活動データ
タイム
09:36
距離
7.1km
のぼり
1163m
くだり
968m
活動詳細
すべて見る乾徳山に引き続き、岩バリエーションガイド山行その2です。 本日のメニューは赤岩尾根と大ナゲシ。赤岩尾根は両神山の八丁峠から西に延びる尾根で、バリバリのバリエーションルートです。(オヤジギャグではありません) 赤岩峠からまず大ナゲシという岩峰に立ち寄り、赤岩尾根を通って八丁峠に抜け、落合橋に下山します。 とうとうマイハーネスとATCとカラビナスリング一式も買っちゃったし、どハマり…もとい、やる気はマンマンです。 車を1台落合橋の駐車場に置いて、もう1台で移動し赤岩峠登山口からスタート。両神山八丁尾根の登山者で落合橋の駐車場は満車寸前でしたが、こちらに来る人はさすがに少なそう。 ニッチツ鉱山の心躍る廃墟群を抜けて(時間があれば探索したいぐらい)、樹林帯の九十九折の道へ。ここはまだ破線コースではないこともあり、特に危ないところもなく1時間ほど登れば赤岩峠。 ここから右手に向かうと赤岩尾根ですが、まずは左手にそびえる岩峰、大ナゲシに向かいます。 大ナゲシの基部でハーネスを装着、鎖にセルフビレイするやり方を教わりつつ岩峰を直登。今回のルートで鎖があったのは(たぶん)ここだけです。 頂上で、これから歩く赤岩尾根と赤岩岳、八丁尾根などの眺望を楽しんだら懸垂下降で降ります。赤岩峠に戻り、いよいよ赤岩尾根へ。 赤岩尾根は、赤岩岳~前衛峰~1583P~P4~P3~P2~P1 といった主要なピークが連なります。特に1583P(1583m峰)が難所です。ボロボロの残置ロープをときどき見かける程度で、基本的に鎖などの補助はありません。ロープハーネス装備は必須です。 赤岩岳手前の眺めのいい岩峰で小休止後、赤岩岳へ(これどう登ったのかうろ覚え)。バリエーションとはいえ一応山頂に手書きの看板があるのにほっこり。眼下には谷間に埋まるように、白くニッチツ鉱山が見えます。 続いて前衛峰を直登。ほぼ垂直に切り立った岩場で、ここではビレイと支点を回収しながら登る練習も兼ねます。 今回は、ガイドさんの「藪岩魂」(笑 これ気に入りました)な教育方針により、基本全ての岩を直登していますが、場所によっては直登しないで済むルートもあるようです。 短いですが垂直の岩場を懸垂下降して降りると、次に登場するのが1583P。目の前に切り立ったリッジ状の岩を直登します。遠目にも、まじであそこ登るの…と思ったところで、岩はもろく、途中のトラバースが足場が乏しかったりと、今回一番難しく感じた箇所です。本来は右側から巻いて登るのが定番のようで、そちら方向にボロボロのロープが見えていました。 リッジを登りきり、岩尾根や樹林帯を越えていきます。この間にも岩場は連続しますが、1583Pほどではなかった印象です。 P4、P3は気付かず素通り。P2には看板あり。細い岩を登り、痩せた岩尾根を伝えばP1です。 P1から樹林帯を降りると八丁峠。一般道、知っている場所に出た!と思ったときは本当にほっとしました。と同時に、ちょっと名残惜しく思ったり。 ここからは落合橋まで、ゆるやかで穏やかな樹林帯を下っていきます。こういう気が抜けたときが一番危ないので、最後まで気を緩めないよう気をつけます。それにしても、この道、つまんないなー。八丁峠に上がるなら、八丁トンネル側の道のほうが鎖もあるし全然楽しいのでオススメです。薄暗いけど。落合橋登山口が人気あるのが謎ですね。トイレもないし。 落合橋に下山して、もう1台の車のほうへ移動して、東京方面に帰るガイドさんたちとは解散です。 前回の乾徳山はトレーニングといったかんじでしたが、今回はしっかりとしたバリエーションルート。歩ききったあとの感想は…楽しすぎる。難所が続き、人の手があまり入っていないマニアックな山歩き。独特の面白さがあります。 鎖のない困難な岩場も、ロープの安心感でストレスなく挑戦できるのもいいです。ロープで確保されているとはいえ登るのは自分の力なので、あとあと考えるとよくあんなところ登ってきたなあと思います。 ガイド山行は、確かに費用などの負担はありますが、楽しみながら、普通なら行けないレベルのところに行けて、安全に確実に、そしてスピーディにステップアップできるというのはそれ以上の見返りだと思います。実際、このあとソロで八ヶ岳に行ったのですが、岩場の通過がびっくりするぐらいスムーズにできるようになっていて、驚きました。 両神山でガイドさんと偶然知り合ったことに、本当に感謝です。あの日両神山に行って本当によかった! ついでに、新しい靴も最高です。今までの硬いソールの靴はなんだったのか…。靴でこんなに違うとは思いませんでした。ガチ岩場でのアプローチシューズ、最高!里山も意外と歩きやすい。 ※赤岩尾根は鎖などもなく、道も不明瞭なところが多いです。道標はもちろんありません。 通過の難易度は両神山八丁尾根とは比べ物にならないレベルで、表妙義より上だと思います(表妙義は鎖があるので)。挑戦する際は、相応のスキルと装備(ロープ必須)で挑むようお願いします。
活動の装備
- ペツル(PETZL)エスエムディ
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)リンクパーソナルアンカーシステム
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)ウィメンズ プリムローズ
- ファイントラック(finetrack)メリノスピンソックス5本指クルー
- スポルティバ(LA SPORTIVA)トラバースX4 MID GTX
- その他(Other)climbing technology galaxy
- パタゴニア(patagonia)キャプリーン 1 シルクウェイト グラフィック Tシャツ
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)メンズ クラッググローブフルフィンガー
- ファイントラック(finetrack)スキンメッシュノースリーブ ウィメンズ
- その他(Other)SWANS Dee-I GW-3701 BK-BR
- バーグハウス(berghaus)パワードライ アクティブ ジャケット
- ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)W TELLUS 28
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