憧れの北方稜線 毛勝三山〜赤谷山〜白ハゲ

2017.05.04(木) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 30
休憩時間
3 時間 22
距離
10.0 km
のぼり / くだり
1532 / 231 m
1 1
5
DAY 2
合計時間
12 時間 20
休憩時間
4 時間 59
距離
7.3 km
のぼり / くだり
1260 / 1015 m
2 7
11
41
34
2 6
DAY 3
合計時間
9 時間 7
休憩時間
1 時間 31
距離
9.9 km
のぼり / くだり
624 / 1881 m
16
27
59
5 9

活動詳細

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今年のGWは剱岳北方稜線へ。平杭乗越から大窓へと至る大縦走である。 ルートは、片貝第4発電所〜東又谷〜平杭乗越〜天国の階段〜毛勝山〜釜谷山〜猫又山〜ブナグラ峠〜赤谷山〜赤ハゲ〜白ハゲ〜大窓〜中仙人谷〜馬場島。 1日目、2日目は天気に恵まれ、絶景を楽しみながらの空中散歩。 最終日は雨に降られながらも、なんとか計画を完遂でき、最高に充実した3日間だった。 特に、赤谷山から大窓までの険しい稜線を通過できたことは、大きな自信となった。 ※ 注意 ※ ブナグラ峠から先の山域は、富山県登山届出条例により危険区域に指定されており、12月1日〜5月15日の期間中に入山する場合は、20日前までに登山届を提出しなければなりません。

毛勝山・釜谷山・猫又山 片貝第4発電所がスタート地点。5時40分に出発。すでに多くの車が停まっていた。
片貝第4発電所がスタート地点。5時40分に出発。すでに多くの車が停まっていた。
毛勝山・釜谷山・猫又山 1時間弱で片貝山荘に到着。
1時間弱で片貝山荘に到着。
毛勝山・釜谷山・猫又山 東又谷へ入る。
東又谷へ入る。
毛勝山・釜谷山・猫又山 斜面の上に、何やら動く黒い物体。子熊であろう。
斜面の上に、何やら動く黒い物体。子熊であろう。
毛勝山・釜谷山・猫又山 廃道となった林道を進む。
廃道となった林道を進む。
毛勝山・釜谷山・猫又山 雪は豊富。ここらでアイゼンを装着する。
雪は豊富。ここらでアイゼンを装着する。
毛勝山・釜谷山・猫又山 穏やかな天気。絶好の登山日和である。
穏やかな天気。絶好の登山日和である。
毛勝山・釜谷山・猫又山 8時30分に取入口に到着。林道はここまで。
8時30分に取入口に到着。林道はここまで。
毛勝山・釜谷山・猫又山 谷には雪がべっとりかと思えば、、、
谷には雪がべっとりかと思えば、、、
毛勝山・釜谷山・猫又山 ぱっくり割れ目も。
ぱっくり割れ目も。
毛勝山・釜谷山・猫又山 9時30分、三階棚滝に到着。滝は完全に雪で埋まっていた。ラッキー!
高巻きする必要なく、簡単に通過。
9時30分、三階棚滝に到着。滝は完全に雪で埋まっていた。ラッキー! 高巻きする必要なく、簡単に通過。
毛勝山・釜谷山・猫又山 さらに谷の奥へ。側壁からの雪崩や落石がゴロゴロしている。
さらに谷の奥へ。側壁からの雪崩や落石がゴロゴロしている。
毛勝山・釜谷山・猫又山 9時53分、標高1230m地点。
谷の終点である平杭乗越(へぐいのっこし)が見えた。
9時53分、標高1230m地点。 谷の終点である平杭乗越(へぐいのっこし)が見えた。
毛勝山・釜谷山・猫又山 当初の計画では、谷中の1434mピークにテントを張る予定だったが、思いの外早かったので、平杭乗越まで進むことに。
当初の計画では、谷中の1434mピークにテントを張る予定だったが、思いの外早かったので、平杭乗越まで進むことに。
