テン泊とまさかの大船

PRO TREK Smartの初陣は坊がつるでのテン泊となりました。 土曜日の昼くらいに吉部よりスタートします。 前回の記録で説明したようにPRO TREK Smart単体でYAMAPの記録が取れるので、今回はPRO TREK Smartとスマホの両方で記録を取って2つの記録を比較する事にしました。 坊がつるに着くとやっぱりテントがそこらじゅうに張り巡らされていて場所が無かったので、今回は残念ながら便所の近くに設営しました。どうやら法華院でジャズのなんちゃらが開催されていたのと、テレビで久住のミヤマキリシマの特集があったせいで人が多かったみたいです。 飯を済ませたら法華院の風呂に入りに行きました。 ちょうどジャズっていて、いつもとは少し違う法華院の雰囲気で僕のテン泊気分を盛り上げてくれました。 日が沈んだら深夜12時くらいまでが天の川を撮るチャンスだったんですが、次々と流れてくる雲にまったく撮れる気がせず、たまには趣向を変えてテント村の灯りを撮ろうと思うも9時過ぎにはほぼ全てのテントの明かりが消えて打つ手なしの状態でした。 静まり返った坊ガツル。 錆びたブランコのような鳴き声の鳥と遠くではカエルが鳴いていて、横のテントではイビキがゴーゴーとなっています。 あ、静まり返ってはいないですね。はい。 寝るか・・・と思ったその刹那。 「プァアアーーーーン！！・・・・・・プァッ！」と闇夜を切り裂く爆音が響き渡りました。 すぐにそれが屁であると確信しましたが、それは管楽器、しかもかなりビンテージで高級な物でしか鳴らないであろう力強くそして透き通った愛のある放屁音でした。 僕はその生命の息吹から放屁主の人物像を想像し、真っ直ぐな性格で優しくもあり、人情溢れる粋な部分をもったマムートのズボンが良く似合う男性ではないかと考えたあたりでどうでも良くなって眠りました。 翌日、早朝にトイレに行きマーベラスを撃ち出してスッキリした所で、ふと大船に登るかと思いアタックザックを初めて法華院アタック以外で使いました。 やっぱり段原までは面倒くさい感じのダラダラした登りでしたが、段原からはミヤマキリシマが見れて大船直下のガレ場も堪能しそれなりに楽しく登頂しました。登った途端にガスに巻かれましたが、下山して食べたカレーメシとウインナーは最高でした。日差しも強くタープが役にたって涼しみながら寝ていると満喫ムードが最高潮でした。 この時が今回のピークだったと思います。 下山してPRO TREK Smartとスマホの記録を終了しました。 若干PRO TREK SmartのGPSがロストした場面があったみたいですが、恐らく法華院で温泉に入ったときにロッカーに入れていた為だと思います。 それ以外はほぼ同じだったので、同時に記録を取って片方をバックアップにできる事を確認しました。