活動データ
タイム
14:48
距離
25.2km
のぼり
2706m
くだり
2706m
活動詳細
すべて見る今年の夏は「ヘロヘロ山行」と称して長丁場の山登りをいくつか計画しています。6月第1週は大無間山~大根沢山を周回してきました。去年7月に大無間山にはいちど登っているのですが小雨降り眺望もありませんでした。にもかかわらず再度登ろうとしなかったのは、日の長い時期にこのルートで歩こうと密かに考えていたからです。1週間前にも20km以上歩いてえらくバテバテになっていましたが、特に昼の長い6月中に2本「ヘロヘロ」を歩いてしまいたいこともあり(実際はその後の天候不順で歩けていません…)、天気も問題ないということでヤマレコからusofuyuさんという方の軌跡をダウンロードし、頑張って登ってきました! [大根沢山・三方峰] 南アルプス深南部を歩いていると毎回のように見える山、というのがあります。例えば不動岳、黒法師岳、前黒法師岳、光岳、上河内岳、聖岳、黒沢山、池口岳、中ノ尾根山など。それらの中でも、①周りに山小屋がなく ②日帰りで登るのは難しい山…というのが大根沢山、信濃俣、合地山の3つではないでしょうか(4つ目に風イラズというのもいるけど、これは大無間山の属峰なので)。このうち、それでもいちばん難易度の低いのが大根沢山と思われます。今回のルートを日帰りで歩かれた方が何人もいらっしゃるということで「日の長い時期なら何とか自分でも」と去年のうちから時期を狙っていました。歩くとなれば眺めがよいというウワサの三方峰にも期待が高まります。 [ルート] 今年の「ヘロヘロ山行」は一応5つのコースを考えているのですが、いちばん難易度が高いと思っていたのがこのコース。総延長は約25km、累積標高差は3000mをオーバーしています。累積3000mオーバーは去年10月の青笹山~青薙山~無岳山周回以来2度め。 で、どうだったかというと予想通りキツいコースでした~。これ、自分としては「日帰りで計画してはいけないコース」と言って間違いないです。正直、途中から天気が悪くなって助かりました、写真を撮る枚数が減ったので…。前半と同じペースで写真を撮っていたら明るいうちに戻れなかったと思います。 [登山道] 明神橋~小無間山:ハシゴを登ってから小無間山の尾根に乗るまでのルートを間違えたので、この部分を語る資格ありません(笑)。でもたぶん正しいルートを歩いてもラクになるとはとても思えません。手を使わないと登れないような急坂です。稜線に乗ってから外山沢の頭まではそれほどでもありませんが、そこから先はところどころエライ急登があります。田代からの登りで崩壊地の先が急登なのと同じ。ただし、イヤラシイ倒木やガレている場所はないので、木をつかみながらよじ登っているといつの間にか高度が稼げていて、自分的にはキライな登りではありませんでした。 小無間山~大無間山:この区間だけは何人ものグループに抜かれたりすれ違ったりしました。基本的にはシラビソの原生林。ところどころ眺望があり、それほどのアップダウンもなく、楽しく歩ける素晴らしい稜線です。 大無間山~大根沢山:大無間山(2329m)と大根沢山(2240m)の間に2100m程度の三隅峰、三方峰、小根沢山のアップダウンがあり、大根沢山手前の鞍部は1850mまで標高を下げ、その後ほぼ400mの登りとなります。とんでもない急降下部分もあり、これが大無間山に登ったあとに来るので、体力的に無理をすると滑落の恐れもあります。逆に言うと、体力に余裕があればそれほどの危険箇所ではないです。 大根沢山~白樺荘:大根沢山から先は下るだけかと言うとこれがさにあらず。微妙なアップダウンが続き、最後の体力を削られます。広尾根の下りも数ヶ所あり、自分も2度ほど道を間違えました。ここにも急降下箇所があり、時間に余裕がなく暗くなったりすると危険かも知れません。 [眺望] 小無間山までの間で眺望があると言える箇所は鉄塔の下1ヶ所のみ。ここからは青薙山や上河内岳などが見えますが、百名山がひとつも見えません。次の展望ポイントは唐松谷の頭、ここからは大無間山と南側の眺望が広がっています。次は大無間山頂上直下で数箇所眺めのいい場所があります。このあたりが結局今回のルートでもいちばんの展望ポイントで、富士山や南アルプス主稜線、山伏などを見ることができます。 