弘法大師の道

「弘法大師の道」とは、弘法大師空海の弟子が編纂した詩集「性霊集(しょうりょうしゅう)」の中に、若き日の空海が吉野より南に1日、西に2日歩き、高野を発見したとの記述があり、それを基として現代に甦らせた「吉野山」から「高野山」を繋ぐ道である。行程のほとんどが尾根道で、古道らしい風情や美しい景色を味わえる。

このエリアについて

掲載されている山

  • 弥山(奈良県)

    標高 1895 m

    弥山(みせん)は、奈良県吉野郡天川村にある大峰山脈の山。標高1895m。 天川村の南東部、大峰山脈の中央部に位置し、山域は吉野熊野国立公園の指定区域内にある。標高1895mは奈良県下で八経ヶ岳に次ぐ高度となる。山容は雄大と評され、山頂付近は南北に長く平坦な地形である。 周囲は北方に山上ヶ岳と稲村ヶ岳、北東に大普賢岳と行者還岳、東に大台ヶ原山、南西に八経ヶ岳と明星ヶ岳があり、山頂南東部にある国見八方睨から各ピークを望むことができる。弥山は天候が整えば奈良盆地や大阪平野から遠望可能である。 弥山を源流に持つ河川はいずれも新宮川水系である。西北に弥山川、東北に川迫川(こうせがわ)が端を発し、山上川などと合流して天ノ川となる。南東へ白川又川(しらこまたがわ)が流れ、北山川へ注ぐ。弥山川と白川又川は峡谷となり、弥山川には双門峡と呼ばれる急峻な峡谷がある。 弥山の年間平均気温は約8度、弥山がある大峰山脈の年間降水量は約3500mmであり、夏は多雨、冬は積雪が多く、山頂付近で樹氷が見られる。

  • 神福山

    標高 792 m

    神福山(じんぷくさん)は金剛山の南西に位置する山で、奈良県五條市と大阪府河内長野市の境にある標高792mの山である。金剛山地の一角をなし、大阪50山と奈良百遊山に指定されている。 この山は、スギやヒノキが生い茂る、円錐形の山体をした典型的な神奈備山である。過去には、天狗峯と呼ばれた事もあり、葛城修験の霊山の一つであった。山頂部は樹林帯であるため、展望は全く利かない。この山頂には笹尾神社の小さい祠があり、南北朝時代に楠木正成が築いたとされる笹尾塞跡も残る。なお、神福山は五條市側の麓に所在する白鳳時代創建で役行者が開基したと伝わる密教霊場、青竜院大澤寺の山号でもある。 山頂には祠が二つ存在し、うち一方は高天佐太雄神社という名の、高天彦神社、高天岸野神社とともにどれも金剛山南麓に鎮座する高天三山を構成する神社の内の一社が鎮座している。高天三山は古代から祀られた山の神を祭祀しているものであり、また高天とは高天原を指すものであった。『神名帳考証』によれば、祭神は素戔嗚尊であるとされているが、現在では神福大金神、龍王神、大久保家祖神の御三体を祭祀している。また、もう一方には、高天神社が鎮座する。その他に、山岳仏教的には、葛城二十八宿第十九番経塚もあり、現在も勤行に励む熊野修験者が時折見られるほか、江戸初期にはこの地に神福山神福寺があったとされている。神福寺については、寺坊退転の関係で南麓の大澤寺に諸尊が移転するなどし廃寺となっている。 金剛山地を屯鶴峯から南下し、紀見峠を経て和泉山脈の岩湧山へ向かう、ダイヤモンドトレール(通称:ダイトレ)は、山頂付近の大阪側斜面を迂回する形をとっている。なお、山頂へ行くためには、『神福山と大沢寺』という大阪府設置の看板の所から脇道にそれる必要がある。

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