活動データ
タイム
08:21
距離
12.6km
のぼり
1392m
くだり
1390m
活動詳細
すべて見る1月の新春登山でポッキリやってしまった大室山茅ノ尾根(正規ルート)にリベンジしてきました。 https://yamap.co.jp/activity/1476305 往路はもうホームコースになっている野原吊橋ルート(バリエーション区間)でしたが、とにかく気温が高くなって裏側は風があまり入り込まないのを知っていたので、飲み水をいつもより多目に3.8L持って行きました。ラーメン用の水が0.2Lほど残るので、事実上4L飲めます。 道志からの大室山登山は、高低差1000m強を一気に登る感じですから、相当疲れるルートなんですが、距離も何だかんだ言って片道5km弱を歩くことになります。今の時期はとにかく汗まみれになるので、水分補給はもちろん、塩分の摂取は必須で、同時にゆっくり休み休み進まないとすぐダルくなってしまいます。 帰路は隣の北尾根から大室指に下って久保吊橋まで国道を歩き、そこから道志渓谷遊歩道経由で野原吊橋に戻る予定でしたが、往路で野原吊橋ルートを見付けるきっかけになった「大渡つり橋→」と書かれた混乱させるような道標を掛けた人が(その後丁寧に間違えのない手製道標をこちらで掛け直しましたが)、1月にこちらの道標にマジックで大渡吊橋へのショートカットのルートを矢印で追加して、ピンクリボンもやたらに結んでありまして、今回もそれが目に入りました。 https://yamap.co.jp/activity/1007454 https://yamap.co.jp/activity/1033596 吊橋方面に下るには、渓谷手前の尾根が急斜面になるのがこの周辺の特徴で、正規の久保吊橋ルートも大渡吊橋ルートも、大渡キャンプ場ルートも最後はかなりの勾配です。しかし、正規ルートはS字に蛇行しながら厳しい下りを多少なりとも和らげ、最後の区間はなるべく傾斜の緩いところに下ってから横に進むようになっています。大渡キャンプ場ルートは細かいつづら折れになったロープのある斜面を下ります。野原吊橋ルートも、地形図では吊橋の先の尾根を直登することもできそうに見えるのですが、現場に行けば分かる通り、とても気楽に登れるような斜面ではないです。で、東側にトラバースしながら登り、横の尾根から登って行くのが最も得策で、昔は何らかの形で使われていた形跡のあるルートです。 これに対し、大渡・野原分岐を野原側に進み、最後に近いところで大渡吊橋ルートの吊橋近くに下るショートカットルートも当然同じように勾配が厳しいはずで、どのようにそれを対策しているのかが気になって、急遽帰路も茅ノ尾根を使い、その大渡吊橋へのショートカットルートを使って下山し、状況を確かめてみました。 その結果は、この支尾根ルートは土質が浮いたザレの上、勾配もキツく、VR慣れしていないとかなり危ない尾根でした。一旦勾配が緩めばそれなりなんですが、下の方の一番大事な支尾根でマーキングがなく、中途半端なままでした。ルートの魅力は正規の大渡ルートの方が全然歩いていて楽しいですが、滑りやすいザレの急勾配のヒヤヒヤを楽しみたい人はそれなりに楽しめるかも。 ちなみにヒルは低くてじめじめしている大渡キャンプ場ルートにはいますが、このショートカットルートや大渡吊橋ルートにはいませんのでご安心を。それより西になる野原吊橋ルートにももちろんいませんが、ブヨは出てくるので、虫除けスプレーはタップリ吹き付けておかないといけません。(※他の方のレポートで6/30に野原吊橋付近でヒルが出てきたとのことですので、忌避剤は吹き付けておく必要があるかも。) 何はともあれ、茅ノ尾根全体は急勾配の直登区間が何回も出てきますので、ゆっくり休み休み進むのが良いでしょう。また、今の時期は北側の尾根はどこも風があまり流れ込んでこないために暑さは倍増しますが、ルート全体が森林地帯の日影なので、止まっている限り気温自体は低くてかなり涼しいです。 【コース状況】 野原吊橋から尾根に乗るまでのトラバース区間は踏み跡が薄いのでマーキングを注視して探す必要があります。渡渉してから2本のトラロープがあり、左斜め上に登るようにトラバースする踏み跡に乗る形になります。 尾根に乗れば登りではほとんど間違えることはないです。手前の蔦がもじゃもじゃしたところも、尾根を外れないように歩きやすいところを歩くようにしていれば問題ないです。右からの尾根と合流するところもそのまま登って行けば問題ないです。下りでも道標・マーキングもあるのでそれをしっかり意識していれば心配ないです。 急勾配地点は複数回出てくるので、さすがに疲れますが、正規ルート区間では歩きやすいようにS字になっていたり、キツい斜面を回避した巻き道があったり、しっかり整備されています。 山頂手前の幅広尾根も、踏み跡がしっかりあるので間違えることはまずないでしょう。 下山時に使った大渡吊橋ルートへのショートカットする支尾根は、かなり勾配がキツいザレ場の下りが要注意です。その先は平均的なバリルートなんですが、最後の重要な支尾根でマーキングがなく、不親切です。倒木が複数あってその先に二又の尾根になったところは右に向かうのが正解です。また、その少し先に尾根の最終地点がありますが、真正面にリボンがある側は急過ぎて下りるのは難しいです。そこで左の谷間を見るとリボンが見え、そちらから正規ルートに下ることができます。分かりづらいので、左側の木に赤テープを巻いておきました。
活動の装備
- ペンタックス(PENTAX)ASAHI PENTAX ME
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