活動データ
タイム
03:18
距離
4.6km
のぼり
575m
くだり
572m
活動詳細
すべて見る今週は平日が忙しく、土曜に半日ぐらいなら空けられそうになったので、どこに行くか迷った挙句、観音峠からの金ヶ岳に行ってみることに。これは先日曲岳に登った際、合わせて行くつもりだったルートです。ヤセ尾根と岩場が続くちょっとスリリングなルートで、数年前までは破線コースだったとか。これは期待大であります。 ちなみに普通は茅ヶ岳まで歩くのが主流なようですが、土曜日の茅ヶ岳山頂なんて渋谷のスタバみたいになっている恐れがあるので速やかにパス。 観音峠の茅ヶ岳登山口向かいの路肩に駐車スペースがあるので、そこからスタート。曲岳の駐車場より少し手前です。埋まってたら曲岳駐車場に停めてもいいかも。 急峻なので初心者高齢者注意、と書かれた看板を見送って、草がぼーぼーに生い茂った登山道に入ります。 登山口すぐの東屋を過ぎ、熊笹が生い茂るエリアを一度下って登り返すとNTTの電波塔があります。電波塔のフェンス横を抜けて5分後には最初の鎖場登場。歩き始めて10分ぐらい。早っ! 鎖場は高さはないのですが(2mぐらい)、垂直どころか上部がハングしてて結構登りにくいです。前回の八ヶ岳から「鎖に触らない修行」を行っているんですが、ここで初めて足を滑らせました。手はしっかりホールドしていたので落下はせずセーフ。まあ、落ちても低いから下に着地するだけだけど。 岩場の上のちょっと開けた場所で眺望を楽しんだら、間髪入れず次の鎖場です。おいおい、ここもハングしてるってどういうことだよ。おまけにこのあたりの岩、でかくて四角いって言えばいいんでしょうか。ホールドのない角ばった巨岩が積み重なったような状態で、ハングしたり庇状に乗っかっているものもあり、見た目よりも登りにくいです。それぞれせいぜい数メートルの高さしかなく、高度感もあまりないのが救い。 今回は使いませんでしたが、巻道がある箇所も何箇所かありました。 2番目の鎖場から進んですぐ、このルートのハイライト、ロープの張られたヤセ尾根が現れます。両側切れ落ちていて、特に南側はかなり高度感があります。ヤセ尾根が苦手な人は、通らないほうがいいです。たぶん巻道もありません。 ロープの張られた岩場を越えると「船首岩」の看板。その下にはベンチみたいな四角い巨岩。ふ、ふーん、これ船首岩っていうんだ、へえー。と、微妙なリアクションで通過しましたが、あとあと調べたら、看板には付け加えて「ここ右」って書いてあったらしい…。薄くなりすぎてて全然読めなかったよ!そちらに行けば超眺望スポットがあったみたいで、帰宅後地団駄を踏みました。 そんなかんじで、かなり荒れていますこのルート。歩く人が少ないのか、草はボーボーだし、標識も劣化しまくり。踏み跡が草木で覆われ、「ほんとにここルート?」と迷う箇所多数。特に植物が生い茂るこの季節はなおさらなのかもしれません。ネットで見た古い記録はもっと整備されていたので、道迷いが心配な場合は秋か冬に来たほうがいいかもしれないです。 その後も鎖梯子(初めて見た)やヤセた岩尾根が連続しますが、金ヶ岳へ登る鞍部に差し掛かるあたりからヤセた箇所はなくなり、穏やかな道になります。とはいえ直下は荒れた急登なので慎重に。 金ヶ岳南峰に立つと、残りはよく整備された道です。一度登り返して金ヶ岳山頂に到着。それまで誰ひとり出会わなかったのに、うって変わって山頂は人がたくさんいてビビりました。 休憩して、来た道を戻ります。金ヶ岳から下り、樹林帯を気持ちよくトラバースしてきたところで、なんとどっちに行っていいのかわからなくなってしまいました。軌跡でいうと、道を逸れてボコッと出っ張っているあたりがそうです。 ここ、ちょうどトラバースから少し開けた小さな尾根筋を越え、反対側に下るところなのですが、正しいと思える方向には明らかに踏み跡がない。代わりに、尾根を辿ってUターンするほうに赤テープがついているのですが、鬱蒼としていてとてもルートがあるように見えない。おまけに来たほうに戻る、しかも登るなんて、どうも違和感があります。木にくくりつけられた小さな道標もあるのですが、ボロボロでどこを指しているかも不明瞭です。 尾根筋を進んでみたり、踏み跡を探してしばし周囲をウロウロ。周回ならともかく、ピストンなのに来た道がわからなくなるなんて信じられません。結局、地図とコンパスとYamapを信じて鬱蒼としたテープのあるほうに踏み込んでみると…ルート、あった! 来るときは荒れた道から開けたところに出たので何も感じなかったようですが、逆なのでわからなくなってしまったようです。荒れた道は要注意ですね。そして赤テープはもっと信じよう。作業道のテープもあるから、鵜呑みはいけないとは言うけど。 その後は迷うこともなく順調に戻り、駐車場に到着。 このルート、半分ぐらいヤセ尾根でできていると言っても過言ではないです。ただし、木が生い茂っているため高度感のある箇所はそこまでないです。とはいえ落ちたらアレなので慎重に。 また、全体的に荒れている点も要注意です。踏み跡が乏しく、かなり草木が鬱蒼としていて、確かに元は破線コースだったんだろうなあ、と納得しました。というか今も、マイナー過ぎるし破線で良くないか? 鎖場の数自体は少なく、鎖を使えばそこまで通過は難しくないと思いますが、他にも手を使う必要のある登り降りは結構たくさん出てきます。 ヤセ尾根と、手を使った登り降りが苦手な方には全くオススメできないコースです。そういうのが好きな方は、コンパクトに楽しめると思います。お隣の曲岳よりこちらのほうがスリルがあります。 赤岩尾根でも八ヶ岳でも筋肉痛にならなかったのに、この翌日珍しく腕が筋肉痛になりました。うーん、奥が深いルートだ。 ★甲府移住コラムで富士山に登ったときの記事を載せてます。昔なのでYamapには書いていないものです。もし興味があれば、是非ご覧ください! http://kofu-iju.com/archives/column/1456
活動の装備
- スポルティバ(LA SPORTIVA)トラバースX4 MID GTX
- パタゴニア(patagonia)キャプリーン 1 シルクウェイト グラフィック Tシャツ
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)メンズ クラッググローブフルフィンガー
- ファイントラック(finetrack)スキンメッシュノースリーブ ウィメンズ
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)スピード22
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