毛勝山・釜谷山・猫又山 平杭乗越まで標高差300mほどの斜面。
平杭乗越まで標高差300mほどの斜面。
毛勝山・釜谷山・猫又山 上部はそれなりの斜度。ジグザグに登る。
上部はそれなりの斜度。ジグザグに登る。
毛勝山・釜谷山・猫又山 登ってきた谷が綺麗に見える。後ろに聳えるのは駒ヶ岳。
登ってきた谷が綺麗に見える。後ろに聳えるのは駒ヶ岳。
毛勝山・釜谷山・猫又山 11時50分、平杭乗越(1750m)到着。後立山連峰の展望が一気に広がる。
11時50分、平杭乗越(1750m)到着。後立山連峰の展望が一気に広がる。
毛勝山・釜谷山・猫又山 ドーンと聳えるのはウドノ頭(1967m)。この日、右の斜面で大規模は雪崩を目撃した。大量の土砂とともにデブリが豪快に落ちていき、地響きがした。
ドーンと聳えるのはウドノ頭(1967m)。この日、右の斜面で大規模は雪崩を目撃した。大量の土砂とともにデブリが豪快に落ちていき、地響きがした。
毛勝山・釜谷山・猫又山 白馬〜唐松。
白馬〜唐松。
毛勝山・釜谷山・猫又山 五竜〜鹿島槍。
五竜〜鹿島槍。
毛勝山・釜谷山・猫又山 平杭乗越から先は北方稜線を進むが、キリが良いので1日目はここで幕営とする。
水を作ったり、お酒を飲んだりぐうたらする。
平杭乗越から先は北方稜線を進むが、キリが良いので1日目はここで幕営とする。 水を作ったり、お酒を飲んだりぐうたらする。
毛勝山・釜谷山・猫又山 穏やかで平和な午後をのんびり過ごした。
穏やかで平和な午後をのんびり過ごした。
毛勝山・釜谷山・猫又山 暇になってきたので、ちょっと上の方に行ってみる。
暇になってきたので、ちょっと上の方に行ってみる。
毛勝山・釜谷山・猫又山 15時40分、8名がウドノ頭から降りてきた。
15時40分、8名がウドノ頭から降りてきた。
毛勝山・釜谷山・猫又山 毛勝山から下山してきた2名もいて、この日は10名以上がここで幕営したことになる。
毛勝山から下山してきた2名もいて、この日は10名以上がここで幕営したことになる。
毛勝山・釜谷山・猫又山 我々は懸垂下降の練習をする。
我々は懸垂下降の練習をする。
毛勝山・釜谷山・猫又山 支点は雪を詰めた土嚢袋を雪中に埋めて作った。
支点は雪を詰めた土嚢袋を雪中に埋めて作った。
毛勝山・釜谷山・猫又山 17時30分、夕飯。私はカレーライス。
17時30分、夕飯。私はカレーライス。
毛勝山・釜谷山・猫又山 18時過ぎ、日が傾き、空がオレンジ色に染まり始める。
18時過ぎ、日が傾き、空がオレンジ色に染まり始める。
毛勝山・釜谷山・猫又山 西陽に照らされて輝く後立山連峰。
西陽に照らされて輝く後立山連峰。
毛勝山・釜谷山・猫又山 鹿島槍。
鹿島槍。
毛勝山・釜谷山・猫又山 五竜。
五竜。
毛勝山・釜谷山・猫又山 唐松。
唐松。
毛勝山・釜谷山・猫又山 白馬。
白馬。
毛勝山・釜谷山・猫又山 毛勝山に遮られて太陽は見えないが、良い感じの夕景だ。
毛勝山に遮られて太陽は見えないが、良い感じの夕景だ。
毛勝山・釜谷山・猫又山 毛勝山の稜線上に生える木々をアップで。
毛勝山の稜線上に生える木々をアップで。
毛勝山・釜谷山・猫又山 さらにアップで。
さらにアップで。
毛勝山・釜谷山・猫又山 翌日は4時起床、5時40分に出発。
翌日は4時起床、5時40分に出発。
毛勝山・釜谷山・猫又山 今日も天気に恵まれ、絶景を堪能できそう。
今日も天気に恵まれ、絶景を堪能できそう。
毛勝山・釜谷山・猫又山 まずは西谷ノ頭(1922m)へ150mほどの登り。
まずは西谷ノ頭(1922m)へ150mほどの登り。
毛勝山・釜谷山・猫又山 振り返ると立派に聳えるウドノ頭。
振り返ると立派に聳えるウドノ頭。
毛勝山・釜谷山・猫又山 前方には巨大な毛勝山本峰。
前方には巨大な毛勝山本峰。
