GO!GO!GO!焼津アルプス大崩コース‼️

土曜日は静岡YAMAPの親睦会でした。 山以上に緊張感と楽しさで、完全にやられました。 その余韻で地元に戻って朝まで単独飲みしてしまい、日曜は家で死亡。 でも今週は仕事暇なことわかっていたので、平日だが早速気持ちは山に。 行き先は『掃除洗濯うちの事やって出発、夕飯作るまでに帰れるところ』ということで、以前ハセさん（旧hs100goさん）が検証してくれたルートへ出掛けることにしました（ハセさんに感謝！）。 しかし、今日の暑さはなんだこれ？自殺行為だわ〜 と思いつつ、どんくらいの自殺行為か試してみることに。 用宗駅を出発して県道416を下る。曲がるとこ曲がらず海上橋の手前のマンションまで歩く。ハセさん検証済みのルートをちゃんと頭に入れてなかった事、大反省！ 道間違いと暑さとアウトソールの固さで、山に入る前に体力消耗。 山道は東海自然歩道なので迷う事もなく安心だが、登りが続く。山の中も暑さはヤバかった。この日の静岡は36度！きっと体調カンペキでもこれは絶対にキツイ。今日は荷物も超軽くしてるのに（お弁当と水分1.5ℓのみ、金麦はナシよ）。 「低山病…低山病…頭痛い…耳もヘン」ブツブツ言いながら歩く。私の低山頭痛は水分補給を怠ると発症することにようやく気づいた。 自殺度検証終了。この暑さでは100％やめといたほうがいいという結果です。 それでもなんとか足を進め、やっとの事で稜線に出る。風がぬるいけど、ないよりはマシ。 あれ？ なんか音楽が聞こえる… 携帯着音ではなさそう… だれか何か吹いている… 『コンドルは飛んでいく』だ！ ケーナか？ 時間を確認、もうすぐ1時になる、休憩終えて帰っちゃうのかな？ もっと聴きたい！ 人の気配でやめちゃうかも！ そーっと行かなきゃ！ 花沢山頂が近い喜びより、それが聴こえたことで気持ちが高まった。 着いた！ 60代くらいの男性でした。 帰り支度をしてました、残念。 今日は暑いだのなんだの話をした後、勇気を振り絞って訊ねる。 私「さっき何か吹いてました？」 男性「いゃあ、聴こえましたか。ここなら誰もいないから…うちでは近所迷惑だし、練習してました」 私「とても良かったです！」 男性「帰り支度も終わりましたが、最後に一度だけ吹いてもいいですか？」 私「もちろんですとも！こんな場所でこんな素敵なケーナを聴けるなんて！こちらこそ、是非お願いしたいです！」 男性「ありがとうございます、では…」 ♪プ〜プウウプ〜プオ〜 地味な花沢山から、一気にアンデス山脈へと導かれる。 情緒的なイントロから始まり、ワンコーラス終わったところで多分ソロかな？四連符の速いメロディー。丁寧な運指で一音一音大事に吹かれている。 涙が出てきた。頑張って良かった。 気づいたら手が痛くなるほど拍手をしていた。 汗がしみ込んだバンダナで涙を拭う。 男性は恥ずかしそうだけど、とても嬉しそうで満足げです、そんな男性を見てまた感動した。 ザックや靴を見ると、山もたしなんでいる方とお見受けしました。 だから「また聴かせてください！また山でお会いしましょう！」と、別れの挨拶で見送った。 花沢山へ着くまでは「こりゃ熱中症で倒れたらマズい、水分も全然足りない」と弱気になり花沢の里方面に下りるつもりが、昼ご飯とケーナ独奏で元気になり、密かに想っていた「大崩コース」へ脚を向ける！ でも、ざっくりとした崖崩れの情報が少しだけ頭にあり、どんな状況かわからなかったけど自己責任で。 このコースは初めての登山で来た思い出深いコース。その日も得意な二日酔い＆睡眠不足で、かんぽの宿から花沢山までを往復、失神寸前でした。 2回目は弟と。階段が半端ない！「ヘル・ステップ（地獄の階段）」と名付けました。 そんなことを思い出しながら、本日は花沢山からの下りのみ。 とにかく凄いから！ 健脚自慢の方は、ぜひとも『かんぽの宿登山口』から挑戦していただきたい。もちろん、この暑さで♪ 「楽勝だった〜」と言う方には、ビールを一杯ごちそうしようかな？ 特に危険箇所もなく、思い出の『道了権現』『大日堂』『砂張屋孫右衛門道標』まで来た。 と、そこに『通行禁止』張り紙が！ もはやここまでか… 一番行きたかったところ…見晴らしの良い丘で写真を撮りYAMAPの皆さんに見せたかった、私の秘密の丘。そこには近づけないのか… 張り紙の日付を見ると今年の4月、新しいじゃん、ちゃんと調査しにきてからの張り紙なんだろうな、これ以上無理は止めとこう…と集落への分岐を選ぶ。 下山しながら「行けるとこまで行ってダメなら引き返せば良かった」と後ろ髪引かれる。 YAMAP記録起動中は山行日記が検索できないので、誰か来てないかと検索できず…帰りのバスの中で見たら北斗吉宗さんが行かれてるではないですか、しかも私『いいね』してるじゃん！ 忘れっぽいお年頃です、とほほ… かんぽまで完歩できず、非常に悔やんでいる森の民でした。 もちろん、リベンジしますが。 あ、涼しくなったらね。 ⚠️補足⚠️ 重ねてのお願いですが『通行禁止』など、地所の管理者等が注意（禁止）勧告するルートへの進入は、飽くまで自己責任でお願い致します。