活動データ
タイム
11:05
距離
12.3km
のぼり
1573m
くだり
1578m
活動詳細
すべて見る前回までの利尻は・・・ (往路と散策 https://yamap.co.jp/activity/1075045) 利尻山の登山記録です。遅くなったうえに長いです・・(^^;;; 午前4時、窓の外を見上げると、風は収まり、雲は姿を消していて、濃い青空をバックに利尻山がくっきりと見えます。強い風の音を聞きながら明日も風が強いのかなぁと心配していたのは全くの杞憂でした。4:30にスタートしたマイクロバスは10分足らずて登山口がある北麓野営場に着き、あっという間にスタートです。この感覚・距離感はちょっと不思議な感じです。登山口までの送迎はどの宿でもやっているようなんで確認して活用するのが良いですね。 本日は、鴛泊コースの往復ピストンで、およそ10時間の工程。靴紐をしっかり縛ってスタートです。プールにあるような形の靴の泥落しが、さしずめスタートラインのようです。 ひんやり、しっとりした森の香りに、思わず深呼吸してしまいます。最初の通過点は、名水百選・甘露泉水。最初で最後の水場です。通年5度という甘露泉水、本当に美味しいです。ペットボトルの水を甘露泉水に入れ替え先を急ぎます。 ◆三合目〜四合目まで 森の散策という感じでどんどん進めます。途中、改めて利尻ルール、①携帯トイレを使うこと、②ストックキャップを付けること、③植生を守ること、植物の上には座らない、踏み込まない。の看板が。 ◆四合目・野鳥の森、(五合目)〜六合目まで 四合目を過ぎる頃から、登山道も狭くなり、登っている感じがでてきます。眺望もなく、風通しもあまり良くない登山道、みるみるうちに汗だくです。滑らないように下ばかり見ているとだんだんしんどくなってくるだけでなく、張り出した白樺の枝に頭をぶつけるので要注意です。 途中、上から降りてくる方が数名。いくらマイペースでもそこまでゆっくりだったか?と焦りましたが、聞けば夜から登ってご来光見た帰りだそうで。今日は最高のコンディションで、素晴らしかったとのこと。なるほど、そういうパターンもありなんですね。黙々と登りつづけると、やっと青い空、海が木々の間から見えました。だいぶん登って来ていることが分かります。ほどなくして、いきなりの大展望。第1展望台に到着です。 ◆六合目・第1展望台〜七合目まで ひろびろとした眺望、吹き渡る涼しい風。第1展望台は汗だくになった身体にはとても気持ち良く、ずっとここにいたくなります。振り返ると長官山の頂上が迫っています。あたかも利尻山の山頂のようですが、まだまだ。あそこまで登ってようやく八合目、半分ちょっとなんですね(^^;; ◆七合目・胸突き八丁〜八合目まで 再び歩き出します。同じ時間帯で登っている諸先輩方、パーティで行動されている方々、みなさんなかなかのペースでぐんぐんと登って行かれます。自分は無理せずマイペースで休み休み進みます。蛇足ですが、「胸突き八丁」のいわれって、富士登山だったんですね(参考: http://gogen-allguide.com/mu/munatsukihattyou.html) だんだんと高度が上がるにつれて、海側の眺望にも随分慣れてきた頃合いで長官山の頂上、八合目にたどり着きました。ここではじめて利尻山の頂上が、目の前にど迫力で迫ってきます。なんとも言えない演出に、ここまでの疲れが吹っ飛びます。 提出した登山届には、ここまで4時間以上かかる場合には時間切れという事で引き返すようにとの注意書きのペーパーが付いていました。時計を見るとここまでで3時間弱、あまり余裕はなかったですね(^^;;; それにしてもほれぼれする景色です。とがった山頂、ヒダのような谷に残る雪渓、目をつぶって写真とっても絵になります。ここまで汗水垂らして登ってきたからこそ味わえるこの光景。あ〜、とも、お〜、とも言えない声が出てしまいます。 ◆八合目・長官山〜九合目まで 景色ばかり見ていないで、先に進まないと。気持ち軽くなった足取りで九合目を目指します。ここからは山頂に向け更に狭くなった登山道は少し傾斜が緩くなります。時おり下から吹き上げて来る気持ちいい風をうけながら正面の利尻山に向かい、歩いては見上げ、歩いては見上げ、進んで行きます。が、山頂はなかなか近づいてきません。道すがらここまでにはなかった鮮やかな色合いの花が目につきます。が、いかんせん、名前がわからないんですよね。 ◆九合目・ここからが正念場〜頂上まで いよいよ九合目を出発です。足元は火山砂利が多くなってきます。崩れやすそうですが、丸太や、針金、プラスティックで階段をきってあったり、富士山の宝永火口のような歩きづらさはありません。かなりの手間で整備されているようでした。ここで整備作業するのはさぞかし大変だろうと思います。数年前の活動日記を検索してみると、山頂付近の登山道は崩落して、いつ入山禁止になるかとまでいうような感じだったのですが。整備してくださった方々には本当に感謝ですね。また、大雨で崩落した場所ですが、数十メータに渡ってロープも張ってあり、道幅もそこそこあるので、あまり危険な感じはしませんでした。それよりも一歩一歩の登りが、落差のある階段だったりするのがなんとも応えます。、まさに正念場でした。あと少し、あと少しと進みます。 ◆山頂 角を曲がると、いきなりローソク岩と並んだ頂上が目の前に飛び込んできます。切り落ちた正面にむかって切り落ちた深い谷、向こうには島の反対側の海岸線までがみえます。すごい光景です。頂上まで数分。約5時間かけてやっと登頂です。お社にお詣りし周りの景色を、堪能します。とんがって見えていた頂上にま、実はピークが二つあり、一方は崩落で立ち入り禁止になっていました。(スケールの小さい谷川岳みたいです)風も強すぎずさわやかな快晴、もやもなく、稚内から礼文島の全景までくっきりと見渡せます。こんなにいいコンディションはそうそうないようです。ほんとにタイミングに恵まれました。そう広くない山頂で、それぞれのペースで登ってきた人たちが集って達成感が溢れている感じがなんともいいですね。ただ残念なことに、何人かがロープを超えてもう一つのピークに向かう道を進んで行き写真を撮ったりしており、居合わせたガイドさんに注意されていました。 ◆下り(全部まとめて) 頂上を去るのは名残惜しいんですが、いかんせん時間には限りがあります。大きな岩、がれ場、砂利、湿った土と登った時と同じルートなんですか、下りは下りでまったくちがった印象を受けます。浮いた砂利を踏んでしまい何度か転んでしまいました。今回はストック持ってきませんでした(キャップ、持っていないですし・・)あった方がリズムを作りやすかったかもしれません。水は多めに飲んでいるんですが、痺れたりはしないものの手がむくんでいたのが気になりました。きっと水分補給がうまくないんでしょうね。要研究です。
活動の装備
- その他(Other)MOUNTAIN EQUIPMENT 423084 CLASSIC JUNGLE HAT
- ライペン(RIPEN)アライテントアライテント ARAI TENT ビバークツェルトソロ キャンプ用品【Mens】【Ladies】
- その他(Other)クロスタードラゴン プロテクターポーチ デュアル
- スント(SUUNTO)SUUNTO AMBIT3 VERTICAL
- ローバー(LOWA)メリーナGTX 「メンズ」(7.5)
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)Boost 34
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)コズモ
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