毛勝山・釜谷山・猫又山 6時20分、西谷ノ頭に到着。
6時20分、西谷ノ頭に到着。
毛勝山・釜谷山・猫又山 毛勝山の西北尾根。
毛勝山の西北尾根。
毛勝山・釜谷山・猫又山 谷筋にはS字のシュプール。
谷筋にはS字のシュプール。
毛勝山・釜谷山・猫又山 ここから本日のハイライト、毛勝山への500m強の登り、通称「天国の階段」へ突入する。
ここから本日のハイライト、毛勝山への500m強の登り、通称「天国の階段」へ突入する。
毛勝山・釜谷山・猫又山 毛勝山の巨大な山容にただただ圧倒されるばかり。
毛勝山の巨大な山容にただただ圧倒されるばかり。
毛勝山・釜谷山・猫又山 先行者のトレースがしっかりついている。
先行者のトレースがしっかりついている。
毛勝山・釜谷山・猫又山 急かつ長大で、天まで続くかのよう。まさに天国の階段である。
急かつ長大で、天まで続くかのよう。まさに天国の階段である。
毛勝山・釜谷山・猫又山 7時5分、標高2000mを超える。まだまだ山頂は遠い。先行者はもうすぐ山頂を捉える位置に。
7時5分、標高2000mを超える。まだまだ山頂は遠い。先行者はもうすぐ山頂を捉える位置に。
毛勝山・釜谷山・猫又山 振り返ると駒ヶ岳へと繋がる稜線がはっきりと。そっちもいつか歩きたい。
振り返ると駒ヶ岳へと繋がる稜線がはっきりと。そっちもいつか歩きたい。
毛勝山・釜谷山・猫又山 黒部の谷と後立山。
黒部の谷と後立山。
毛勝山・釜谷山・猫又山 なかなか高度感のあるトラバース。一歩一歩慎重に。
なかなか高度感のあるトラバース。一歩一歩慎重に。
毛勝山・釜谷山・猫又山 左奥は僧ヶ岳。地形が手に取るように分かる。
左奥は僧ヶ岳。地形が手に取るように分かる。
毛勝山・釜谷山・猫又山 8時、標高は2200mを越えた。振り返るとかなりの高度感。それにしても絶景である。
8時、標高は2200mを越えた。振り返るとかなりの高度感。それにしても絶景である。
毛勝山・釜谷山・猫又山 8時20分、標高2300mを越え、勾配が緩む。山頂まであと少し。剱岳がその姿を現した。
8時20分、標高2300mを越え、勾配が緩む。山頂まであと少し。剱岳がその姿を現した。
毛勝山・釜谷山・猫又山 8時35分、毛勝山(2414.5m)山頂に到着。
8時35分、毛勝山(2414.5m)山頂に到着。
毛勝山・釜谷山・猫又山 雲がやや不気味である。剱山頂は雲の中。
雲がやや不気味である。剱山頂は雲の中。
毛勝山・釜谷山・猫又山 市街地方面。
市街地方面。
毛勝山・釜谷山・猫又山 これから進む毛勝三山の稜線を望む。
これから進む毛勝三山の稜線を望む。
毛勝山・釜谷山・猫又山 雲は晴れ、剱岳全体を望むことができた。
雲は晴れ、剱岳全体を望むことができた。
毛勝山・釜谷山・猫又山 この下は阿部木谷(毛勝谷)。たくさんのトレースがある。
この下は阿部木谷(毛勝谷)。たくさんのトレースがある。
毛勝山・釜谷山・猫又山 9時10分、毛勝南峰に到着。
9時10分、毛勝南峰に到着。
毛勝山・釜谷山・猫又山 西方に伸びるのは大明神尾根。
西方に伸びるのは大明神尾根。
毛勝山・釜谷山・猫又山 釜谷山へは2286mの最低鞍部へ一旦下ってから登り返す。
釜谷山へは2286mの最低鞍部へ一旦下ってから登り返す。
毛勝山・釜谷山・猫又山 稜線上には巨大な雪庇。クレバスにも注意しながら進む。
稜線上には巨大な雪庇。クレバスにも注意しながら進む。
毛勝山・釜谷山・猫又山 9時30分、最低鞍部を通過。
9時30分、最低鞍部を通過。
毛勝山・釜谷山・猫又山 富山平野が美しい。
富山平野が美しい。
毛勝山・釜谷山・猫又山 後ろを振り返る。雪庇の割れ目が不気味。
後ろを振り返る。雪庇の割れ目が不気味。
