者震いか。
見上げながら、武者震いか。
瓶ヶ森・伊予富士 最初の取り付き、一気に登る80mほぼ垂直の鎖。
最初の取り付き、一気に登る80mほぼ垂直の鎖。
瓶ヶ森・伊予富士 突き出た足掛け岩はほとんどないので、引っ掛かりの凸凹を利用して鎖と足の3点指示で登る。
突き出た足掛け岩はほとんどないので、引っ掛かりの凸凹を利用して鎖と足の3点指示で登る。
瓶ヶ森・伊予富士 フォトクレエ氏も慎重に登る。
フォトクレエ氏も慎重に登る。
瓶ヶ森・伊予富士 写真ではなかなか高度感が伝わらない。
写真ではなかなか高度感が伝わらない。
瓶ヶ森・伊予富士 途中、振り返ると瓶ヶ森が望める。
途中、振り返ると瓶ヶ森が望める。
瓶ヶ森・伊予富士 フォトクレエ氏、あと少しです。
フォトクレエ氏、あと少しです。
瓶ヶ森・伊予富士 1本目、お疲れ様です。
1本目、お疲れ様です。
瓶ヶ森・伊予富士 子持権現山頂上から南の山々。
子持権現山頂上から南の山々。
瓶ヶ森・伊予富士 頂上から藪漕ぎで少し行くと大岩の下に子持権現山の祠がある。
頂上から藪漕ぎで少し行くと大岩の下に子持権現山の祠がある。
瓶ヶ森・伊予富士 左の灯篭が倒れていました。ここでも安全祈願のお参り。
左の灯篭が倒れていました。ここでも安全祈願のお参り。
瓶ヶ森・伊予富士 ここから60度オーバーの笹漕ぎでひたすら下りて行きます。金属ロープが要所に垂れているので助かりますが、ここを帰りに登り返す事を考えるとウンザリするほど下ります。
ここから60度オーバーの笹漕ぎでひたすら下りて行きます。金属ロープが要所に垂れているので助かりますが、ここを帰りに登り返す事を考えるとウンザリするほど下ります。
瓶ヶ森・伊予富士 第5の鎖の始まり。
第5の鎖の始まり。
瓶ヶ森・伊予富士 慎重に下ります。
慎重に下ります。
瓶ヶ森・伊予富士 所々で大きくハングして下が見えにくかったりします。
所々で大きくハングして下が見えにくかったりします。
瓶ヶ森・伊予富士 下りきって進むとすぐに第4の鎖。
下りきって進むとすぐに第4の鎖。
瓶ヶ森・伊予富士 ここは、大岩に垂れ下がっていて、
ここは、大岩に垂れ下がっていて、
瓶ヶ森・伊予富士 ほぼ垂直状態を一気に下ります。
ほぼ垂直状態を一気に下ります。
瓶ヶ森・伊予富士 小さな凸凹に、滑らないよう慎重に足を突っ張りながら下ります。この時、中間地点で背後数百メートルを自衛隊の演習ジェット機が爆音で横切り、思わず手を離しそうになった。むかつく。
小さな凸凹に、滑らないよう慎重に足を突っ張りながら下ります。この時、中間地点で背後数百メートルを自衛隊の演習ジェット機が爆音で横切り、思わず手を離しそうになった。むかつく。
瓶ヶ森・伊予富士 下から見上げても、視界を遮るものがないので高度感もハンパない。
下から見上げても、視界を遮るものがないので高度感もハンパない。
瓶ヶ森・伊予富士 鎖の下先端の大きな金環。
鎖の下先端の大きな金環。
瓶ヶ森・伊予富士 鎖もそうだが、ここにも文字が彫り込んである。
鎖もそうだが、ここにも文字が彫り込んである。
瓶ヶ森・伊予富士 4の鎖を下りた所から右にトラバースして下ると、
4の鎖を下りた所から右にトラバースして下ると、
瓶ヶ森・伊予富士 第3の鎖あり。
第3の鎖あり。
瓶ヶ森・伊予富士 大きなハングが恐怖感を誘う。
大きなハングが恐怖感を誘う。
瓶ヶ森・伊予富士 二人とも、既に鎖はお腹いっぱい感。
二人とも、既に鎖はお腹いっぱい感。
瓶ヶ森・伊予富士 3の鎖を下りたクラ部から前方を見通す。左側の踏み跡方向に行くと大崩壊地。右側に行くと小剣山へ。
3の鎖を下りたクラ部から前方を見通す。左側の踏み跡方向に行くと大崩壊地。右側に行くと小剣山へ。
瓶ヶ森・伊予富士 小剣山手前の上りの鎖。
小剣山手前の上りの鎖。
瓶ヶ森・伊予富士 小剣山山頂到着。お地蔵あり。
