GW北ア裏銀座 静かな山行 ブナ立尾根~野口五郎岳

2017.05.04(木) 2 DAYS

活動データ

タイム

23:36

距離

36.7km

のぼり

2999m

くだり

2998m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 34
休憩時間
0
距離
14.5 km
のぼり / くだり
1923 / 440 m
DAY 2
合計時間
13 時間 1
休憩時間
1 時間 9
距離
22.1 km
のぼり / くだり
1075 / 2533 m

活動詳細

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今年のGWは今まであまり攻めてこなかった北アを。 でも混むのは嫌だ。。というわけでなぜかレコもほとんど上がらない裏銀座、ブナ立尾根! ちなみにこれで日本三大急登(西黒、黒戸、ブナ立)と、 北アルプス三大急登(合戦、早月、ブナ立)を制覇することに!ヽ(〃v〃)ノ まずは何と言っても登山道入口までのロード! 片道7キロ以上ある。。 トレランシューズを持ってくる予定でいたのに、ついうっかりしてしまい、ひたすら重たい靴で歩く。 やっと辿り着いたブナ立尾根はさすがに三大急登。 とにかくひたすらに急登だった。 そして尾根も細く、両サイドは遥か下まで急な斜面。 最悪な雪の状態に苦しみながら、これは下りが厄介そうだとすぐに感じ、 「ははぁん、どおりで人が入らないわけだ(=ω=;)」 とナットク。。 実際、ここまで雪が悪くなってしまった以上、 稜線に出るまでの雪が無くならないうちは入らない方が良いと思う。 登ろうとしても踏み抜き、ズリ落ちながらどうにか稜線に辿り着いた時にはもう、野口五郎小屋まで行く時間も気力も無く、烏帽子小屋にて一泊することに決定。 野口五郎岳までの区間は半分くらいは夏道を行くことに。 装着してスタートしたアイゼンも早々に外して進む。 2792ピークと野口五郎岳の中間地点くらいで丁度良く御来光が見えて、朝日に染まる表銀座~槍~野口五郎~水晶~赤牛、そして劔・立山まで見事な景色!! 大変な思いをして登ってきたけど、素晴らしいご褒美にウルっとしつつ夢中で撮る。 野口五郎岳では、竹村新道を下るという2名と会った。荷物を烏帽子小屋に置いてきた私は、そうすればよかったかな。。と思いもしたが、湯股温泉からの帰路の長さを考え、、いやいや、それ以前に戻るしか選択肢はないのだとハラをくくる。 絶景を眺めつつ烏帽子小屋まで戻り、荷物をまとめ、 いざ!恐怖のブナ立尾根を下山。 案の定、何度もズリ落ち、数え切れないくらい踏み抜き、時には木にしがみつき、深く刺したピッケルにぶら下がり、すでに溶けて判別も難しくなった前日の自分のトレースを必死に探しながら、ルートを見極め、必死の思いで下りきった。。_○/|_ そして待つのは当然、7キロを超えるロードである。 長い長いトンネルを抜け、七倉山荘まで戻った時は 無事に戻れた安堵と、足裏や肩の痛さと、達成感と、いろいろないまぜになった不思議な気分だった。 自分で歩いて戻れたから良かったけど、滑落した時に痛めた肩はやはり痛むし、この時期のブナ立尾根ピストンというのは、するべきでは無かったかもしれないなぁと反省しながら湯に浸かったのでありました。

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