活動データ
タイム
10:50
距離
20.9km
のぼり
1957m
くだり
1956m
活動詳細
すべて見る先月、南ア南部、青笹山から青薙山を周回した時にカメラを落としました。 https://yamap.co.jp/activity/1239622 カメラ自体もともかく、せっかく素晴らしい景色を捉えた日影沢崩れ、小笹平の画像データまでもが山の露と消えてしまい、もう一度あの2ヶ所には行かねば…と考えていました。 ルート取りですが「静岡の山 日帰りコース158」というガイドブックに「小笹平~青笹山」というルートが紹介されていました。でも「殺生尾根 小笹平」で検索してもこのルートで登っている人はほとんどいません。おりんこさんという方がテン泊装備で登られているようです。 https://blogs.yahoo.co.jp/rasutosongu8/37718931.html 「急斜面で危険」のようなことが書かれていましたが、テン泊装備で登れるなら何とかなるだろ、と思い、このルートを登ることにしました。 GPSによる軌跡データはkaikaireiさんという方がヤマレコに挙げていらっしゃいましたが、小笹平へ向かうルートを間違えた、ということでしたのでこれはダウンロードせず、上記ガイドブックを見ながらRunkeeperというサイトで手書きでルートを適当に描き、それをYAMAPにアップロードし、iPhoneにダウンロードしました。 kaikaireiさんのレポはこちら:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-644480.html 4時半に東河内林道ゲートを出発し、約1時間でムタケ沢出合いに到着。ここまでは1ヶ月前にも歩いた道、ここからは未知のルートです。 [殺生尾根取り付きまでが危険…?] ムタケ沢出合いからさらに東河内の上流に向かいます。最初、堰堤が連続しますが右側に狭くてしかもザレているけど登れる道があります。そのまま左岸(上流に向かう場合、右側)を進むとこれ以上は進めない!というところで川が渡れるように丸太が設置されていますので、ここまでは正しいルートじゃないかな。 問題はその先で、渡った先の右岸も程なく崖になります。途中ザレた崖があり、トラバースに苦労しました。トラバース後は河原に降りられますので、しばらくは河原を歩き、日影沢と東河内本流の合流地点、大滝に到着します。 ガイドブックでは「右岸尾根がコース」と書いてあり、地図にもそう示されていたのでそれにしたがってルートを取りました。ところがこれが超危険!先ほどよりもさらに急峻な崖をトラバースします。途中、ループ状になった木に足を乗せ、向こう側に渡らないといけない場所がありました。しかも顔の高さにちょうど岩が飛び出ているので、その飛び出ている岩をつまんで(つかむほど飛び出てない)身体を後ろに反らせながらでないと通れません。足元の根っこが折れても、つまんだ岩が抜けても(本当に1コ抜けた!左の岩が大丈夫だったので今も元気に生きてます)即滑落です。大した登りでもないのに汗びっしょりになりながら何とか通過し、無事河原に降り立ちました。 なんで危険「?」と書いているかというと、ルート取りがそもそも間違っていたのではないか?と思っているからです。いま考えるとガイドブックのルートにこだわり過ぎたように思います。kaikaireiさんは、1回目の危険ポイントは飛び石伝い、2回目の危険ポイントは右岸ではなく左岸を歩いていらっしゃるようですので、もう少しちゃんと周りを歩いて今ベストなルートを選択すべきだった、そうすれば危険ではなかったのではないか…と考えています。 とは言っても水量の関係もあり結局例の危険ルートを通るしかないというリスクもあるので、ちょっと再挑戦する勇気も今のところ出ませんけど…。 [天狗の相撲場からのトラバースに注意] 危険ポイントその2を過ぎ、河原に降り立った後は適当に左岸に渡り、トラバースするポイントを探します。適当に手書きしダウンロードした軌跡の場所にちゃんとトラバース道が刻まれているのを見たときには感動しました。踏み跡はいまいちハッキリしていないので時々ルートを外しますが、登る分には尾根筋をトレースすればいいのでここで道迷いの心配は少ないかな。トラバース道の登り始めから50分ほどで1653m地点「天狗の相撲場」です。キレイな紅葉ポイントとなっていました。 天狗の相撲場を過ぎると、その北のガレを避けるようなトラバースに入ります。自分は幸運にも間違えませんでしたが、おりんこさんもkaikaireiさんもここから小笹平までのルートを間違えていらっしゃるので、GPSをマメに確認しながら登ることをオススメします。 [小笹平!] 東河内本流を遡上しますと急激に水量が少なくなり、1870m地点で枯れ沢になります。ここがYAMAP地図で水場指示されているポイントです。持っているペットボトルの水を飲み干し、水が流れ出している場所に溜まっている水を補給します。ゴミなどが混じることもなかったですが「大丈夫かこれ?」と思い、結構飲むのを先延ばしにしました。ちなみに飲んでも大丈夫でしたよ。 水場からすぐに樹林が途切れ、目の前に一面のササ原が現れました。小笹平です。1ヶ月前は稜線沿いを歩いて小笹平の上部に出てきましたが、この「登って来たら一面のササ原」というシチュエーションがですね、もうサイコーです!ここまで散々苦労したからというのも大きいのでしょうが、感動もひとしおでした。 [日影沢崩れ!] 小笹平~日影沢崩れは、逆方向ながら先月にも通ったルートです。 青笹山を過ぎて程なく日影沢崩れのササ原に出てきます。ここは本当に西も東も素晴らしい眺めです!言葉はいらないですよね?ぜひ写真のほうをご覧ください。この風景を写真に収めることで、1ヶ月前の忘れ物を無事回収できたように思います。 [その後のルート] 地図からは分かりませんが、とにかくここの登山道は二重山稜・三重山稜がフツーに現れ、ルート選択が難しいです。尾根から降りてしまうと登り返しがタイヘンなので引き続きGPSから目が離せません。歩きスマホ状態、木の根っこで躓かないように注意です(笑)。途中、もう1ヶ所ミニ小笹平(=ミニミニ笹平?)のような場所があって大無間山方面の眺望があり、樹林帯を延々歩く中でいい気分転換になりました。 水無峠山には登らず、その尾根筋を東河内温泉に向けて下り始めます。が、リボンも踏み跡もなくルートがサッパリ分かりません…しかも急斜面。さすがに下り坂の歩きスマホは危険なので10m歩いては尾根が間違っていないか確認…を繰り返します。正規ルートかどうかはよく分かりませんが、もう戻れればいいので気にしないことにします。 そうそう、途中の鹿の子池から東河内温泉跡までYAMAP地図ではコースタイム3時間となっていますが、とてもそんなにかかるとは思えません。自分だと1時間半でした。初めからここが1時間半だと分かっていたらもう少し上でゆっくりできたのに…、少々残念ですね~。とにかく15時20分、林道ゲート着。 とにかく今回の山行、前半は危険箇所もあり、予定していた時刻を完全にオーバーして一時はどうなることかと思いましたが、殺生尾根に取り付いてからは危険箇所も道迷いもなく、本当に素晴らしい眺望を堪能することができました。ただ、前半の安全確保ができるかどうか微妙、中盤のルートファインディング、最後の急降下…となかなか人にオススメしにくいコースではあります。まぁぶっちゃけ東河内林道を使ったコースが人にオススメしにくいですね~。前回今回で、東ムタケ沢、殺生尾根、毛無山~隆泉橋、鹿の子池~東河内温泉跡…と4つの登り・下りを歩きましたが、どれもこれもロクなもんじゃない(笑)。この稜線を歩きたいなら、山伏から縦走して小笹平まで往復…というのがベストコースかも。1日で歩けるのかな?
活動の装備
- その他(Other)REPLAY ダウンベスト アウトレット品
- バートン(BURTON)Burton AK Power Grid Crew Shirt True Black
- その他(Other)Pendleton Men's Guide Shirt
- その他(Other)YIEASY 充電式LEDヘッドランプ
- ニコン(Nikon)望遠ズームレンズAF-SDXNIKKOR55-200mmf/4-5.6GEDVRIIニコンDXフォーマット用AFSDXVR55-200G2
- ニコン(Nikon)標準ズームレンズAF-SDXNIKKOR18-55mmf/3.5-5.6GVRIIニコンDXフォーマット専用
- ニコン(Nikon)デジタル一眼レフカメラD7000ボディー
- ゴールドウィン(Goldwin)インパクトエアーロングタイツ
- ミレー(MILLET)ドライナミック メッシュ ショートスリーブ
- その他(Other)MAKAVELIC SIERRA SUPERIORITY BIND UP BACKPACK
- ガーミン(Garmin)ForeAthlete 230J
- サロモン(SALOMON)X ULTRA MID 2 GTX
- その他(Other)DIESEL Jogg Jeans THAVAR
- モンベル(mont-bell)ストームクルーザー ジャケット Men's
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