活動データ
タイム
10:09
距離
23.6km
のぼり
2543m
くだり
2542m
活動詳細
すべて見る2018/05/01(火) 茶臼岳(ちゃうすだけ) 標高:2,604m 所在地:長野県,静岡県 グレーディング:5C(畑薙大吊橋) 8C(縦/聖岳→茶臼岳/聖沢・畑薙大吊橋) 7D(周/茶臼岳・光岳/畑薙大吊橋) 名山:日本三百名山,信州百名山 上河内岳(かみこうちだけ) 標高:2,803m 所在地:静岡県 グレーディング: 名山:日本二百名山 国内標高63位 山域:南アルプス山塊 天気:晴れ 登山第百二十一弾! 2018年度GW第3弾‼️ 、、、昨日、Sさんと赤岩尾根を歩いてる時に 「明日どうしますー?」という話に。 もともと、4/30,5/1と一緒に山に行こうという話で、初日は「赤岩尾根」で決定だった。 2日目に関しては、「赤岩尾根行ってから決めよう」という方向で、自分が、冗談半分で「南アの茶臼岳行きましょうよw」って言っていたのが、あれよあれよ話してるうちに、いつのまにか現実のものとなりつつあった。 そして、決め手となったのが、両神山からのショートカット! これにより、下山時刻が大幅に早まり、あの山の奥地である畑薙へ移動する時間が生まれた。 あの電波も届かない「畑薙」である。一度行けば、「もう2度とこんな遠いところ来るもんか」とつい思ってしまう所に、パートナーであるSさんがいるというだけで、簡単に決まってしまった。《というか、それ以外の選択肢はなかった》 そうと決まれば、下山して、とんかつ食べて、風呂入って、「さぁ畑薙へレッツゴーw」 自宅から車で3時間以上もかかる畑薙第一ダム。 自分も1回しか行ったことなかったけど、その遠さは1回で十二分に理解でるほどである。 そんなところに、山登ったその日に行くなんて笑笑 しかも、一個人としては、2日前に南嶺の笊ヶ岳に登って、次の日、埼玉の両神山に登り、そして今日は南ア南部の茶臼岳に行こうとしてるっていう、、《ついでに言うと、その2日後には、また畑薙を訪れることになるのである。今考えると、もはや頭悪い笑笑》 52号を南下して、新清水から新静岡へ。 新静岡からは、油断するとすぐさまコンビニすらない、ど田舎道になってしまうので、インターの近くで食料調達。 十分に買い込んで、畑薙へいざ参らん‼️ 口坂本温泉への分岐を通過すると、いよいよ、魔のクネクネ道2時間が始まります。 あたりも暗くなり、「畑薙まであと2時間もかかるのか、、」と考えると、嫌でもテンション下がってしまいます。 「あぁ、なんで、茶臼岳なんて選択してしまったんだろう、、」と。 そんな不満をお互いに、「畑薙遠すぎるんだよっ💢」とぶつけ合い。いかに、畑薙が遠く、行くのが辛いか、そして、つまらない運転をどう過ごしていたら、今考えるとしょーもない話を2時間もしてしまいました笑笑 富士見峠を越え、いよいよ井川ダムが見えてきます。 井川の文字を見ると、「やってきたなぁ」と思いますが、ゴールはまだまだ遠く、ここから畑薙第一ダムまでさらに1時間かかります。《ほんと、メンタル折りにきてる》 なんとか、登山口駐車場である、「沼平」に到着し、車中泊。 意外にも?沼平には沢山の車が停まっており、「みんな、あのクネクネ道を頑張って運転してきたんだなぁと思うと、妙な親近感がわきます笑笑」 午前中は埼玉で山登りしていたはずなのに、夜になってみれば、静岡の畑薙にいると言う奇妙さ笑笑 「明日は絶対いい天気になってくれ!」と言う思いで、眠りにつきました。 5/1、早朝4時に起き、準備していざスタート。 まずは畑薙大吊橋まで地味な林道歩きです。 