乗鞍岳と芦原岳 中央分水嶺・高島トレイル~1

2014.05.10(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 37
休憩時間
38
距離
11.6 km
のぼり / くだり
735 / 898 m
1 51
50
58
1 6

活動詳細

すべて見る

こちらは、2014年の記録です。中央分水嶺・高島トレイルの最初のコース。  中央分水嶺は、本州の太平洋側と日本海側を隔てる分水嶺。高島トレイルは、滋賀県の中央分水嶺のうち、北西部分の愛発越~三国岳の区間で整備されています。その起点となる愛発越~乗鞍岳~芦原岳~黒河峠を歩いてみました。なお、登山口と下山口が歩いたらかなり遠いため、あらかじめ黒河林道入口に一台置車して、もう一台で愛発越に入りました。 山行記録:日時-2014年5月10日、天候-晴れ。7:50 黒河林道入口⑭に一台置車して、愛発越に向かう。8:22 愛発越の福井県側に進んだところ(マップのP)に駐車後、8:26 中央分水嶺・高島トレイル入口(スキー場入口)①へ、8:55 リフト終点(登山道入口)③、9:40 乗鞍岳北尾根出合④、10:16 乗鞍岳山頂⑤着。早い昼食を食べて、10:50 山頂発、10:53 電波塔⑥、11:10ごろ ブナ林⑦、11:37 鉄塔下⑧、11:43 芦原岳分岐、11:46 芦原岳・山頂⑨着。11:50 山頂発、12:08 鉄塔下⑩、12:31 猿ヶ馬場ブナ林⑪、12:52 黒河峠⑫、13:59 黒河林道入口⑭着。  5月中旬のよく晴れた日、中央分水嶺・高島トレイルの最初のルートでもある、愛発越~乗鞍岳~芦原岳~黒河峠を歩きました。この前の秋、朽木の道の駅でトレイルの公式ガイドブックを手に入れ、眺めているうちに行きたくなってきました。公式ガイドでは、愛発~黒河峠間が休憩無しで4:40のコースタイムとなっていたため、がんばって早い目に起きて来ました。実際は昼食や休憩を込みで、4:26で歩けましたので、ずいぶん時間に余裕ができました。ルートは非常によく整備されており、迷うところはほぼ無かったです。登山口・下山口の交通の便は悪いので、二台の車で一台を置く方法が必要になります。なお、途中でしばらく一緒になった名古屋から来られた三人組は、黒河峠にタクシーを呼ぶと言っていました。

