活動データ
タイム
07:40
距離
10.9km
のぼり
964m
くだり
973m
活動詳細
すべて見るここの所、楽チンな山行が多かったので、魂がシビれるような登攀がしたいと思い。 しかも出来るだけお手軽な(この時点でおかしいが)上級者向きの沢を探していたら、どうもF1の大滝だけが、巻きを使ってもかなりヤバイらしい、しかもトポをみると2級上なのに、上級者向け? ちょっと変だなぁと思いつつも、西丹沢にある地獄棚沢に行ってきました。 大滝橋のバス停を降り沢沿いを歩いていると、ひとりの先行者の足跡、おそらく釣り人だろう。 沢登りなら上級の沢に1人で行くバカはいないはず。 トラブルにならないように注意しながら、遡行を開始すると、程なく、ウェダーを着けたおじさんに会う。 大滝下まで行ってきたらしい。ちっちゃいヤマメが少し釣れたけどリリースしたとの事、大滝の上も行きたかったらしいが、どう見ても無理そうなので諦めたらしい、これは、もしかしたら大滝の上はお魚天国かもしれない。 そんな話しをして、別れた。 おじさんと別れてすぐにF1大滝ドーン! 堂々たる50mの滝、なかなか美滝だ。 直登するには、かなりヌメっていて人工登攀でアブミを使わないと、こりゃ無理でしょう。 最初から直登は考えてないので、ブッシュにはいり まずは20m上のテラスへ なかなか、よい眺め ブッシュに戻り適当な木を見つけて、セルフをとり ソロシステムを用意する。 見上げるとほぼ垂直、岩場はハング、ランナーを取る木もランナウトしてる。 しかも小枝が邪魔してる。 確かに面倒だし難しそう、ただ登れない程ではない。 ロープだけを背負ってソロシステムで登る。 ブッシュは木を頼りに登るが、木の間隔が遠いので、沢バイルを使いつつ慎重に登る。 岩場はハングしてるので、念のため1本ハーケンを打った。打つときは出来たら両手を使いたいので、もしもの時に持ってきたスカイフックも役に立った。 それでも岩はもろく崩れるので、押さえ込むようにのぼる。 上まで登りきり太い木にフィックスして、ザックを取りに戻る。ザックを、回収して登り返した。 登る時にはやばそうだったので使わなかった、アンダーのフレイクを使うと、案の定、バコッと取れた。 リードで使ってたらヤバかった。 滝の落ち口にあがり、やっと一息。 この滝で2時間かかった。 ハーケンの長さが合わず打ち直しと、回収に思ったより時間がかかってしまったらしい。 それでも、ソロなので、時間的にはだいぶ成長したもんだ。 ここからは、楽チンなシャワークライミングと聞いていたが、なかなかどうして楽しませてくれた。 連瀑帯の滝はヌメっていて、スタンスがとれない。 いつも持参しているタワシでゴシゴシ スタンスになりそうな所は、ゴシゴシ やっぱ、タワシは亀の子だね。 今回は、軍手も用意した。 軍手のフリクションもかなりよい。 兎に角10mから15mの滝がバンバン続く、落ちたくないので、念入りにゴシゴシする。 連瀑帯を堪能しつつ登り終えると、水量も減りナメ滝にかわる。 水が涸れる前に食事。 出来たら、魚を期待したが、この連瀑ではいるはずもなく、カップヌードルシーフード味となった。 日清は、相変わらずいい仕事してる。 この辺りは、沢の終わりに近い、コーヒー飲んだり、ゆっくりして、出発。 ほどなくして水が涸れる。 ザレ場を少し詰めると薄い踏み跡が、あった。 地形図を確認しながら上がると登山道にすぐに出れた。 東海道自然道を降りると大滝沢本流に魚影が見える。 ここは、魚卵を放流してると聞いている。 ちょっと沢に降りて、テンカラ竿を、振ってみる。 スレてるのか、まったく釣れない。 いずれにしても、持ち帰るつもりはないので、竿を仕舞い帰路を急ぐ、爽快な天気をみつつ、明日の天気が良くなることを祈った。 まとめ ソロで初めての上級沢 魂がシビれる程ではないが、今まで培ってきた技術やテクニックが総動員したので、楽しめた。 そろそろ泊まりの沢に行きたいものだ。
動画
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