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甲斐駒ヶ岳1日目:日本3大急登黒戸尾根~北沢峠

あいさん YAMAP Meister Black

  • YAMAPマイスター:ブラック
  • 自己紹介:2016年5月に、山の近くに住みたくて横浜市→甲府市に引っ越しました。
    山に囲まれた盆地生活にウハウハしています。

    岩好きクサリ好き岩稜帯大好き。
    混雑が苦手なのと写真を撮りながらマイペースに歩くため、主に平日、単独で山に行っています。山行中のコーヒー、下山後の温泉とビールがなによりの楽しみ。
    甲斐駒ラブです。
  • 活動エリア:山梨
  • 性別:女性
  • 生まれ年:公開しない
  • 出身地:東京
  • 経験年数:10年未満
  • レベル:初心者
  • その他 その他

北岳・間ノ岳

2015/10/15(木) 06:22

 更新

甲斐駒ヶ岳1日目:日本3大急登黒戸尾根~北沢峠

公開

活動情報

活動時期

2015/10/08(木) 07:31

2015/10/08(木) 14:41

アクセス:399人

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 2,548m / 累積標高下り 944m
活動時間7:10
活動距離10.00km
高低差1,636m
カロリー2911kcal

写真

動画

道具リスト

文章

[山梨県・長野県:南アルプス]

7:30 尾白川渓谷駐車場
10:15 笹ノ平分岐
12:35-12:40 刀利天狗
13:20 五合目小屋跡
14:30 七丈小屋(泊)

[交通ルート]
JR甲府駅(前泊)~JR長坂駅~(タクシー20分ほど/3,520円)~尾白渓谷駐車場

日本3大急登の谷川岳西黒尾根から始まった今年の夏山は、同じ日本3大急登の甲斐駒ヶ岳黒戸尾根で締めようと決めていました(もう秋ですが)。
三角形の鋭い岩峰、花崗岩の真っ白な砂礫の山頂、深田久弥も絶賛したという甲斐駒ヶ岳…いつ見ても、超かっこいい。横にぼこっとくっついてる摩利支天も、名前からしてかっこいい。
そういうわけで、行きたくてたまらなかった山です。

他の人の記録などを見ると日帰りしている方が多いですが、往復15時間、標高差2,300mのコースを日帰りできる自信があるはずもなく、七丈小屋で1泊するプランに。いや、これが普通ですよね?汗
当初車でピストンの予定でしたが、都合により車が使えなくなり、どうせ電車で行くならばと下山は北沢峠に下りることにしました。眺望の良さやルートの変化、面白さ、何より黒戸尾根の退屈な樹林帯を下山しなくて済んだので、これは大正解だったと言えます。

前夜に甲府入りし、駅前のビジネスホテルで前泊。始発で甲府駅から長坂駅に行き、タクシーで登山口の尾白渓谷駐車場まで向かいます。
駅に着いたとき駅前にはタクシーがおらず電話で呼び出したものの、どこも予約で埋まっていると言われてしまいました。最初に電話した北杜タクシーが気を利かせてすぐ来てくれたので助かったものの、タクシーで行く場合は予め予約しておいたほうが良さそうです。

長坂駅は早朝なのに何故か高校生で大混雑。どうやら韮崎高校の強歩(競歩)大会が開催されてたようです。男子は諏訪湖まで44kmも歩いたとか!

尾白川渓谷駐車場には10台以上車が停まっていましたが、尾白川渓谷や近くのハイキングコースに来ている人も多そう。
へんな顔のついた登山口の看板の横を抜けて少し行くと分岐が。確か、ネットで事前に見た情報では日向山のほうが正解だったな、と日向山のほうへ。尾白キャンプ場を過ぎてすぐ、再び『尾白川渓谷』と『日向山』への分岐が現れたので、また迷いなく日向山のほうへ。
しばらく登って、ん?神社があるはずなのに一向にない。おかしいなとYamapを見ると明らかに方向が違う。慌てて下りてキャンプ場まで戻り、『尾白川渓谷』とあるほうへ行くとすぐ神社が現れました。20分ほどの痛恨のタイムロス。これから長時間登り続けるっていうのに…アホな自分に初っ端から少し心がくじけます。

気を取り直して竹宇駒ヶ岳神社に安全登山を祈って参拝。黒戸尾根はもともと甲斐駒ヶ岳の表登山道だったそうで、ここともうひとつの横手登山口それぞれに神社があり、道中も石碑や石像など信仰の名残りが色濃く残っています。昔の人も同じ道を登っていたと思えるのはなんだか嬉しいですね。
神社の境内を抜けると左手に吊り橋があり、ここから本格的な登山道スタート。