高島トレイル その1 今回のルートマップです。この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(駄口)をベースに作成いたしました。
今回のルートマップです。この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(駄口)をベースに作成いたしました。
高島トレイル その1 愛発越のトレイル入口①に立つ看板です。愛発越(あらちごえ)とは、国道161号線が滋賀から福井県に越える峠です。国境高原のスキー場といったほうがわかりやすいでしょう。ここが、高島トレイルの出発点で、ここに大きな看板が設置されています。標高は389m。865mの乗鞍岳まで470mあまりの登りです。
愛発越のトレイル入口①に立つ看板です。愛発越(あらちごえ)とは、国道161号線が滋賀から福井県に越える峠です。国境高原のスキー場といったほうがわかりやすいでしょう。ここが、高島トレイルの出発点で、ここに大きな看板が設置されています。標高は389m。865mの乗鞍岳まで470mあまりの登りです。
高島トレイル その1 ここ①から見上げる乗鞍岳です。山頂は左寄り。電波塔よりは右です。
ここ①から見上げる乗鞍岳です。山頂は左寄り。電波塔よりは右です。
高島トレイル その1 舗装道を少し山方向に進むと、右手にゲレンデ②があります。大谷第一コースです。
舗装道を少し山方向に進むと、右手にゲレンデ②があります。大谷第一コースです。
高島トレイル その1 ここを登っていきます。
ここを登っていきます。
高島トレイル その1 振り返ると初夏のゲレンデ、レストハウス、愛発越が見渡せます。
振り返ると初夏のゲレンデ、レストハウス、愛発越が見渡せます。
高島トレイル その1 やがて左手にリフト終点の降り場がある広場まで登りつきます。その広場の右手奥に、登山道の入口③が。すこしわかりにくいので注意。
やがて左手にリフト終点の降り場がある広場まで登りつきます。その広場の右手奥に、登山道の入口③が。すこしわかりにくいので注意。
高島トレイル その1 入ってすぐの登山道の様子。よく踏まれた掘割状です。
入ってすぐの登山道の様子。よく踏まれた掘割状です。
高島トレイル その1 その先で右からの尾根芯の道と合流します。より、しっかりした登山道となります。
その先で右からの尾根芯の道と合流します。より、しっかりした登山道となります。
高島トレイル その1 底に落ち葉がたまった掘割道です。かつて、多くの人々が行き交っていたのでしょう。
底に落ち葉がたまった掘割道です。かつて、多くの人々が行き交っていたのでしょう。
高島トレイル その1 5月10日ですから、ツツジ科の花がたくさん見られます。これは、ミツバツツジの仲間です。おそらくユキグニミツバツツジ(ツツジ科ツツジ属)でしょう。
5月10日ですから、ツツジ科の花がたくさん見られます。これは、ミツバツツジの仲間です。おそらくユキグニミツバツツジ(ツツジ科ツツジ属)でしょう。
高島トレイル その1 こちらは、ウスギヨウラク(ツツジ科ツツジ属)というヨウラクツツジの一種です。
こちらは、ウスギヨウラク(ツツジ科ツツジ属)というヨウラクツツジの一種です。
高島トレイル その1 ブナの林に入ってきました。左の並びがブナです。
ブナの林に入ってきました。左の並びがブナです。
高島トレイル その1 尾根芯が右に外れて、道が左に回りこむと、まもなく乗鞍岳北尾根に出ます。
尾根芯が右に外れて、道が左に回りこむと、まもなく乗鞍岳北尾根に出ます。
高島トレイル その1 乗鞍岳北尾根の出合④です。標高は780mほどです。標識があり、左に向かいます。
乗鞍岳北尾根の出合④です。標高は780mほどです。標識があり、左に向かいます。
高島トレイル その1 カタクリ(ユリ科カタクリ属)です。稜線上に咲いていました。
カタクリ(ユリ科カタクリ属)です。稜線上に咲いていました。
高島トレイル その1 稜線上からは眺望が優れています。この日は残念ながら春霞が濃いのですが、奥琵琶湖に竹生島が浮かんでいるのが見えました。その左は奥琵琶湖パークウェイの通る半島と標高470mの大峰。
稜線上からは眺望が優れています。この日は残念ながら春霞が濃いのですが、奥琵琶湖に竹生島が浮かんでいるのが見えました。その左は奥琵琶湖パークウェイの通る半島と標高470mの大峰。
高島トレイル その1 稜線には樹も多くハウチワカエデ(カエデ科 カエデ属)の新緑が最高でした。
稜線には樹も多くハウチワカエデ(カエデ科 カエデ属)の新緑が最高でした。
高島トレイル その1 ムシカリ(スイカズラ科ガマズミ属)=オオカメノキもほぼ満開を迎えていました。
ムシカリ(スイカズラ科ガマズミ属)=オオカメノキもほぼ満開を迎えていました。
高島トレイル その1 やがて、二等三角点(点名・野口村、標高865.1m)のある、乗鞍岳・山頂⑤です。後方が、中央分水嶺・高島トレイルの標識です。
やがて、二等三角点(点名・野口村、標高865.1m)のある、乗鞍岳・山頂⑤です。後方が、中央分水嶺・高島トレイルの標識です。
高島トレイル その1 山頂からの眺望です。真南には奥琵琶湖に張り出す海津大崎の最高峰・東山594.6mです。
山頂からの眺望です。真南には奥琵琶湖に張り出す海津大崎の最高峰・東山594.6mです。
高島トレイル その1 反対の真北には、北尾根上に岩籠山765.1m。
反対の真北には、北尾根上に岩籠山765.1m。
高島トレイル その1 山頂から少し南に下ると、麓から見えていた電波塔です。
山頂から少し南に下ると、麓から見えていた電波塔です。
高島トレイル その1 電波塔の下⑥から、北西方向に野坂岳913.3mの姿が。言うまでも無く野坂山地の名の元となっている、敦賀の名峰です。
電波塔の下⑥から、北西方向に野坂岳913.3mの姿が。言うまでも無く野坂山地の名の元となっている、敦賀の名峰です。
高島トレイル その1 その左手には、いまから向かう芦原岳842m。一番高く見える鉄塔のあたりが山頂でしょう。左奥には台形の三国山876.1mの姿も。