体もまだ寝ていて、「全くもって登山する感じではないー💦」 しかし、まんまるお月様が畑薙湖の湖面に映っていて、少しだけ心癒してくれました。 ちなみに、本日のコースは、登りは、茶臼岳への冬季ルートとして有名な「鳥小屋尾根」《なぜ鳥小屋というのかは不明です。誰か知ってたら教えてください》。 無積雪期では、最後に猛烈なハイマツ漕ぎがあるらしく、残雪期の今回はどうなるか見ものです。 ピストンが嫌いな自分は、登り鳥小屋尾根、下り横窪沢の夏道ルートで行きたいと提案し、承諾されました。 さて、林道歩きも終え、いよいよ畑薙大吊橋到着です。 毎回、南アの登山は橋に始まり橋に終わるのが定番。心を引き締めます! 200m弱の長い橋を渡り、いよいよ登山道スタート。 一般的な道では、まずヤレヤレ峠を越えて沢を登って行きますが、今回の鳥小屋尾根は、ヤレヤレ峠まで行かずに、鉄塔のところでそのまま尾根に乗ります。 テープ、踏み跡は明瞭で、人は入ってる感じ⤴︎ 初っ端から、急登です💦 「おいおいまじかよ、、」とぼやきつつ、眠っていた体を強制的に起こします。 尾根はわりかしわかりやすく、最初の急登を終えれば快適な道です。 途中、崩落地もあり、「畑薙湖側への展望が良かった。」 大根沢山や仁田岳から畑薙第一ダムへ伸びる尾根が気になりました〜 地道に登っていると畑薙山に到着! 中々渋い看板があり、展望はないですが、良い山頂でした。 「Sさんは、畑薙への鬱憤を晴らせて良かったねw」 この後、さらに尾根に沿って登って行くのですが、ここで注意!尾根が直角に曲がる箇所があって、それを曲がらずにまっすぐ行ってしまうと、ウソッコ沢に行ってしまいます。 ちょうど畑薙山を越え、一度降るところなので、間違えやすいと思われます。 テープに従えば、問題ないです。 さて、あとは茶臼岳へ登るのみ。 初っ端の急登で終わりかと思ったら、第2波、第3波がやってきます。 「ぐぐ、、中々手強いぞ鳥小屋尾根Σ(-᷅_-᷄๑)」 2200m越えると雪が出てきた。 笊ヶ岳(ランカン尾根)で、残雪には苦しめられ、スパッツを忘れたことで靴に雪が入った経験をしたので、今回は絶対に足を濡らさんぞと、しっかりスパッツ履きました。 一方、ワイルドSさんは、みんなびっくり‼️靴下にビニール袋を履き、そしてトレランシューズ をはいていた。 どうやら、そうすると、まずは完全にシャットアウトできるらしい、、笑笑 雪の状態は、踏み抜いたり踏み抜かなかったり、、 雪のないところを歩くことをオススメします。 残雪区間を少し頑張ると、次第にあたりが明るくなり、高所に来たことを示します。 「あ、、ハイマツだ」 いよいよ、森林限界を迎えたようです。 ここで、軽いハイマツ漕ぎをしたら、「あれ?カメラキャップがない!」これがないと、レンズが裸になってしまうので、肩掛けは怖くなってしまう、、 どこで、落としたか不明で、少し戻って地面を探すけど、雪の上にはないし、雪がないところはハイマツが繁っており、よくわからない、、 「うわーまじかよ、、ここにきてついてなさ過ぎる、、」と、カメラキャップがないと気づいたところに戻ったら、Sさんが、「あった!」と一言! どうやら、気づいた直前に落としていたまたいで、一安心〜《Sさんありがとう、、》 沈んだ気持ちが一気に晴れ上がります✨ そして、どうなるか怪しかったハイマツ漕ぎですが、見事に雪が締まっており、軽快にハイマツの上を歩けました🎶 山頂直下には、窪地というか、平地があって、おそらくハイマツ帯なんだろうけど、今はそいつらは雪の下!雪原が広がっていて見事でした。 ラスト、山頂への登りは、ノーアイゼンだったので、滑りやすかったですが、一歩一歩足を進め、大岩を登ると、、、 そこには、南ア南部の主峰達が鎮座しておりました。 