毛勝山・釜谷山・猫又山 釜谷山への登り。なだらかだがペースが上がらない。
釜谷山への登り。なだらかだがペースが上がらない。
毛勝山・釜谷山・猫又山 10時、釜谷山(2415m)に到着。今回のルート内での最高地点である。
10時、釜谷山(2415m)に到着。今回のルート内での最高地点である。
毛勝山・釜谷山・猫又山 360度の大パノラマ。
360度の大パノラマ。
毛勝山・釜谷山・猫又山 続いて向かうは猫又山(2378m)。2250mまで下ってから登り返す。
続いて向かうは猫又山(2378m)。2250mまで下ってから登り返す。
毛勝山・釜谷山・猫又山 小刻みなアップダウンが多い稜線は意外と体力を消耗する。
小刻みなアップダウンが多い稜線は意外と体力を消耗する。
毛勝山・釜谷山・猫又山 時折こんな急傾斜面も。
時折こんな急傾斜面も。
毛勝山・釜谷山・猫又山 猫又山が近づく。
猫又山が近づく。
毛勝山・釜谷山・猫又山 11時、猫又山に到着。後ろには釜谷山〜毛勝山。
11時、猫又山に到着。後ろには釜谷山〜毛勝山。
毛勝山・釜谷山・猫又山 剱岳アップ。
剱岳アップ。
毛勝山・釜谷山・猫又山 これから進む稜線を望む。ブナグラ峠(1750m)まで600m強下ってから、赤谷山(2260m)まで500mも登り返す。
これから進む稜線を望む。ブナグラ峠(1750m)まで600m強下ってから、赤谷山(2260m)まで500mも登り返す。
毛勝山・釜谷山・猫又山 右手は大猫山へ向かう東芦見尾根。
右手は大猫山へ向かう東芦見尾根。
毛勝山・釜谷山・猫又山 ブナグラ峠までの下りは、しばらくは真っ白で広大な斜面。ガンガン歩いて高度を下げる。
ブナグラ峠までの下りは、しばらくは真っ白で広大な斜面。ガンガン歩いて高度を下げる。
毛勝山・釜谷山・猫又山 振り返るとスキーヤーの姿。
振り返るとスキーヤーの姿。
毛勝山・釜谷山・猫又山 颯爽と滑り降りてきて気持ち良さそうである。
颯爽と滑り降りてきて気持ち良さそうである。
毛勝山・釜谷山・猫又山 よく晴れてどこを見ても絶景である。
よく晴れてどこを見ても絶景である。
毛勝山・釜谷山・猫又山 ブナグラ峠が近づくにつれ、いやらしい箇所が多くなる。
ブナグラ峠が近づくにつれ、いやらしい箇所が多くなる。
毛勝山・釜谷山・猫又山 トラバース、藪漕ぎ、雪庇上の通過などなど。
トラバース、藪漕ぎ、雪庇上の通過などなど。
毛勝山・釜谷山・猫又山 急斜面はバックステップで。
急斜面はバックステップで。
毛勝山・釜谷山・猫又山 雪と稜線の際を慎重に通過。
雪と稜線の際を慎重に通過。
毛勝山・釜谷山・猫又山 12時45分、標高1900m地点。ブナグラ峠はもうすぐ。いやらしい稜線に意外と時間がかかった。
12時45分、標高1900m地点。ブナグラ峠はもうすぐ。いやらしい稜線に意外と時間がかかった。
毛勝山・釜谷山・猫又山 間違った方向へ降りていこうとしていた夫婦2人を発見。正しい道へと誘導する。だが、後で聞くと、毛勝谷を登って毛勝三山を縦走してきて、南又谷経由で片貝山荘に下山したいとのこと。なんでこちらに来てしまったのだろうか。テントと食料は持っているからと言って、再び猫又山へ登り返していった。無事に下山できたのだろうか。
間違った方向へ降りていこうとしていた夫婦2人を発見。正しい道へと誘導する。だが、後で聞くと、毛勝谷を登って毛勝三山を縦走してきて、南又谷経由で片貝山荘に下山したいとのこと。なんでこちらに来てしまったのだろうか。テントと食料は持っているからと言って、再び猫又山へ登り返していった。無事に下山できたのだろうか。
毛勝山・釜谷山・猫又山 ブナグラ谷。
ブナグラ谷。
毛勝山・釜谷山・猫又山 ブナグラ峠直上の急斜面(フィックスロープがあるものの、雪の下)は、懸垂下降で確実に降りる。