さてどれほどの急登が待っているのだろうと覚悟していると、大した急登はなかなか現れません。緩かったり急だったりする登りが、ひたすら続く。ときどきなんとなく平坦になりつつ、急になったり、緩くなったり、ひたすら続く。周囲は常に樹林帯で眺望はゼロ。変化もゼロ。足元はふかふかした土でかなり歩きやすい。滑落しそうな急斜面もありません。
これが…地獄でした。

とにかく退屈で退屈で、最終的に、歩きながら耐え難い睡魔に襲われました。確かにギリギリまで仕事が終わらずかなりの寝不足ではありましたが、歩いている最中に眠くなったのはいくらなんでも初めてです。
行き交う人もほとんどおらず、見どころも何もないので、落ちている栗を無意味に拾ってみたり、暇なので手の平でどんぐりをコロコロさせながら歩いてみたり、色々やってみましたが、それでもツライ。こういうとき単独はしんどいとつくづく思いました。

ようやく変化があったのが刃渡りで、そこまでの所要時間4時間半ほど。4時間半も何もない樹林帯を登り続けて来たなんて!やっと開けた眺望に一気に目が覚めます。
刃渡りはその名のとおり両側が切れ落ちたナイフリッジですが、手すり的クサリがついているので全く危険は感じません。八丁尾根のナイフリッジのほうが危ない感じがしました。高度感は相当ありますが、木が生えているので余程の高所恐怖症でなければ問題ないレベルです。

刃渡りを過ぎると再び樹林帯。「まじかよ…」と、たぶん思わず言いました。刃渡りで上がったテンションがしぼんでいく…。しかし心配無用。ここからはハシゴやクサリのオンパレードになります。いや危険度は格段に上がるので心配したほうが良いのかも。

刀利天狗前はクサリやロープの張られた階段(ハシゴ)が入り組んだ連続になります。階段はハシゴを倒したようなつくりで、段の間の隙間が大きく、ステップの安定感も悪いうえ、下は絶壁なので少し緊張します。

刀利天狗の祠を過ぎた平坦地が五合目小屋跡。なんだか目の前に絶壁がそびえているんですけど。まさかあれを登るんでしょうか、と思ったらその通りで、一度鞍部に下ったあと絶壁(屏風岩)を直登します。いよいよ3大急登の本領発揮です。

屏風岩直下の祠からは、長いハシゴを登ったあと、ハシゴやクサリが続きます。クサリのない岩場も多いので、3点支持で登ります。
屏風岩を越えて鞍部に下り、橋を渡ると再び絶壁の直登。こちらは不動岩。またハシゴやクサリが続きますが、こちらのほうがより斜度が上がり、途中垂直の絶壁にかけられたハシゴと、そのあとのほぼ垂直かつスタンスのあまりないクサリは結構緊張しました。長さはそれほどではないのですが(クサリは3mぐらい)、周囲が切れ落ちひとつ間違えれば奈落の底というロケーションで、今まで登った中では一番恐怖感を覚えました。

また、長い登りの疲労がいつの間にか足にきており、普段ならさくさく登れるようなハシゴでも思うように足が上がらなくなっていたのも、難易度を高く感じさせていたと思います。6、7時間をひたすら登り続けたのは富士山以外になく、普段だったらとっくに下山開始している時間。気が付かないうちに相当足を消耗していたようです。

七丈小屋のその日の宿泊者は自分含めて4人。他は全員ソロのおじさまで、皆いい方で和気藹々と過ごせて楽しかったです。
全員第二小屋に泊まりましたが、4人なので広々と使えました。床に敷き詰められた布団の上に各自毛布1枚で、ご主人の割り当てに沿った場所でなんとなく寝る感じです。枕はないので気になる人は持参したほうがいいかも。
室内での自炊OKで、ストーブが一晩中炊かれ暖かく、寒いこの時期にはとても助かりました。消灯時間がなく、こちらの裁量で電気を点けたり消したりできるのもありがたい。お湯の入ったポットも用意されていました。

トイレは小屋からすぐで、洋式で紙あり。少し臭いはしますが便座カバーがついており清潔感はあります。トイレ内に個室が4室ありますがシーズンオフだからか1室しか開いていませんでした。

夕食が出ない可能性も考え、食事は自炊しました。寝具付素泊まりで4,600円は良心的。夕食付だとプラス1,400円。朝食は7時からと遅く、プラス1,200円。朝食を頼んだ方が1人いましたが結局断られたそうです。でもそれはご主人が1人で切り盛りしているので仕方ないのかなとも思います。

15時前に小屋に着いてしまったため、することもなく、結局18時過ぎに就寝。夜中に起きて星を撮る…つもりが、そんなに早く寝たのにずっと寝てました。途中何度か目覚めたんですが、寒そうで面倒くさくて…。自分は星空撮影(と、ご来光と夕焼け撮影)には向いていないのかもしれません。

■2日目:https://yamap.co.jp/activity/170860

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