今まで、見えて茶臼岳か仁田岳だったので、急に聖岳、上河内岳、光岳などなどが一望でき、もうほんと感動の一言。 「うひょーこれはすげぇ!」ってついつい言ってしまいました! 「これが見たかった!」 天気も良く、山の神に感謝。 すると、うまくハイマツ漕ぎを避け、早く山頂に着けたので、Sさんが、「上河内に行こう!」と。 鳥小屋尾根を登ってる時も実は言ってて、その頃から、「あぁ上河内も行くんだな」とうすうす気づいていた。 せっかくの好天、これは上河内まで行くしかないと、そんな時間は残されてなかったのですが、上河内岳を目指した。 やはり、樹林帯と違い、稜線は大好きな山を見ながら歩けるので快適快適⤴︎ しかも、どんどん近づいてくる上河内岳。 正直、疲労マックスだったけど、景色のおかげで頑張れました! ラスト、上河内岳への200mほどの登りは、夏道で、ただただ足を前に出す作業。 これも、絶景を見るためと心体に言い聞かせ、無言で登ります。 なんとか、分岐に到着し、ここまでくればあと少し。 ラストの登りもキツかったけど、山頂は最高でした。 目の前に聖岳どかーん!その後ろに赤石岳、悪沢岳のビック3達。 先ほどいた茶臼岳に光岳、深南部の山々。 東を見れば、這松尾、笊、布引などの南嶺稜線の奥に富士山! 西を見れば、伊那の街の奥に中央アルプス! 素晴らしいの一言でした。 なんと、茶臼山頂から1時間ちょっとで上河内岳まで来てしまい、頑張った甲斐あって、山頂でのんびりできた〜 Sさんと共に、絶景に浸り、数日後に行くであろう聖岳に想いを馳せ、2人で共に出た言葉は 「あぁ、ここから降りたくねぇ」 ほんと、着込めば寒さも気にならないし、いつまででもいたい、山頂だった。 もともと、上河内岳まで行く予定ではなかったので、訪れられたことが既に嬉しいし、大好きな山に仲良しのSさんとこれで、これ以上の幸福はないんじゃないかってくらいだった。 去年一目惚れした上河内岳だったけど、さらに好きになりました💕 しかし、そうはいっても、現実問題降らねばなりません。 後ろ髪を引かれる思いで、山頂を後にしました。 降りは早い早い笑笑 あっという間に茶臼岳分岐で、主稜線ともここでお別れ、、《数日後、また訪れるよ、、》 茶臼小屋で、冬季小屋を確認し、夏道で下山。 思ったより雪が残っていて、踏み抜きがきつかった。 気づいたら横窪沢小屋、更に気づけばウソッコ小屋で、ほんとあっという間だった。 ラストは、ヤレヤレ峠回避ルートを始めて歩き、無事下山しました。 正直、こんなに充実していて楽しい山行は、少なくとも日帰りでは過去最高だったのではないかと思う。 それほどまでに、茶臼岳に立った時の感動はすごかったし、上河内岳まで行けた達成感は計り知れないものだった。 内心、天気崩れてしまうんじゃないかと思っていたので、改めて、山の神には感謝したい。 そして、運転してくれたSさんにも感謝。次は運転しますよー笑笑 そんな感じで、充実したGW前半の山行でした〜 さて、後半はいかに!? 〜追記〜 RICOHが販売してるTHETAという360°写真が撮れるカメラで撮影 THETA Ⅴ っていう最新版になりました‼️画質も良くなり、星空まで撮れますっ‼️ 茶臼岳直下雪原 https://theta360.com/s/npJnCjBvShOMEnAXLB45YeOJA 茶臼岳山頂 https://theta360.com/s/adXIQGzy8liMciaMcf6SOJvfA 上河内岳山頂 https://theta360.com/s/hTENn4Wpg5GpMX04VVMo4I79A
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。