活動データ
タイム
08:12
距離
24.0km
のぼり
1686m
くだり
954m
活動詳細
すべて見る不良中年Ⅱさんのレポを読んで以来気になっていた高野山町石道を歩いてきました。 高野山町石道は九度山から高野山まで続く20㎞ほどの山道で、高野山への表参道です。道中一町毎に町石と呼ばれる石柱が建てられており、それが町石道の名前の由来になっています。弘法大師はこの道を通って月に九度(九度山の地名の由来)、慈尊院にいる母親に会いに行ったそうです。 神戸から始発電車に乗ると九度山に着くのは7時半頃。コースタイムが8時間と長めなことと、宿坊の夕飯の時間を考えると絶対に寝坊はできないはずでした。とろつまとも前夜それを再確認して就寝したにもかかわらず、まさかの1時間半寝坊...(2人とも寝不足でした…) 慌てて準備をして電車に乗り、結局九度山に着いたのは1時間遅れの8時半頃。 時間はありませんが、せっかく来たのでまずは駅から5分10分ほどのところにある善名称院(別名真田庵)を拝観します(無料)。ここは真田親子が蟄居させられた真田屋敷の跡地だそうです。去年1年間毎週楽しみに真田丸を見ていた我々は、真田親子のいた当時に思いを馳せながらしばし感慨に浸りました。 さらに5分10分歩いたところには道の駅柿の郷くどやまがあります。産直野菜、惣菜、名産品が充実したなかなか優秀な道の駅で、ここで本日の昼飯とおやつを購入しました。営業は9時から。ここで買い物ができたのが寝坊して唯一よかったことでした。 またまた5分10分歩くと、今度は町石道の開始地点である慈尊院に着きます。当時女人禁制だった高野山。遠路はるばる弘法大師を訪ねてきた母親はこの慈尊院より先に行くことはできなかったそうで、ここは女人高野と呼ばれています。弘法大師が祀られたお堂と本堂を拝んで道中の無事を祈りつつ出発します。 この時点で時刻は10時過ぎ。遅れを取り戻すため、できるだけ早歩きで進みます。 町石道は熊野古道ほどの古道感はありませんでしたが、静かで雰囲気のよい山道でした。途中長閑な農村の風景もあり癒されますが、一カ所ゴルフ場と並走する部分があり、そこだけは興ざめでした。 14時過ぎに矢立茶屋に到着。早歩きで疲れた体を休めるため、ここで休憩します。この茶屋は各テーブルに網の付いたコンロが置いてあり、買った焼餅を炙って食べることができます。温かいお茶もあり、ほっこりできます。 ここから高野山へは最後のひと踏ん張り。登りが続くので疲れるは疲れますが、参詣道という雰囲気のある癒される道でした。 大門到着は16時過ぎ。頑張って早歩きした甲斐あって、予定より20分ほど遅れただけで済みました。 そこからさらに寺社町を2㎞ほど歩いて、普賢院の宿坊に到着。 久々に長めの距離をあるいて充実感のある山行となりました。 〇普賢院の宿坊 食事が精進料理、部屋で写経できる、朝のお勤め(6時半から)が見学できる、朝風呂はなし、従業員が全員お坊さんといったこと以外は普通の民宿・旅館とあまり変わりません。事前に相談すれば般若(日本酒)や泡般若(ビール)も飲めるようです。 朝のお勤めは宿坊に泊まったなら是非参加することをお勧めします。厳かな雰囲気の中お坊さんたちが読むお経の響きがなんとも心地良かったです。 お勤めのあとはお坊さんの案内のもと、地下の仏舎利殿(お釈迦様おお骨を納めたところ)の見学もさせてもらいました。途中でお坊さんの先導のもと般若心経やいくつかのご真言を唱える場面がありましたが、参加者のほとんどが空で唱えられたのには驚きました。今回高野山に来るにあたって、一家で覚えた般若心経やご真言。それが役に立ちました。 【翌日の観光】 〇奥の院 名だたる戦国武将の墓が点在した参道を2㎞弱歩いた先にある奥の院。今回訪れた中で一番空気が良く、身の引き締まる場所でした。 〇金剛峯寺 中に入らず本堂の外から参拝だけしました。 