ブナグラ峠直上の急斜面(フィックスロープがあるものの、雪の下)は、懸垂下降で確実に降りる。
毛勝山・釜谷山・猫又山 13時35分、ブナグラ峠に到着。黒部方面へと下る折尾谷が美しい。
13時35分、ブナグラ峠に到着。黒部方面へと下る折尾谷が美しい。
毛勝山・釜谷山・猫又山 降りて来たブナグラ峠直上の斜面。かなり険しい。
降りて来たブナグラ峠直上の斜面。かなり険しい。
毛勝山・釜谷山・猫又山 赤谷山までは届かなそうだが、行けるところまで行って幕営することに。
赤谷山までは届かなそうだが、行けるところまで行って幕営することに。
毛勝山・釜谷山・猫又山 振り返ると猫又山から降りて来た尾根が見える。
振り返ると猫又山から降りて来た尾根が見える。
毛勝山・釜谷山・猫又山 赤谷山へと続く稜線。険しいところもあるが、天国の階段と比べると簡単である。
赤谷山へと続く稜線。険しいところもあるが、天国の階段と比べると簡単である。
毛勝山・釜谷山・猫又山 雪庇には注意。
雪庇には注意。
毛勝山・釜谷山・猫又山 14時55分、1950m地点。ここを登り切ったらやや平坦な場所がありそうなので、今日はここで切り上げることにする。
14時55分、1950m地点。ここを登り切ったらやや平坦な場所がありそうなので、今日はここで切り上げることにする。
毛勝山・釜谷山・猫又山 15時過ぎに良い場所を見つけ、整地してテントを張る。ガスがかかって来て展望が効かなくなる。
15時過ぎに良い場所を見つけ、整地してテントを張る。ガスがかかって来て展望が効かなくなる。
毛勝山・釜谷山・猫又山 夕飯。私は五目ご飯。
夕飯。私は五目ご飯。
毛勝山・釜谷山・猫又山 ご飯を食べ終えて外に出るとガスは晴れていた。
ご飯を食べ終えて外に出るとガスは晴れていた。
毛勝山・釜谷山・猫又山 東芦見尾根に夕日が沈む。
東芦見尾根に夕日が沈む。
毛勝山・釜谷山・猫又山 夕日に照らされる赤谷山。
夕日に照らされる赤谷山。
毛勝山・釜谷山・猫又山 今日歩いて来た毛勝三山も良く見える。
今日歩いて来た毛勝三山も良く見える。
毛勝山・釜谷山・猫又山 月も出ていた。
月も出ていた。
毛勝山・釜谷山・猫又山 最終日は3時半起床。5時に出発。低気圧の接近で天気が崩れるのは分かっている。雨が降り出す前にできるだけ進み、危険と判断すれば、エスケープルートで下山することにした。
最終日は3時半起床。5時に出発。低気圧の接近で天気が崩れるのは分かっている。雨が降り出す前にできるだけ進み、危険と判断すれば、エスケープルートで下山することにした。
毛勝山・釜谷山・猫又山 毛勝三山。
毛勝三山。
毛勝山・釜谷山・猫又山 赤谷山へは250mほどの登り。
赤谷山へは250mほどの登り。
毛勝山・釜谷山・猫又山 市街地を見ると様子がおかしい。雨である。こっちに来ないことを祈る。
市街地を見ると様子がおかしい。雨である。こっちに来ないことを祈る。
毛勝山・釜谷山・猫又山 赤谷山手前で一陣目の雨雲にやられた。だが幸いにも展望は効いており、先へ進む。
赤谷山手前で一陣目の雨雲にやられた。だが幸いにも展望は効いており、先へ進む。
毛勝山・釜谷山・猫又山 だが、市街地を見るとどす黒い雲が雨を降らせていることがよく分かる。
だが、市街地を見るとどす黒い雲が雨を降らせていることがよく分かる。
毛勝山・釜谷山・猫又山 警備隊(?)のヘリコプター。
警備隊(?)のヘリコプター。
毛勝山・釜谷山・猫又山 毛勝三山。
毛勝三山。
毛勝山・釜谷山・猫又山 6時に赤谷山に到着。残念ながら剱岳本峰は雲の中だが、池平山までははっきりと見えた。
6時に赤谷山に到着。残念ながら剱岳本峰は雲の中だが、池平山までははっきりと見えた。
