鹿島槍~五竜縦走(三日目:遠見尾根)

2018.08.18(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 59
休憩時間
17
距離
6.8 km
のぼり / くだり
213 / 1169 m
54
33
27
10
46
14

活動詳細

すべて見る

※一日目(柏原新道~爺ヶ岳~冷池):https://yamap.co.jp/activity/2263143 ※二日目(鹿島槍ヶ岳~八峰キレット~五竜岳):https://yamap.co.jp/activity/2266552   山行最終日は、『五竜岳』から東へ伸びる『遠見尾根(とおみおね)』を辿って、下山の途に就く。 ここから先は、多くの登山者に親しまれているポピュラーな山路であり、此度の山行も残すところあとわずか。後はここまでの貴重な思い出を、麓まで無事に持って帰るだけだ。

鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 山行最終日の朝。二人に一枚の布団からもぞもぞと這い出して朝食を摂り、午前四時半前に準備完了。明るみ始めた東の空を眺めながら『五竜山荘』を出立した。
山行最終日の朝。二人に一枚の布団からもぞもぞと這い出して朝食を摂り、午前四時半前に準備完了。明るみ始めた東の空を眺めながら『五竜山荘』を出立した。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 『五竜山荘』からすぐ隣のピークである『白岳』を経て、下山ルートとなる『遠見尾根』へ。
下り始めてすぐに、東の空に旭光が射してきた。
『五竜山荘』からすぐ隣のピークである『白岳』を経て、下山ルートとなる『遠見尾根』へ。 下り始めてすぐに、東の空に旭光が射してきた。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 旭日に照らされて赤らむ五竜岳(右手前)と鹿島槍ヶ岳(左奥)。
昨日空を覆っていた雲はどこへやら、この日は登山日和の晴れ間が広がっていた。
旭日に照らされて赤らむ五竜岳(右手前)と鹿島槍ヶ岳(左奥)。 昨日空を覆っていた雲はどこへやら、この日は登山日和の晴れ間が広がっていた。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 上述の通り、『遠見尾根』は比較的手軽な登山道であるが、下り始めてしばらくは、やや急な岩場も健在である。
昨日の疲れを引きずりつつも、雑な歩き方にならないよう気を付けながら下ってゆく。
上述の通り、『遠見尾根』は比較的手軽な登山道であるが、下り始めてしばらくは、やや急な岩場も健在である。 昨日の疲れを引きずりつつも、雑な歩き方にならないよう気を付けながら下ってゆく。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 東の空に、昇り切った太陽。
峰々の狭間には、ささやかな雲海が広がっていた。
東の空に、昇り切った太陽。 峰々の狭間には、ささやかな雲海が広がっていた。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 朝の陽射しを浴びながら、次なるピークである『西遠見山』へ登り返す。
『遠見尾根』はそれほど長い道のりではないものの、小規模とはいえアップダウンを繰り返すため、それなりに歩きごたえがある。
朝の陽射しを浴びながら、次なるピークである『西遠見山』へ登り返す。 『遠見尾根』はそれほど長い道のりではないものの、小規模とはいえアップダウンを繰り返すため、それなりに歩きごたえがある。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 『西遠見山』を下ると、雪解け水を湛えた『西遠見池』の広場が待っている。振り向くと、五竜岳の雄姿を見渡せる。
『西遠見山』を下ると、雪解け水を湛えた『西遠見池』の広場が待っている。振り向くと、五竜岳の雄姿を見渡せる。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 いつの間にか、登山道も森林限界より下界へ。
いつの間にか、登山道も森林限界より下界へ。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 この時点でまだ時刻は午前6時頃で、進行方向、すなわち東側から射してくる陽光がなかなか眩しい。
この時点でまだ時刻は午前6時頃で、進行方向、すなわち東側から射してくる陽光がなかなか眩しい。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 先程の『西遠見池』ほどの物ではないが、登山道の脇には、時折小さな池が現れる。
先程の『西遠見池』ほどの物ではないが、登山道の脇には、時折小さな池が現れる。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 続いて『大遠見山』のピークに到着。
ここからは、特に周囲の展望などは望めない。
続いて『大遠見山』のピークに到着。 ここからは、特に周囲の展望などは望めない。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 次なるピークは、写真左奥の『中遠見山』。
木々に覆われた、こんもりとした形が目を惹く。
次なるピークは、写真左奥の『中遠見山』。 木々に覆われた、こんもりとした形が目を惹く。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 『中遠見山』からは、昨日踏破した『八峰キレット』の全容を拝むことが出来る。
ちなみに、写真右側のケルンの裏側は遭難者の慰霊碑になっている。
