活動データ
タイム
09:30
距離
18.1km
のぼり
1817m
くだり
231m
活動詳細
すべて見る前回の常念&蝶から見た素晴らしい眺めに触発され、居ても立ってもいられず槍…ではなく、穂高連峰へ。 穂高といえば西穂、北穂、前穂、奥穂と4つもピークがあり、全山踏破するのは体力・技術を差し置いても時間的になかなか大変そうで、プランニングにずっと悩んでいました。登ったことのある西穂は除外するとして、涸沢にテン泊して1つずつ登るとしても2泊以上必要だし(しかも2泊じゃ前穂はキビシイ&テン泊装備で涸沢~奥穂~前穂~岳沢を下るのは自信ナシなので却下)、何より上高地~横尾の長い林道歩きをピストンしたくない…。 そんな折、フォロワーさんが1泊で西穂以外全部縦走するという素晴らしいルートをUPしてくださっていたので、ちゃっかり丸パクリさせていただきました 笑 核心部は北穂~奥穂間の涸沢岳手前。ここが噂によると大キレットより難易度が高い説もあったりと、不安はあったのですがもうこの欲求は止められません。いざゆかん。 岩稜をエンジョイすることを最優先して、絞りに絞ったザックは水と一眼を除いて5kg未満。それを22LのBDスピードに詰め込みます。幸いルート上は小屋が多いので、極力それに頼る作戦です。 上高地は一昨年ぶり。その頃はまだ横浜に住んでいて、さわやかアルペン号(だっけ)の夜行バスで来ていたので、沢渡に停めるのは実は初めて。チョーきれいでチョーびっくりしました。南アルプスの芦安もこんなだったらいいのに。 連休明けの平日だからか5時10分の始発バスもあまり混んでなく、寝不足でウトウトしながら上高地に到着。 あまり遅く小屋に着きたくないので、横尾までの林道はかなり飛ばして歩きます。これが翌日響くとは…このときは思いも寄らず(詳しくは2日目に)。 横尾でようやくひと息ついておにぎりタイム。なんだかオーラのあるイケメンズがいると思ったら、山岳救助隊の方々でした。いくら北アルプスだからって、救助隊までこんなにオシャレでかっこいいの?と、軽くカルチャーショックです。南アルプスもこんなだったらいいのに。(2回目) 北穂までの危ないところのアドバイスをいただいて、横尾大橋を渡るといよいよ本格的な登山道のはじまりです。 左手に迫りくる屏風岩の迫力に見惚れつつ登ると、本谷橋。小さな吊橋のたもとで大勢が休憩しています。 さらに進むと視界が開け、目の前に広がる雪渓。雪は腐っているのでアイゼンなしで大丈夫でした。北穂への最短ルートは涸沢小屋方面ですが、涸沢ヒュッテに行ってみたかったので分岐を左へ。 有名なヒュッテのテラスからの眺めは最高!前穂~奥穂~涸沢岳~北穂まで一望です。明日はあそこを全部歩くのかあ、と思うと、わくわくせずにいられません。ジリジリ暑い日差しの中ペプシを飲んで栄養補給。てか本当に暑いです。前回の蝶ヶ岳&常念岳といい、とても山岳地帯の気温とは思えない。 まだ雪が山ほど残っているテント場を抜けて、涸沢小屋へ。7月下旬なのにこんなんで、今年の山の日は大丈夫なんでしょうか。雪がないところはかなり少なく、すぐ埋まってしまうようなので、雪上テントの覚悟が必要そうです。 それにしても、こんなに雪があるのにちっとも涼しくないのは何故なのか。暑すぎて雪渓の上を転げ回りたい欲求に駆られましたが、そのまま下までノンストップローリングしてヘリコプターに乗る羽目になりたくないので、ぐっと我慢しました。 涸沢小屋でヘルメットを装着し、北穂への急登に取り付きます。涸沢まではそこそこ人がいましたが、ここからは誰も歩いていません。話を聞くかぎり、涸沢までで下山する人も思った以上に多そう。 ガレた急登はところどころ雪解け水が流れていて、ほんのり涼しげ。あっという間に小さくなる涸沢を眼下に据えながら、ときどき手も使って登っていきます。 南陵取付には鎖とハシゴ。その先も、稀に鎖の混じった岩登りが続きます。 少し開けたガレ場に出ると、北穂高小屋のテント場。小屋からは結構距離があり(往復30分ぐらい)、その間足場の悪い急斜面や雪渓の登り降りがあるので、夜中にトイレに行くのはかなり危険なミッションになりそうです。眺めは確かに最高かもしれませんが、ちょっとここに幕営するのは覚悟がいるなあ。 