遥かなるピリカヌプリ 2日目

2017.05.04(木) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 34
休憩時間
56
距離
11.4 km
のぼり / くだり
1088 / 1088 m
30
49
2 40
2 59
1 7
47

活動詳細

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1晩中テントをたたきつける風が朝方になっても治まらず弱気になり撤退も頭をよぎりましたが天候が安定している予報だったので気を付けて先に進むこととしました。 まずはトヨニ岳北峰を目指し緩やかな登りでしたがすぐにハイマツの露出している地帯に足をとられ朝早かったので昨日のようにズボズボぬかることはありませんでした。 トヨニ北峰には先行者のキャンプ設営跡がありすでに主は出かけていました。頂上部分には雪が無く三角点も確認できました。そこから1486⇒1512とこのルート上では比較的なだらかな部分を軽かいに稜線を進みます。苦労して登ってきましたが1384⇒1338へと150mくらい一気に下行し本日の核心部であるピリカヌプリへの300mの急登です。ルート上にはもう既に雪はなくハイマツとの戦い両手両足を使わなければ登れないほどの垂直に近いと思われるような壁をよじ登りついに念願のピリカヌプリ1630.6mの遥かなるピリカヌプリに登頂することができました。 写真を撮りソエマツ岳から神威岳へと続く日高主稜線をまじかにとらえることができました。遠くには幌尻岳やその向こうには大雪の山々も青く輝いていました。少し休憩をして帰りも長いので後ろ髪をひかれながら帰路につきました。 連続する細尾根やハイマツなど足をとられながら次第に強くなる風。見ないようにしても見えてしまう谷底がさらに高度感をまし普段の半分のスピードでしか前進できず気温の上昇と共に踏み抜きも増え何度も続く登り返しに只々テントに戻ろうと足を前に進めました。トヨニ北峰まで戻ると先行者が既にテントの中でくつろいでおられ明日5時くらいに出発するとのことだったので私達ももう1泊して明日帰ることを決意しました。

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