毛勝山・釜谷山・猫又山 雨雲がどんどん近づいてくる。
雨雲がどんどん近づいてくる。
毛勝山・釜谷山・猫又山 空の色が猛烈に不気味である。
空の色が猛烈に不気味である。
毛勝山・釜谷山・猫又山 まもなく、二陣目の雨雲にやられたが、白萩山(2269m)へ進む。
まもなく、二陣目の雨雲にやられたが、白萩山(2269m)へ進む。
毛勝山・釜谷山・猫又山 しばらくは小康状態が続きそうで安堵する。
しばらくは小康状態が続きそうで安堵する。
毛勝山・釜谷山・猫又山 白萩山の北東斜面をトラバースする。
白萩山の北東斜面をトラバースする。
毛勝山・釜谷山・猫又山 落ちたら谷底へ吸い込まれる。慎重に一歩ずつ。
落ちたら谷底へ吸い込まれる。慎重に一歩ずつ。
毛勝山・釜谷山・猫又山 小窓尾根が見えた。ニードル、ドーム、マッチ箱もはっきり確認できる。
小窓尾根が見えた。ニードル、ドーム、マッチ箱もはっきり確認できる。
毛勝山・釜谷山・猫又山 赤ハゲ、白ハゲが近づく。
赤ハゲ、白ハゲが近づく。
毛勝山・釜谷山・猫又山 黒部の谷の下部は新緑が映えていた。
黒部の谷の下部は新緑が映えていた。
毛勝山・釜谷山・猫又山 7時15分、赤ハゲに無事到着。ここで本格的に雨が降り出してしまった。
7時15分、赤ハゲに無事到着。ここで本格的に雨が降り出してしまった。
毛勝山・釜谷山・猫又山 赤ハゲから先はかなりヤバい稜線が続いて、一瞬たりとも気が抜けない。まずは、急斜面の雪庇上をトラバース。
赤ハゲから先はかなりヤバい稜線が続いて、一瞬たりとも気が抜けない。まずは、急斜面の雪庇上をトラバース。
毛勝山・釜谷山・猫又山 続いて、斜度60度はあろうかという雪壁。10mほどだが、3日間で一番緊張した箇所だ。
続いて、斜度60度はあろうかという雪壁。10mほどだが、3日間で一番緊張した箇所だ。
毛勝山・釜谷山・猫又山 無事に登り切って一呼吸。
無事に登り切って一呼吸。
毛勝山・釜谷山・猫又山 視界は数十メートル。
視界は数十メートル。
毛勝山・釜谷山・猫又山 険しい岩稜の尾根が続く。
険しい岩稜の尾根が続く。
毛勝山・釜谷山・猫又山 奥に何やら巨大な岩が姿を現す。
奥に何やら巨大な岩が姿を現す。
毛勝山・釜谷山・猫又山 夏道らしき踏み跡があり、そこを進む。
夏道らしき踏み跡があり、そこを進む。
毛勝山・釜谷山・猫又山 岩の右側を途中まで進み、岩の割れ目を登って岩の反対側に出た。
岩の右側を途中まで進み、岩の割れ目を登って岩の反対側に出た。
毛勝山・釜谷山・猫又山 次の岩は右側を巻く。
次の岩は右側を巻く。
毛勝山・釜谷山・猫又山 なんとか険しい岩稜帯を抜け、8時25分に白ハゲ(2387.7m)に到着。
なんとか険しい岩稜帯を抜け、8時25分に白ハゲ(2387.7m)に到着。
毛勝山・釜谷山・猫又山 休む間もなく、下山開始。だが、視界が効かず、いきなり降りる方向を間違えた。登り返して正しい道へ入る。相変わらずの急傾斜。
休む間もなく、下山開始。だが、視界が効かず、いきなり降りる方向を間違えた。登り返して正しい道へ入る。相変わらずの急傾斜。
毛勝山・釜谷山・猫又山 トレースがあったのが不幸中の幸い。トレースを慎重にたどる。
トレースがあったのが不幸中の幸い。トレースを慎重にたどる。
毛勝山・釜谷山・猫又山 9時、大窓が見えた。
9時、大窓が見えた。
毛勝山・釜谷山・猫又山 大窓手前で一箇所懸垂下降。
大窓手前で一箇所懸垂下降。
毛勝山・釜谷山・猫又山 続いてガレガレのルンゼを降りる。大きな石を一つ落としてしまった。
続いてガレガレのルンゼを降りる。大きな石を一つ落としてしまった。
毛勝山・釜谷山・猫又山 10時、大窓に無事到着。とりあえずは一安心。
10時、大窓に無事到着。とりあえずは一安心。
