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比婆山・立烏帽子山・吾妻山

出典: Wikipedia

比婆山(ひばやま)は、日本神話においてイザナミが葬られたと記される地である。 古事記において「かれその神避りし伊邪那美の神は、出雲の国と伯伎の国(伯耆の国)の堺、比婆の山に葬りき」と記される。広島県庄原市から島根県仁多郡奥出雲町境にある比婆山は国定公園として有名で、現在、イザナミの神陵地は本居宣長の『古事記伝』の記述からは出雲と伯耆の境に近い島根県安来市の比婆山の二つの山が候補地として考えられている。

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毛無山・竜王山・伊良谷山・牛曳山・ひろしま県民の森スキー場・三井野原スキー場を含む主要ルート

  • 烏帽子山は、広島県北部と島根県の境にある、標高1225mの山。比婆山連峰の一座である。県民の森公園センターから登る場合、出雲峠を経由して山頂へ。出雲峠にはベンチがあり、さらに進むと桧林に入る。谷から尾根に上がると、見事なブナの巨木が次々と現れ、やがて展望の良い広々とした台地の山頂へたどり着く。山頂には方位盤とベンチがあるので、ゆっくりと休憩しよう。その先に比婆山、立烏帽子山があり、人気の縦走路となっている。立烏帽子山の北北西方向に、イザナミノミコトの御陵と伝えられる巨石があり、時間に余裕があるならぜひ立ち寄ろう。また烏帽子山からは吾妻山(あづまやま・1238m)方面へ縦走することもできる。

  • 比婆山連峰は広島県北部と島根県境にあり、烏帽子山、池ノ段、竜王山、吾妻山などを含む1200m級の山々が9座連なる。立烏帽子山の北北西方向、イザナミノミコトの御陵と伝えられる巨石があり、この峰を比婆山(標高1261m)あるいは比婆山御陵と呼ばれている。烏帽子山から比婆山、池ノ段、立烏帽子山の縦走が人気。比婆山山頂はブナの原生林に覆われ展望は望めないが、池ノ段山頂からは360度のパノラマが広がり、比婆山、吾妻山、毛無山、遠く伯耆大山や日本海、東に道後山、西に猿政山、南に竜王山と一望できる。4月から11月までミズバショウ、ヤマツツジはじめ様々な草花がみられ、紅葉は特にすばらしく県内随一のブナの名山。島根県安来市にも比婆山(標高331m)があり、そのどちらにもイザナミノミコトの神話伝説が残る。

  • 吾妻山は、島根県と広島県北部の境にある、標高1238mの山。広島県側の比婆山連峰と相対している独立峰である。緩やかな稜線が伸び、吾妻山と烏帽子(えぼし)山の間に広がる大膳原(だいぜんばら)から見る山容はなだらかで美しい。この一帯にはイザナギノミコトの伝説が残り、吾妻山という山名の由来は、イザナギノミコトが指呼の間の比婆山に眠るイザナミノミコトを「吾が妻」と追慕されたことによるらしい。また、比婆山連峰の立烏帽子山の北北西方向に、イザナミノミコトの御陵と伝えられる巨石がある。吾妻山は大峠駐車場から登山する人が多く、なだらかな草原の中に池が点在し、草原を囲む尾根を周遊できるハイキングコースもある。ブナ林と春から秋にかけては多くの草花が楽しめる。広島県側の池の原からは整備された道になっており、普段着で登る人も多い。

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