活動データ
タイム
05:50
距離
7.7km
のぼり
771m
くだり
770m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る荒倉山に登った時に見た山姿にひかれて、いつか登ろうと思っていた温海岳登山です。 温海岳は「山と渓谷社」の「山形県の山(1993年度版)」には載っていますが、最新版では削られています。 本での温海岳の印象はあまり良いものではありません。(BOOKOffで買って持っている) 車道が通って登山の興味は薄い。山頂の眺めはよくない。将来杉が伸びれば眺望がなくなるだろう。的な表現です。 5月14日に山開きがあったので、意を決して登って来ました。 空は真っ青。前日土曜の雨が功をそうしてかカスミもかかっていません。最高の眺望が期待できます。 廃業になった温海グランドホテルの駐車場に車を止めて、そこからスタートしました。 最初の車道歩きはつまらなくて本の通りでしたが、遊歩道に入ってからは本のイメージは一挙に吹っ飛びました。 青々とした緑の中、沢の音を聞きながら済んだ空気の中を気持ちよく歩く事が出来ました。 また、一般的な観光地図には一の滝から三の滝しか掲載されていませんが、途中いろんな滝があり、こちらも楽しませてくれました。 圧巻はブナの森遊歩道です。 山と渓谷社の本にはこの道は記載されておらず、車道を歩く事になっていますが、実際は木漏れ日の中をゆっくり歩くコースで、心が癒されました。 山頂からの景色も360%展望で(若干南面の杉が邪魔)庄内の名だたる山々が見る事ができましたし、天候も手伝ってか佐渡や男鹿まで見えました。 下山の旧拝殿コースも本では廃道となっていましたが、しっかり道があり、登山会の皆さんと一緒に楽しく下山する事が出来ました。 (温海嶽の会の皆さんのと思います。ありがとうございました) ... との事で、山渓の本を読むと登る気はうせさせるは、YAMAPの地図では鶴岡市にも摩耶山にも入っていない谷間だわで、知らない人だと登ろうという気にならない山だと思います。(実際私も荒倉山に登っていなければ...) しかし、沢沿いの遊歩道、尾根沿いのブナの森遊歩道、旧道、山頂の眺望どれを取っても一度は登ってみる価値はあると思いました。 さすが、山形百名山一次選定の50座に選ばれただけはあります。 秋の紅葉シーズンにまた来ようと思います。
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