毛勝山・釜谷山・猫又山 誰かのピッケルが刺してあった。
誰かのピッケルが刺してあった。
毛勝山・釜谷山・猫又山 大窓からは長い雪渓を下り中仙人谷へ。
大窓からは長い雪渓を下り中仙人谷へ。
毛勝山・釜谷山・猫又山 側壁から後方から岩やデブリがゴロゴロ降ってくる危険な谷だ。ルートをよく見極めながら降りる。
側壁から後方から岩やデブリがゴロゴロ降ってくる危険な谷だ。ルートをよく見極めながら降りる。
毛勝山・釜谷山・猫又山 大量のデブリと土砂が堆積した光景は生きた心地がしない。
大量のデブリと土砂が堆積した光景は生きた心地がしない。
毛勝山・釜谷山・猫又山 地獄のような谷だ。
地獄のような谷だ。
毛勝山・釜谷山・猫又山 東仙人谷との出合いで一休み。休んでいる間も右側壁から巨大な落石が頻発していた。
東仙人谷との出合いで一休み。休んでいる間も右側壁から巨大な落石が頻発していた。
毛勝山・釜谷山・猫又山 大規模な雪崩跡。
大規模な雪崩跡。
毛勝山・釜谷山・猫又山 やがて雪が割れ始め、トラバースを余儀なくされる。落ちたら激流に飲み込まれ、雪の下に引き込まれて溺死する可能性も。
やがて雪が割れ始め、トラバースを余儀なくされる。落ちたら激流に飲み込まれ、雪の下に引き込まれて溺死する可能性も。
毛勝山・釜谷山・猫又山 トラバースは続く。緊張のしっぱなし。
トラバースは続く。緊張のしっぱなし。
毛勝山・釜谷山・猫又山 本来ならここで渡渉なのだが、スノーブリッジが残っているので、雪の上をゆく。
本来ならここで渡渉なのだが、スノーブリッジが残っているので、雪の上をゆく。
毛勝山・釜谷山・猫又山 最終堰堤が現れた。もう安心できるかと思ったら、、、。
最終堰堤が現れた。もう安心できるかと思ったら、、、。
毛勝山・釜谷山・猫又山 最後の最後で強敵が現れた。この激流の中を渡渉しなければならない。右に2人立っているのは先行パーティ。先ほどからロープを使いながら苦労して渡渉していたようである。
最後の最後で強敵が現れた。この激流の中を渡渉しなければならない。右に2人立っているのは先行パーティ。先ほどからロープを使いながら苦労して渡渉していたようである。
毛勝山・釜谷山・猫又山 水没するとまずいカメラやビーコンを防水袋に詰め、一呼吸置いてから渡渉にかかった。途中の中島へは簡単に行けたのだが、そこから対岸までは流れが緩やかな場所はない。全身びしょ濡れを覚悟しつつ、まず、私がビレイヤーとなり、ベテランSさんが対岸へ。次にそのロープにカラビナをかけて新人Kさんが渡る。彼は流されてしまったが、ロープのおかげで事なきを得た。最後に、対岸のSさんに確保してもらい、私が渡渉。胸まで濡れて寒くて震えが止まらない。
水没するとまずいカメラやビーコンを防水袋に詰め、一呼吸置いてから渡渉にかかった。途中の中島へは簡単に行けたのだが、そこから対岸までは流れが緩やかな場所はない。全身びしょ濡れを覚悟しつつ、まず、私がビレイヤーとなり、ベテランSさんが対岸へ。次にそのロープにカラビナをかけて新人Kさんが渡る。彼は流されてしまったが、ロープのおかげで事なきを得た。最後に、対岸のSさんに確保してもらい、私が渡渉。胸まで濡れて寒くて震えが止まらない。
毛勝山・釜谷山・猫又山 こうして、無事に危険な谷を抜け、林道に出た。
こうして、無事に危険な谷を抜け、林道に出た。
毛勝山・釜谷山・猫又山 振り返る。恐ろしい山域だ。
振り返る。恐ろしい山域だ。
毛勝山・釜谷山・猫又山 馬場島に到着。
馬場島に到着。
毛勝山・釜谷山・猫又山 3日間、本当にお疲れ様でした。
3日間、本当にお疲れ様でした。

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