今回のルートならではの展望ポイントは何と言っても三方峰で、残念ながらアルプス主稜線はあまり見えませんが、寸又三山や深南部の山々を、ここならではの珍しいアングルで眺めることができます。特に朝日岳や不動岳を北側から近い位置で眺めることのできるレアなポイントです。大根沢山南側のガレからは大無間山など歩いてきた稜線の眺めが素晴らしかったです。大根沢山の先でもところどころにガレがありましたが、ガスが多くてせっかくの南ア主稜線を楽しむことはできませんでした。 [気温・服装] Garmin温度センサによるとスタート時の気温は12℃、小無間山11℃、大無間山19℃、三方峰21℃、大根沢山12℃、ゴール時17℃でした。大根沢山の登りでとんでもなく汗をかくなど終始暑かったですが、ペットボトルは4本で足りました(水2本、お茶、OS-1各1本)。服装はミレーのアミアミアンダーウェアにノースフェイスのTシャツ、CW-Xのタイツにマムートの3/4カーゴパンツ、ペンドルトンのウールシャツは最初の登りで脱いでから最後まで着ることはありませんでした。 [本日の山行まとめ] 去年からずっと回ってみたいと思っていたルートを遂に回ることができました。これ以上の行程の日帰りは自分にはムリ!と思っていて、歩いてみたら本当にムリめでした。結構日没ギリだったし、バイクでの帰り道はワインディングで右足が痙り、その後もヒザの調子が思わしくないです…。でも逆にこのルートを歩くまでにヒザを悪くしていたらこのルートは諦めざるを得なかったかも知れないワケで、そういう意味では歩けて本当にラッキーでした。 今回のルートの中で特筆すべきは、やはり中無間山~大無間山の間の原生林と、大無間山頂上直下の眺望です。大無間山は「ルートがタイヘンだ!」ということばかりクローズアップされているような気がしますが、ちゃんとタイヘンさに見合った素晴らしさを持った山だと思います。まぁ言い換えると大無間山より先については、三方峰の眺望や大根沢山頂上の静かな原生林など魅力はあるのだけど、苦労に見合っているかというと微妙のような気も。ただ、大無間山と違って誰とも出会わない静かなルートでした。後半は天気が悪くなってしまったし、バテバテでせっかくの原生林をイマイチ楽しむ余裕がなかったので、いつか白樺荘から大根沢山までピストンするのもいいかも…。単調な景色に飽きてしまうような気もするけど…。 [(初)静岡百山] 大根沢山(35) [ご参考] ヤマレコのusofuyuさんのレポ:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1477017.html 去年7月、大無間山初登頂は天候不順の中:https://yamap.co.jp/activity/1060144 ヘロヘロ1回目は4月、寸又峡~黒法師岳:https://yamap.co.jp/activity/1768747 ヘロヘロ2回目は5月、中ノ尾根山周回:https://yamap.co.jp/activity/1876656
活動の装備
- ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)スクエアロゴT
- スポルティバ(LA SPORTIVA)デルタ GTX
- マムート(MAMMUT)トランスポーター カーゴ 3/4
- コロンビア(Columbia)モントレイル エンデュロソールLP
- その他(Other)Pendleton Men's Guide Shirt
- その他(Other)YIEASY 充電式LEDヘッドランプ
- ニコン(Nikon)望遠ズームレンズAF-SDXNIKKOR55-200mmf/4-5.6GEDVRIIニコンDXフォーマット用AFSDXVR55-200G2
- ニコン(Nikon)標準ズームレンズAF-SDXNIKKOR18-55mmf/3.5-5.6GVRIIニコンDXフォーマット専用
- ニコン(Nikon)デジタル一眼レフカメラD7000ボディー
- ミレー(MILLET)ドライナミック メッシュ ショートスリーブ
- ワコール(Wacoal)CW-X レボリューション
- その他(Other)MAKAVELIC SIERRA SUPERIORITY BIND UP BACKPACK
- ガーミン(Garmin)ForeAthlete 230J
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