その左手には、いまから向かう芦原岳842m。一番高く見える鉄塔のあたりが山頂でしょう。左奥には台形の三国山876.1mの姿も。
高島トレイル その1 その先にももう一つ(よく見ると二つ)電波塔が建っています。その左の舗装道は、マキノ町在原から登ってくる道ですが、ゲートがあって一般車は入れません。
その先にももう一つ(よく見ると二つ)電波塔が建っています。その左の舗装道は、マキノ町在原から登ってくる道ですが、ゲートがあって一般車は入れません。
高島トレイル その1 鉄塔の後ろに並ぶのは、この先の中央分水嶺の山並みです。左端が寒風857m、その右にP869、P841、右端に赤坂山823.6m。
鉄塔の後ろに並ぶのは、この先の中央分水嶺の山並みです。左端が寒風857m、その右にP869、P841、右端に赤坂山823.6m。
高島トレイル その1 ⑦あたりのブナ林はさらに大規模です。稜線の右側を通ります。
⑦あたりのブナ林はさらに大規模です。稜線の右側を通ります。
高島トレイル その1 これはそうとうな大木でした。
これはそうとうな大木でした。
高島トレイル その1 トクワカソウ(イワウメ科イワウチワ属)
トクワカソウ(イワウメ科イワウチワ属)
高島トレイル その1 エンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属)。この花たちも、この山域を代表する花です。
エンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属)。この花たちも、この山域を代表する花です。
高島トレイル その1 ⑧で、突然鉄塔の建つ広場に飛び出しました。鉄塔の先を左に回りこみます。その先の分岐で右に進み、結局この写真の前方に見えているもう一つの鉄塔の下に進みます。
⑧で、突然鉄塔の建つ広場に飛び出しました。鉄塔の先を左に回りこみます。その先の分岐で右に進み、結局この写真の前方に見えているもう一つの鉄塔の下に進みます。
高島トレイル その1 その鉄塔の下が、ほぼ芦原岳の山頂⑨でした。標高は842mほど。ここから谷を隔てて、先ほど歩いた乗鞍岳が一望できました。
その鉄塔の下が、ほぼ芦原岳の山頂⑨でした。標高は842mほど。ここから谷を隔てて、先ほど歩いた乗鞍岳が一望できました。
高島トレイル その1 芦原岳からは野坂岳が少し近く見えます。その右下には・・・
芦原岳からは野坂岳が少し近く見えます。その右下には・・・
高島トレイル その1 敦賀の街もよく見えました。市街地の向こうには気比の松原。その先は日本海(若狭湾)。ここは琵琶湖と日本海が同時に見渡せる頂です。
敦賀の街もよく見えました。市街地の向こうには気比の松原。その先は日本海(若狭湾)。ここは琵琶湖と日本海が同時に見渡せる頂です。
高島トレイル その1 その左、尾根伝いに眼をやると、野坂岳と三国山との間の山々が。まず左奥が庄部谷山855.9mです。主脈を西に離れています。右手前が芦谷岳866m。
その左、尾根伝いに眼をやると、野坂岳と三国山との間の山々が。まず左奥が庄部谷山855.9mです。主脈を西に離れています。右手前が芦谷岳866m。
高島トレイル その1 赤坂山を望遠で覗くと山頂に何人かいるのが見えました。またその向こうに電波反射板のある山が見えます。大御影山954mです。この峰もこの先の中央分水嶺上です。
赤坂山を望遠で覗くと山頂に何人かいるのが見えました。またその向こうに電波反射板のある山が見えます。大御影山954mです。この峰もこの先の中央分水嶺上です。
高島トレイル その1 一旦分岐まで戻り、中央分水嶺の縦走を続け、⑩で再び鉄塔の下に出ます。ここからは三国山876.1mが大きくきれいに見えます。巨大な山です。
一旦分岐まで戻り、中央分水嶺の縦走を続け、⑩で再び鉄塔の下に出ます。ここからは三国山876.1mが大きくきれいに見えます。巨大な山です。
高島トレイル その1 ⑩から西に下るところはかなりの急勾配です。ただ、鉄塔巡視路なので、ゴムの階段があり、滑ることはありません。
⑩から西に下るところはかなりの急勾配です。ただ、鉄塔巡視路なので、ゴムの階段があり、滑ることはありません。
高島トレイル その1 ⑪の手前で、二度大きな鉄塔をくぐります。その先、651.5mの三角点のある峰には登らずに、右に下ります。
⑪の手前で、二度大きな鉄塔をくぐります。その先、651.5mの三角点のある峰には登らずに、右に下ります。
高島トレイル その1 右に下ったところにもみごとなブナ林が。猿ヶ馬場のブナ林⑪です。
右に下ったところにもみごとなブナ林が。猿ヶ馬場のブナ林⑪です。
高島トレイル その1 そのブナ林の林床に黄色いスミレが。オオバキスミレ(スミレ科スミレ属)です。黄色いスミレの一つですが、葉が大きく、形も独特なので、区別できます。滋賀では、湖北の野坂山地でのみ見られます。
そのブナ林の林床に黄色いスミレが。オオバキスミレ(スミレ科スミレ属)です。黄色いスミレの一つですが、葉が大きく、形も独特なので、区別できます。滋賀では、湖北の野坂山地でのみ見られます。
高島トレイル その1 やがて、林道に飛び出します。黒河(くろこ)峠⑫です。標高は571mほど。
やがて、林道に飛び出します。黒河(くろこ)峠⑫です。標高は571mほど。
高島トレイル その1 林道を少し下ると、中央分水嶺・高島トレイルの、三国山・赤坂山方面の入口⑬です。ここは次回にとっておいて、今日は置車した白谷方面に下ります。
林道を少し下ると、中央分水嶺・高島トレイルの、三国山・赤坂山方面の入口⑬です。ここは次回にとっておいて、今日は置車した白谷方面に下ります。
高島トレイル その1 あとは林道をひたすら下ります。この林道、車が普通に入ってきていました。
あとは林道をひたすら下ります。この林道、車が普通に入ってきていました。
高島トレイル その1 黒河林道入口⑭に到着です。この脇に置車していました。
黒河林道入口⑭に到着です。この脇に置車していました。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。