〇壇上伽藍 金堂・大塔の中は拝観料200円。金堂の薬師如来は残念ながら秘仏で見られず。大塔の胎蔵大日如来はそのお姿を拝むことができます。 〇大餅投 宿坊のお坊さんからお誘いを受け、子供たちの希望により行ってきました。下のとろつまの口コミ参照。 〇きらく 帰りに乗り換えの新今宮で夕飯を食べに寄った店。食べログ3.5のホルモン屋さんでしたが、なんともディープな世界でした。店の前に着いた時点でとろつまに本当にここでいいか確認し、いいというので入りましたが、店の中ではとろつまと娘の顔は始終こわばっていました。私はこういうところも嫌いじゃないですけど、家族連れで来るところじゃないですね。泥酔客がとろつまに倒れてくるし、「おいし~、食べたいな~」とか絡んでくるし...。そして、店主が泥酔客を「帰れ!」と罵りながらビンタ連発する店は初めてでした(我々に気を遣ってくれたみたいです)。店を出た後みんなで「ありえない」と爆笑でした。 肝心のホルモンはというと、臭みも少なくそれなりに美味しかったです。そしてとにかく安かったです。焼酎も頼もうかと思いましたが、酔うためだけの酒「ホワイトリカー」だったのを見てとろつまが拒否しました。 実は、この界隈のことを後になって知りました。まだ関西の土地勘がないです^_^; 【とろつま口コミ】 餅投げ:こういう取り合い的なイベント、苦手だなぁと思っていたら 序盤に夫が餅を数個突っ込んでいた袋が、ビデオ撮影の隙に姿を消す。 餅が減るならともかく、袋ごと行方不明に。一応、仏様の名の下に撒かれた餅なのに。 よたよたと歩いてきて、よっこらしょと地べたに腰を下ろしたお年寄りの方々は、餅投げが始まったとたん俊敏な動きを見せる。 漫画描くなら「シャッ!」っていう音やフラッシュ付けたい感じ。 この人たちはお年寄りの皮を被った若者ではないのか? 足元ですら前後左右から容赦なく手が伸びて、私が拾おうとした餅やお菓子をひったくっていく。 パーソナルスペース侵害されまくり。これが餅撒き!怖い!私無理! 終盤、おじいさん2人がスナック菓子(小袋)の取り合いで喧嘩を始める。子どもが保育園時代よく見かけた場面。 すっかりげんなりして終了した私に(漫画なら「ヨロ・・・ヨロ・・・」という擬態語と顔に青筋入る描写) 袋いっぱいの戦利品を見せながら「また餅撒き参加したい~」と屈託なく笑う子供達。 私と違ってたくましく育ってくれて良かった。次はお父さんと行ってね。 それにしても、行方不明になった餅袋は誰の手に・・・? 取り分が減ったとかではなくて、傍に置いていたものが勝手に無くなったことがちょっと。 あげるのは構わないけど取られるのは嫌。って、誰か分かってもらえますか。 間違えて持っていくかなぁ?餅撒きの最中に?序盤だよ? 戦利品に浮かれる子供達と、切り替えの早い夫を尻目に、ストレス耐性低い私はしばらくモヤモヤ。 やっぱりこういうの向いてない。 きらく:「どうしようもなく酔っ払った客が店主に蹴りを入れられる」という ドラマでしか見なさそうな光景を目撃。 酔っ払いが倒れたはずみに側にいた私は巻き込まれ、椅子に膝をぶつけ見事な青アザが発生。 「あんたは出入り禁止!」って店主が客に告知するのも初めて目撃。 この告知、店主はその客に何度も言ってるのだけど、勝手に入ってくるそうで。 ドアがないから、出入り阻むの難しいらしい。 テーブルの上がコストコのフードコートよりも荒れていたので、布巾を借りたら濡れていなかった。あれ? ホルモンなら焼酎でも、と思ったら、店の焼酎がホワイトリカーだったので諦める。 お酒は好きな私だけど、さすがにホワイトリカーは何か漬けないと飲めない。 ドア枠をすり抜けるフェレット並に大きなネズミは、神の使いだったのかも。 ・・・と、思わないと耐えられない。
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