活動データ
タイム
07:17
距離
21.0km
のぼり
1108m
くだり
634m
活動詳細
すべて見る今日の目的はどうしてもビールにしたかった。 汗をかきながら登りビールを飲むというのをやりたい。 どうせなら旨いつまみもほしい。 そして そんな希望を叶えてくれるルートが近くにある。 そんな不純な動機で4キロ弱の磯部駅までの道を歩く。 当然下りの始発に合わせる。 土曜日なのだが上りの高崎方面には学生さんが多い。 しかし下りの横川方面には私一人。 暫し待つ、電車が到着する、ボタンを押して扉を開ける。 中に入ると私と同様に仕事や学業に赴く雰囲気ではない人達ばかりだ。 とはいってもまばらだが。 ほどなく横川に到着する。 やはり朝の空気は清涼である。(気がする) さあ歩こう。 アプトの道をひたすら進む。 横川からのアプトの道は割り箸の様に真直ぐだ。 その割り箸の右側がアプトの道。 峠の湯を過ぎる、そしてトンネルを過ぎる、そして中山道に入る。 -------------------------------------------------------------- さあここからがきつい刎石峠、一気に800mまで登る。 覗きまで来ると峠の湯がある坂本宿が一望できる。 冬に来れば緑葉に邪魔されず眺めも良いのだが。 刎石峠を過ぎれば中山道多少の坂はあれどさほど厳しくも無く続いて行く。 旧道の面影を楽しみつつ先へと進む。 小学校跡を過ぎ廃屋となった別荘が見えてきた。 何時もなら通り過ぎただろう。 しかし今回はちょっと気になる。 「よし、ちょっと見に行こう」 なんて色気を出して藪漕ぎをする。 よし!とばかり別荘に接近、ちょっと引き戸が開いている。 なんとか近くまで降りていく、そして内部に踏み込む。 「うゎっ!」腐ってる。 斜面に作られた建物は踏み抜くと痛いだろう。 ただじゃすまないほど痛いだろう。 そんなイメージが頭をよぎる。 別荘内部は何もなくとかそんなものではなかった。 内装が無かった。 なんか外観だけの別荘だ。 特に面白い物も無いのですぐに引き返す。 とにかく熊野に着いたら体を清めたい。 とにかく汗だくでとても不快だし。 どこでと言えば碓氷川源泉でね。 なんてことを考えながら歩いて行く。 そして熊野に到着だ。 すかさず碓氷川源泉へと下る。 荷物等を置き泉へと手を入れる。 手が痛くてしびれるほど冷たい水だ。 その泉で手と顔をバシャバシャと洗う。 とても気持ちが良い。 しかし気を付けねばいけない。 前方にバランスを崩せば泉の中に転げ落ちる。 そうなれば心臓発作でも起こして死ぬんじゃないかとか考えてしまう。 ------------------------------------------ さて、身も心もさっぱりとしたので次は茶屋しかない。 茶屋は何軒かあるが今日は端の茶屋へと入る。 テラスの席に陣取り景色を眺める。 「うーん、何も見えない」 今日は視界が良くないのである。 おもむろにメニューを開いてどうするか思案する。 この前は力餅を2種類頼んだのだが、少し持て余し気味だった事を思い出す。 力餅は一種類と決める。 そしてさっぱりしたからみを注文する。 そしてもちろんビールだ。 ほどなくしてビールと力餅がテーブルに並ぶ。 ビールをグラスに注ぎまずは突き出しに箸を伸ばす。 まずはきゅうりの浅漬けを口に運ぶ。 口の中にほんのりとした塩味ときゅうりの青臭さが広がりパリパリとした触感を楽しむ。 そしてビールを一口、粒粒とした炭酸とホップの香りが喉を通り過ぎる。 「旨い!」 昔から茶屋で休む人たちはこんな事を思っていたのだろう。 さて、本日のメインである力餅に箸をのばそう。 大根おろしと餅を絡める。 とても柔らかい餅は箸で持ち上げただけで想像できる。 「これを口に入れたら旨いだろうな」と。 ぱくりと口に放り込む、そしてその瞬間「私は間違っていた!」と心の中で叫ぶ。 それは想像していたより柔らかく、想像していたより大根おろしと醤油味で、そして想像していたより旨かった。 口の中でほろほろとくずれ無くなっていく力餅とビールは最高の組み合わせだ。 もちろんここまで登って来た運動の後というご褒美が加算されている。 ---------------------------------------- さてこの後どうしようか考える。 このままピストンで戻るか軽井沢駅まで行ってバスか。 駅まで結構遠い。 ピストンで戻るのも気分じゃない。 まあ久しぶりに軽井沢を歩いてみるかな。 旧軽井沢銀座もまたお店が変わっている。 キョロキョロと観光気分で歩く。 そしてバスの時間をチェックする。 ありゃりゃ一時間待ちだよ。 ここはまたビールでも買いに行こう。 yona yona ale だ。 このビールは特に思い出せないなあ。 そしてバスで横川駅まで戻り電車で帰って来たのでした。
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