横尾で救助隊の方に聞いたとおり、北穂南峰と北峰の間には雪渓が横たわっています。ステップが切ってあるので安心ではあるんですが、急斜面の巨大な滑り台のような雪渓は、落ちたら100%ジ・エンド。その見た目の迫力に気圧され、ここで初めてチェーンスパイクをつけました。みんなつけないで歩いていたし、結局翌日は自分もつけないで歩いたんですが…とにかくこの日一番緊張した箇所でした。 雪渓を越えれば北穂山頂はすぐ。そして山頂に寄り添うようにすぐ下にあるのが北穂高小屋です。あれ、南峰ってそういえばどこに行ったんだろう。通過すると思っていたのに、いつの間にか巻いてたみたいです。 山頂に上がったときは残念ながらガスも上がってきてしまっていて、槍と大キレットの眺めは翌朝までお預け。明日も晴れの予報だし、まあいいでしょう。それでもしばし山頂を楽しみます。 山頂徒歩30秒の北穂高小屋はこじんまりとしていて、アットホームな雰囲気。従業員の方がこんなにフレンドリーな小屋は初めてです。宿泊客も十数人程度で、なんとなくみんなと自然に仲良くなる空気感が心地よかったです。 あてがわれた部屋は、布団3組ほどが敷けそうなスペースが下に×2、上段に×1ある部屋で、そこにソロ女性3人で泊まりました。自分はハシゴの上の上段を独占。ビールを飲みすぎるとハシゴで転落して頭を打って死ぬ危険がありますが、それ以外は広々としてとても快適でした。 小屋前のテラスは槍~常念~穂高連峰まで一望で、槍だけガスに包まれているものの、他は素晴らしい眺め。寒さを堪えながらも眺望を肴にまったりビールタイムは最高です。 夕食で同席したのはフランス人と日本人のカップルと、ドイツ人のソロ男性。カップルは一週間前から北アルプスに入っていて今日は双六小屋から来たそうで、ドイツ人は明日自分が歩く予定の上高地~岳沢~奥穂経由で来たとのこと。ベリーハード!ベリーロング!と言っていました。明日は大キレットを越えて上高地に下山するそうです。他にも小屋の立地上なのか、大キレットから来てジャンダルムを越えて下山するとかそういう猛者がウヨウヨいて、話していてとても刺激的で面白かったです。 夕食後は、外もガスガスなのでいつものように即爆睡。最近、山に泊まると18時半就寝がデフォルトになってきた。家でもこれぐらい早く寝られればいいんだけど、と毎回思ってます。 ■2日目:https://yamap.co.jp/activity/1035066 ---------------------- ■360度動画の見方 UPしている動画はスマホの向きを変えたり指やマウスでぐりぐりすると視点を動かすことができます。左上の方向パッドみたいなボタンでも動かせます。 スマホは指を使って、PCはマウスのコロコロを使うと拡大縮小もできます。 ※PCの場合は、ブラウザが最新じゃなかったり、Chrome以外だと対応していない場合があります。 ※スマホの場合は、動画のタイトルをポチッとしてYoutubeのアプリを立ち上げ、そちらからフルスクリーンにして見たほうが見やすいのでオススメです。
動画
活動の装備
- ホグロフス(HAGLOFS)LIMBER HOOD WOMEN
- コロンビア(Columbia)マーシーハイクウィメンズジョガーパンツ
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)スピード22
- ファイントラック(finetrack)メリノスピンソックス5本指クルー
- スポルティバ(LA SPORTIVA)トラバースX4 MID GTX
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)ディスタンスカーボンFLZ
- モンベル(mont-bell)チェーンスパイク
- その他(Other)climbing technology galaxy
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)メンズ クラッググローブフルフィンガー
- マムート(MAMMUT)Illiniza Light Zip T-Shirt AF Women
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