活動データ
タイム
06:33
距離
10.9km
のぼり
1507m
くだり
1507m
活動詳細
すべて見る2年前の夏、バテて途中撤退した三方崩山。リベンジを果たしてきました! 道の駅飛騨白山に車をとめ、国道を挟んだ向かい側にある林道(ほぼオフロード)をテクテク歩き、登山口に向かいます。林道終点の登山口までは車でも来れるのですが、なかなかの悪路なので、運転に自信のない方はおとなしく歩かれることをおすすめします。 林道終点でコンクリートの階段を登り、登山道へ。しょっぱなから急登。汗がダラダラふきだしてきます。なんか調子上がらないぞ。ここ数日炭水化物をほとんどとってなかったからか…。飴ちゃん舐めながらのろのろ登ります。ジグザグ急登がようやく終わると、斜面をトラバースするようにルートがつづきます。やがて道幅が広くなり、斜度もゆるやかなブナの林になりました。三方崩山唯一の癒しの時間。 いよいよ樹林帯最後の急登。あまりに急坂なので、延々とロープが張ってあります。落ち葉にスリップしないように登ります。結構長い坂です。すでに前ももが痛くなってきました。 登り切ると視界が開け、痩せ尾根に出ました。はるか下には白水湖、そしてこれから目指す三方崩山の山頂も見えます。2年前はここで撤退したけど、今日はやるぞ!! 痩せ尾根に出てからはもうそんなに登らないかな?と思ってたら、大間違い!まだまだ登ります。さらに斜度がきつい箇所もあります。すでにヘロヘロですが、よろけてしまおうものなら痩せ尾根から即滑落してしまうので、気をつけながら歩きます。道の脇にはコイワカガミなどのお花。癒されます。 このあたりで下山中の方々と続々にすれ違いました。この日の登山者はおそらくわたし含めて6人だけ。あまり登る人がいないのですね。 岩場も出てきました。だらだら登りだけでなく、こういう変化が出てくると楽しくなりますね。ずっと登りでしたが、ここに来て初の下りがありました。痩せ尾根のなかなか急な下りなうえに、浮石だらけ。慎重に下ります。 山頂が近づくにつれ、尾根はさらに痩せほそりボロボロになってきます。まさに三方崩山の名にふさわしく。右側が大きく崩壊した激痩せ尾根もあり、転倒しないよう注意しながら歩きます。その後も地味に登りの痩せ尾根を辿り、最後は灌木の中の道を登って、ようやく山頂です。 山頂は狭め。独り占めして眺めを楽しみます。ここから白山は見えないのですね。天気がよければ遠く北アルプスや御嶽も見えるようですが、この日はやや雲も出てぼんやりとした空だったので、よくわかりませんでした。 歩いて来た道を見下ろし、達成感に浸ります。個人的には近年で一番しんどい登りでした。自身のカーボローディング不足と暑さもあるけど、やっぱりハードな山ですね。登山者が少ないのも頷ける。食欲がわかず、コンビニで買ったミカンゼリーを食べてひとやすみしてから、下山です。 下りのときこそ、いかに急登だったかを思い知らされますね。樹林帯の最後の急登なんて、すべり台かと思うほどの急勾配。ほとんど転げ落ちるように下りました。山頂から道の駅まで2時間でかけおり、道の駅に隣接する「しらみずの湯」にドボン。温泉で疲労も食欲も回復しました。 今年は雪が多く、3000m級の山々の夏山シーズンインは遅れぎみ。三方崩山はこんな時期にちょうどいいんじゃないでしょうか。しんどいけど、おすすめです。しんどいけど。(2回目。笑)
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