やったぁ〜！南越百だぁ！　〜南越百山への登山道整備3日目〜

昨年から始まった「中央アルプス南部岳人ネットワーク」による念丈岳から越百山までの登山道整備。 今年は奥年丈岳から南越百山までの整備が、14日〜17日に3泊4日で行われました。 （2泊3日から急遽変更） 初日に発覚した草刈機の故障に対処するべく、2日目は草刈機2台の調達にあたり1台のみでの整備作業となりました。 当初の予定では帰るだけの日程だった３日目、草刈機3台を屈指して本格的な作業日となりました。 が、2名は予定通り8時過ぎには下山しなければならず、３名も下山に要する時間を考えると12時には下山開始しなければならない為、南越百山まで到達するには、いやあ本当に力が入れねばならない１日となりました。 頑張れっ！と言わんばかりのご来光を、３日目にして初めて拝み、下山する2人を残して、８名が朝6時整備作業に出発しました。 昨日作業を終了した崩落地から、草刈機3台、３班に分かれて作業を開始。 ルートも不明瞭な身の丈あまりの笹薮との闘い、しかしさすがに３台での作業は思ったより順調に進んでいきました。 途中、美しい樹林帯に入ったり、周囲の素晴らしい展望に勇気づけられたりして、南越百山手前の2454mの小ピークに9時に到達。 この小ピークからの展望はちょっとしたもの。 しかし残念ながら下山予定の3人はここまでで作業終了。ちょっと悔しい思いの伝わる中、笑顔で下山の途につきました。 ここからは残り5人で作業にあたります。 小ピークの手前あたりから、笹薮は急激に姿を消し、やはり同じく身の丈あまりのシャクナゲとハイマツの藪に変わっていきます。 こうなるとシャクナゲやハイマツを切るわけにはいかず、下生えの笹も草刈機をうまく動かせないので、整備できない部分が増えてきます。ルートもいくつもに分かれていて、少し迷ってしまいそうですが、尾根筋さえ守れば前には進んでいけます。 作業ができない分、進むスピードは上がり、小ピークの下りから上りに変わってしばらくすると、突然のように視界が開けて南越百山を含む中央アルプスが間近に見えてきました。 草刈機はその場にデポして、南越百山の山頂までまっしぐら！ 11時20分、南越百山の山頂に到達しました。 山頂に5人が集まった時には、ちょっとジンっと来てしまいました。 この３日間、参加した全員がいたからこそ、ここまで来れたのだと思います。 今はもう富士より槍より、ココが一番！　という感じ。 きっと越百岳からの眺めも、南駒ケ岳からの眺めも、こことはさほど変わりがないのかもしれないけれど、 我が南信州の山々をすべて見渡せる感動は、格別のものがありました。 　（個人的には又別の理由で感じることも多々ありました、だからここに来たかったわけですから） しばらく放心の後、名残惜しかったですが、南越百山到達を来たかったけど来られなかった下界の仲間や、途中で下山した仲間に報告を入れ、下山を開始。 下山しながら、刈り残した箇所を整備し、ルートを確認しながらBC手前の癒しのガレ場に戻る。 これで今回の整備がすべて終了しました。 関わられた皆さん、本当にお疲れさまでした。m(_ _)m スマホの充電が切れそうだったので、ログは一部途切れ、写真の順番も実際の時間経過とは一部違っております。 また、このルートは決して初心者の皆さんにはおすすめできるものとは違います。 時間的にも１日で踏破するのは難しく、ある程度ルートファンディングができ、非常時にも対応ができる方向きと考えます。 その点ご理解ください。　　　でも多くの方に挑戦していただきたいとも、やはり思ってしまいます。 改めてちゃんとしたコースレコードを記したマップを作成できたらと考えております。 ４日目は、念丈倶楽部から借りた草刈機を大島山のデポ場所に返却すべく、２人で念丈岳から大島山、本高森山をへて高森町の登山口へ下山することになりました。　（ということで４日目のレポにつづきます。） ちなみにYAMAPさ〜ん！　南越百山のチェックマーク？がないよぉ〜〜〜！シクシク。。。 こちらは整備に参加された方のヤマレコのレポです。 　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1527571.html １日目のレポ（奥念丈岳まで）：https://yamap.co.jp/activity/2145041 ２日目のレポ（登山道整備）：https://yamap.co.jp/activity/2145041 ３日目のレポ（南越百山到達）；https://yamap.co.jp/activity/2141445 ４日目のレポ（本高森山経由下山）；https://yamap.co.jp/activity/2145456