『中遠見山』からは、昨日踏破した『八峰キレット』の全容を拝むことが出来る。 ちなみに、写真右側のケルンの裏側は遭難者の慰霊碑になっている。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 『西遠見山』、『大遠見山』、『中遠見山』と続いてきた『遠見尾根』。次に目指す最後のピークは『小遠見山』である。
『西遠見山』、『大遠見山』、『中遠見山』と続いてきた『遠見尾根』。次に目指す最後のピークは『小遠見山』である。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 本日最後のピークとなる『小遠見山』の山頂。
こちらからは、鹿島槍ヶ岳北峰の眺めが良好だ。
本日最後のピークとなる『小遠見山』の山頂。 こちらからは、鹿島槍ヶ岳北峰の眺めが良好だ。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 『小遠見山』から先は、一般観光客向けのハイキングコースとなる。
ひらけた尾根道から北方を見渡すと、北隣の『八方尾根(はっぽうおね)』及び、その向こう側に『白馬岳(しろうまだけ)』の姿を拝むことが出来る。
『小遠見山』から先は、一般観光客向けのハイキングコースとなる。 ひらけた尾根道から北方を見渡すと、北隣の『八方尾根(はっぽうおね)』及び、その向こう側に『白馬岳(しろうまだけ)』の姿を拝むことが出来る。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 一般向けハイキングコースの中間地点である『見返り坂』からは、ゴール地点までの道程を見渡すことが出来る。
一般向けハイキングコースの中間地点である『見返り坂』からは、ゴール地点までの道程を見渡すことが出来る。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 なお、『小遠見山』の先にももう一つ、『地蔵の頭』と呼ばれる小ピークが存在するが、一方で同所を巻くコースも存在し、今回はそちらを辿ることにした。
なお、『小遠見山』の先にももう一つ、『地蔵の頭』と呼ばれる小ピークが存在するが、一方で同所を巻くコースも存在し、今回はそちらを辿ることにした。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 時折、晴れ渡った空を見上げては、此度の山行を一日遅らせていれば、ハイライトの二日目で最高の展望を楽しむ事が出来たのになあ、と悔しさが募る。
……が、いずれにせよ、それは叶わぬ望み。この日の翌日は、当直勤務なのである。
時折、晴れ渡った空を見上げては、此度の山行を一日遅らせていれば、ハイライトの二日目で最高の展望を楽しむ事が出来たのになあ、と悔しさが募る。 ……が、いずれにせよ、それは叶わぬ望み。この日の翌日は、当直勤務なのである。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 『アルプス平駅』周辺は、高山植物園として整備されている。
一面のお花畑を楽しみながら、残り僅かな山路を歩む。
『アルプス平駅』周辺は、高山植物園として整備されている。 一面のお花畑を楽しみながら、残り僅かな山路を歩む。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 そして、今回のゴール地点となる索道駅『アルプス平駅』へ到着。
これにて二泊三日に及ぶ此度の山行は、無事に締めくくりとなった。
そして、今回のゴール地点となる索道駅『アルプス平駅』へ到着。 これにて二泊三日に及ぶ此度の山行は、無事に締めくくりとなった。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 『アルプス平駅』からはゴンドラにて、一気に麓側の『とおみ駅』へ。
『アルプス平駅』からはゴンドラにて、一気に麓側の『とおみ駅』へ。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ゴンドラを降りると、周辺の観光拠点および、『五竜岳』への登山基地である『エスカルプラザ』に到着。
ここには天然温泉の日帰り入浴施設も併設されているが、生憎、営業開始時間が筆者の行動計画と微妙にずれており、泣く泣く入浴は諦めた。
ゴンドラを降りると、周辺の観光拠点および、『五竜岳』への登山基地である『エスカルプラザ』に到着。 ここには天然温泉の日帰り入浴施設も併設されているが、生憎、営業開始時間が筆者の行動計画と微妙にずれており、泣く泣く入浴は諦めた。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ともあれ、1年越しの念願が叶った此度の山行ではあるが、同時に、現在の筆者の実力では、おそらくこのレベルが限界であるという課題も浮き彫りになった。
次なるステップを目指すには、体力面はもとより、さらなる技術面でのスキルアップが必要であることは、どうやら間違いなさそうである。
ともあれ、1年越しの念願が叶った此度の山行ではあるが、同時に、現在の筆者の実力では、おそらくこのレベルが限界であるという課題も浮き彫りになった。 次なるステップを目指すには、体力面はもとより、さらなる技術面でのスキルアップが必要であることは、どうやら間違いなさそうである。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 『エスカルプラザ』からはシャトルバスで、最寄のJR『神城駅』へ。
ここからは列車やバス、新幹線を乗り継ぎつつ、まどろみながら宮城に待つ夏休み明けの日々へ帰還する筆者であった。
『エスカルプラザ』からはシャトルバスで、最寄のJR『神城駅』へ。 ここからは列車やバス、新幹線を乗り継ぎつつ、まどろみながら宮城に待つ夏休み明けの日々へ帰還する筆者であった。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。