山開きの日だけ登れる五箇山から登る山 人形山と三ヶ辻山に登って来た~

2017.06.04(日) 日帰り

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今回登って来たのは南砺市の旧、平村から登る新日本百名山 人形山(にんぎょうざん)・三ヶ辻山です。 山仲間と登って来ました。 この日は山開きの日ですので多くの方が登るだろうなぁと思っておりました。 と言うのもこの山、他の山と違う制限があります。それは中根登山口まで行く林道が工事の為、12月末まで通れなくなります。山開きの日だけ登山口まで行けると言うこの日限定の登山となっております。(昨年も山開きの日だけ登れた様。例外的に通れる日もあったとか・・・) 国道156号線沿いにある村上家のあたりから左折し、この日だけの案内看板に従って進むと細い林道となっていきやがて砂利道となります。それも所々細いルートです。路面状況も悪く正に酷道を車の底を時々こすりながらユックリと進んで行きます。所々コンクリ道となってホッとしますが、また砂利道となり運転も大変です。 途中には不思議な継ぎ足し増築してある謎の山荘が突如現れます。そこからしばらく進むとようやく駐車スペースのある中根登山口に到着。ですがこの日は思っていたよりもかなりの台数の車が既に駐まっており駐車場は満車で林道脇に車を駐めました。駐車係の方もいましたし、登山口周辺は多くの方も居て林道が酷すぎる割にはすごく賑わってるそのギャップに驚きました! 平村の国道沿いにもあちこち山開き案内もあり、この村の方々にとっては毎年恒例の初夏のイベントとなってるのだなって思いましたね。 登山口で登山道整備協力募金を支払うと記念品が貰えました。 ルート自体は幅もあり地元の方々が整備したてで歩くのにはさほど問題無く登れます。途中には広めのスペースがあり、第一、第二休憩所があります。その先にはルート上にも残雪が現れ、そこからしばらく進むと宮屋敷跡と書かれた石盤と鳥居がありました。 このあたりから稜線歩きとなっていくのですが、この日は天気予報が外れてどんより曇り空で雨もパラつく天気。稜線に出てもガスで覆われ展望はイマイチでした。 登山口で気づいたのですがベテランの方や地元の方達はだいたい長靴で登っておりました。後に判りましたがこの日は長靴が正解の様でした。 雪解けで稜線に出るとグチャグチャ道だらけとなっており、多くの方が歩いてるので残雪上がドロでルート引かれてるそんな感じでした。 やがて梯子坂の手前に来て、これから歩くルートが一望出来るやや急登の所に来ます。 歩いてて思ったのがかたくりの花が多く咲いてるなぁと。それも今まで歩いた山の中では一番かたくりの花があちらこちらに有り、まさにかたくりロードって感じでした。 ロープ場もあり、やがて三ヶ辻山との分岐となる乗越分岐に到着。少しガスも晴れて周りが見えてきましたが空は未だ曇り。そこから笹の稜線を歩きようやく人形山の頂上に到着。 山頂はそれほどスペースも広くないのですがそこから少し離れた2カ所に休憩出来るスペースありました。そこには多くの方がいましたが、祖父母や親と小学生って感じで一見ファミリー向けの山っぽい様子なのですが、ルート的には片道6キロ、高低差930mの登山となってますので!。 途中の休憩場所で地元の方に聴いたのですが、子供の頃から義務的に登ってる山って言ってました。なので皆さんスタミナが凄く、小学生のチビっ子達も歩くスピード早くてビックリします!! 大人達は追いついて行けてませんでした~ しばし休憩後、乗越分岐まで戻り今度は三ヶ辻山を目指します。途中には倒木がたくさんある部分があり、一見先には進んで行けなさそうな感じに見えましたが、何度もまたいで乗り越えて行けば問題無く進んでいけますので。 三ヶ辻山まで登る方は少ないようで残雪跡はそんなにドロの歩いた跡は付いてませんでした。ガスってた山々も遠くまで見渡すことが出来るまで回復しており、気持ち良く進んでいけました。 途中にはしゃくなげの花超しに大笠山方面が見渡せる展望スポットがありました。やがて頂上に到着。さほど広くないスペースでしたが、そこには今日設置したての真新しい木製標識があります。 そしてモクモクと下っていき無事に登山口に到着。今回は約7時間40分の山行となりました。 その後登山口では五箇山鍋の振る舞いがありました。 今回残念ながら山名の由来である残雪に残る雪絵は見ることが出来ませんでした。 この日だけで約300名が登った様で、地元の方に愛されてる登りたくても登れないこの山に是非来年登ってみましょう。

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