坊がつる読書山行(蜜蜂と遠雷/恩田 陸)

2017.05.22(月) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 11
休憩時間
0
距離
3.7 km
のぼり / くだり
295 / 254 m
38
25
DAY 2
合計時間
1 時間 14
休憩時間
5
距離
3.3 km
のぼり / くだり
245 / 296 m

活動詳細

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もう2週間以上、休みなしで働いている。 先週の土曜は何とか休めそう、と思ったら急きょクレーム処理になっちまった。金泉寺の薪割りにも行けなかったし…もう辛抱たまらん。ということで配達を終えた月曜の午後4時半、僕は山へ直帰することにした。何はなくても、山でテント張って、酒呑んで温泉入って本が読めれば、それでいい。それであと2週間は頑張れる気がする(ホントにいいのか?そんなんで)。 法華院の談話室で、まずはビールを飲んでいると若い登山者が話しかけてきた。今回初めて友人とくじゅうに来たのだけれど、危うく遭難しかけたという。中岳を踏んだ後、法華院まで降りようとしたら、途中で道を誤ったらしい。 通常なら、くじゅう分かれまで戻って北千里浜から法華院というコース取りをする人が多いだろう。慣れた人なら白口岳から鉾立峠経由だ。ところがどうやら彼らは法華院まで直降する白口谷ルートに入り込んだらしい。 「途中で相方の足も攣ってしまって、ヤバかったですわ~。沢伝いに降りたら、何とか登山道に出たんでホッとしましたけど、途中でヘリを呼ぼうか迷いましたわ~」と笑っていたけど、いやいや笑えないから、それ(笑)。 さて、今回のお供は、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」だ。 恩田作品では「夜のピクニック」が好きだけど、コレも凄く良かった。直木賞と本屋大賞のW受賞はダテじゃなかった。日付が変わる頃に読み終えたけれど、坊がツルの星夜の下で僕は色んな音を感じてしまった。虫の羽音、蛙の求愛の音、鹿の警戒音、わずかな葉擦れの音。そうかぁ、静かな夜だと思っていたけど、ココはこんなにも音の色彩に溢れたところだったんだ。本に没頭した後、僕はいつも影響を受けてしまうのだ。 そんな幸せな感覚のまま眠りについた翌朝4時過ぎに目を覚まし、仕事場へと戻った。これ、エクストリーム出社ってやつ?(笑)。まあ、どこもピークは踏まなかったけれど、山に居ただけで十分に充電できた気がした、そんな火曜の朝でした。

活動の装備

  • その他(Other)
    クライミット イナーシャ・オゾン
  • その他(Other)
    Salewa Multi Shelter Ii Tent
  • パタゴニア(patagonia)
    アセンジョニスト・パック40L

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