バリ島 アグン山

会社の以前のアシスタントが結婚式をするとのことで、らしくないが、バリ島に来てみた。海辺やプールサイドでチャプチャプするのは性に合わないので、海パンは持参せず。サーフボードを担ぐ人たちに混じって、山装備一式を持ち、バリ島最高峰のアグン山(海抜3142m)へ。 夜11時発、ヘッテンを頼りに暗闇を歩き、どんどん高度を稼ぐ…と思いきや、頂上の気温7〜8度に惑わされ、服の選択を間違い、スタート地点から続く熱帯の樹木帯で危うく脱水しかける。全く動けない。少し休んで水分補給して、どうにか取り戻そうとするが、だるい身体に「敗退」のニ文字がちらつき始める。 しかし、小幅でも一歩一歩進めばどうにか打開できるもの。持参した着替えを総動員し、服を小まめに調整する。森林限界を抜けたあたりからペースを戻す。 アグン山はトレッキングの呼び声で広告されてるが、熱帯の樹木帯、小学校の時にカブトムシを飼ってた虫かごに入れる土が思っ切り水を吸った状態の土でできた細尾根、富士山の砂走り、森林限界を超えてすぐ現れる延々と続く岩場、そして吹きっさらしの稜線。これらが織り成すハーモニーは明らかにトラッキングのイメージと一線を画する。 勉強になりました。