小剣山山頂到着。お地蔵あり。
瓶ヶ森・伊予富士 残りの鎖への安全祈願。
残りの鎖への安全祈願。
瓶ヶ森・伊予富士 家内安全、交通安全、商売繁昌、世界平和祈願。
家内安全、交通安全、商売繁昌、世界平和祈願。
瓶ヶ森・伊予富士 小剣山頂からの見通し。
小剣山頂からの見通し。
瓶ヶ森・伊予富士 小剣山山頂から2の鎖で降りる。ここもかなりの高度。
小剣山山頂から2の鎖で降りる。ここもかなりの高度。
瓶ヶ森・伊予富士 無事降下完了。ホッと一息。
無事降下完了。ホッと一息。
瓶ヶ森・伊予富士 あらためて見上げても、かなりの高さ。
あらためて見上げても、かなりの高さ。
瓶ヶ森・伊予富士 2の鎖を下りた所からやや下へロープを辿って下りた所に、
2の鎖を下りた所からやや下へロープを辿って下りた所に、
瓶ヶ森・伊予富士 ロープの束がまとめてあり、
ロープの束がまとめてあり、
瓶ヶ森・伊予富士 何と予想外。これまでなかった大崩壊地をわたれるようにロープが張ってある。どなたかの好意であろう。これがなかったら、前出の3の鎖下のクラ部まで小剣山を登り返して戻って、左の巻き道から1の鎖の途中に出なくてはならなかった。試しに見に来て良かった。このロープのおかげで、1の鎖に直で行けることになった。
何と予想外。これまでなかった大崩壊地をわたれるようにロープが張ってある。どなたかの好意であろう。これがなかったら、前出の3の鎖下のクラ部まで小剣山を登り返して戻って、左の巻き道から1の鎖の途中に出なくてはならなかった。試しに見に来て良かった。このロープのおかげで、1の鎖に直で行けることになった。
瓶ヶ森・伊予富士 ここで落ちると、数百メートル直落下してしまう。
ここで落ちると、数百メートル直落下してしまう。
瓶ヶ森・伊予富士 足を滑らさないよう慎重に通過。
足を滑らさないよう慎重に通過。
瓶ヶ森・伊予富士 おおーっ!彼方に剣山の威容がくっきりと望める!
おおーっ!彼方に剣山の威容がくっきりと望める!
瓶ヶ森・伊予富士 最後の1の鎖を下りる。なんとこれが、最初の鎖に匹敵する60mはあるほぼ垂直。
最後の1の鎖を下りる。なんとこれが、最初の鎖に匹敵する60mはあるほぼ垂直。
瓶ヶ森・伊予富士 撮影し忘れたが、この鎖の途中の狭い足場を利用して急遽食事タイムをとった。
撮影し忘れたが、この鎖の途中の狭い足場を利用して急遽食事タイムをとった。
瓶ヶ森・伊予富士 食事後、1の鎖を下まで下りて、再度登り返す。
食事後、1の鎖を下まで下りて、再度登り返す。
瓶ヶ森・伊予富士 1の鎖の登り返しで、かなりヘトヘト。この後、子持権現山頂までの残り4本の鎖を小剣山経由で長い藪漕ぎの上りも含めてピストンしなければならないのである。
1の鎖の登り返しで、かなりヘトヘト。この後、子持権現山頂までの残り4本の鎖を小剣山経由で長い藪漕ぎの上りも含めてピストンしなければならないのである。
瓶ヶ森・伊予富士 戻る。
戻る。
瓶ヶ森・伊予富士 大崩壊地を戻る。
大崩壊地を戻る。
瓶ヶ森・伊予富士 ただひたすら戻る。ほとんど写真を撮る余裕なし。
ただひたすら戻る。ほとんど写真を撮る余裕なし。
瓶ヶ森・伊予富士 子持権現山到着。
子持権現山到着。
瓶ヶ森・伊予富士 フォトクレエ氏も、ホッと一息。
フォトクレエ氏も、ホッと一息。
瓶ヶ森・伊予富士 最後の仕上げ。最初の取り付きの80mを下りる。
最後の仕上げ。最初の取り付きの80mを下りる。
瓶ヶ森・伊予富士 帰りの車道から記念撮影。
帰りの車道から記念撮影。
瓶ヶ森・伊予富士 いやー、ホント。なめてました、我々。半端なかった。無事戻れてホント良かったね。
いやー、ホント。なめてました、我々。半端なかった。無事戻れてホント良かったね。

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